レインくんと気軽に話せるただ唯一の女友達になって、勉強教えてくれない？って教科書持って横に座ったら数秒の無言の後「参考書あるから俺の部屋来るか」って言われたい。たとえ寮だとしても男の人の部屋に行くなんてだらしないと思われるかなって一瞬考えたけど何かがどうこうなるわけないか、レインくんだもんなって後についてって部屋に入った瞬間「ガード緩すぎんだろ」って壁に腕をつけて至近距離から見下ろしてくるその顔に心臓ぎゅんってなりたい。壁とレインくんに挟まれながら『あの、ごめん、…今日は帰るから』って恥ずかしさと軽率さにうっすら涙を浮かべながら言えば「いや帰せねぇ」って頬を親指の腹で撫でられながら「嫌じゃねぇ

まっしゅくんだいぶ恋愛初心者で、むしろ好きって何？ってりあるに言ってのけちゃう系だと思うんですけどはじめてちゅーした時に(柔らか、)って一気に覚醒して好きスイッチ入るんよね。「ね、もっとこっち寄りなよ」「一緒にいるのに離れてる意味って何？」「寒い、寂しい」ってずっとくっつき虫な挙句「ちゅーしていい？」って返事聞く前にしてきて「遅いから我慢できなかった」ってフェーンってしながら言われるし、「ごめんフィンくん今日どっか泊まりに行っててくれない？」って今の今まで存在を忘れられていた同室者に図太く言ってのけて「ランスくんドットくん泊めて！！！」ってフィンくんが泣いて出ていくまでがワンセット。

差し入れやプレゼントはしてはいけないというのがファンの中では暗黙の了解だった。それでもめげずに渡そうと奮闘する子を見て、断られるその子を見て、ほっとすると同時にいいなと羨ましかった。行動を起こせる自信が自分にも欲しいと思っていた。ただ遠くから見つめるだけ。それだけで十分だったのに。「掃除だけ、物動かしたりは絶対しないように」家政婦として派遣された先の家には、不本意だという態度を全く隠さないさくささんがいた。「あと俺がいない時間でよろしく」そう言って渡されたメモには時間が書かれていて、言われた通りの時間に仕事をこなしていたのに。「…ご飯とか作れるの、アンタ」壁を壊してきたのは向こうからだった。

卒業と同時に付き合えることになったふたくちとはずっとふざけ合って過ごしてきた。今更ふたくちの名前なんて呼べないし、思い切って買った下着だって結局家に置いてきてしまった。卒業して一ヶ月ちょっと経って、初めて迎えるふたりでの連休に初めてのお泊まりだというのに。「お前こっち」道路を歩く時にさりげなく移動させられた位置も、「俺ん家こっち」スーパーで買い物した後に何も言わず荷物を持って繋がれる手も、「…目ェ閉じねぇの」頬にかかる髪を撫でるその動きも、なにひとつ知らないふたくちだった。『…置いてかないでよぉ』そう涙を流す様子に「引っ張ってけるよーに必死なんだっつの」気まずそうに視線を逸らすふたくちとの話。

リップ型のちょこに夢詰まりすぎてると思ってる女ですどうも。夜いきなり部屋に来たかっちゃにどうしたのって聞いても「別に」って言うだけでなんにも話してくれなくて、なのに機嫌悪そうに居座り続けるからどうしたらいいのって困ってれば「………ちょこ、」ってすっっっごいちっさい声で言われる。けどあげる予定もなかったし、受け取ってもらえる自信もなかったから無いよって返事したら「だろーと思った」ってポッケからリップ取り出してきて何事って身構えてたら唇にほんのり甘い何かが塗られて、それがなにか気づいた時にはもう唇は塞がれてて、「今はこれで勘弁してやる」って残りのチョコ噛み砕くみたいなのとか大好物ですよろしくどうぞ

煙草をかっちゃに奪い取られて掌の中で爆破されたい女なんですけど、元彼が吸ってたから吸い出したものが定着しちゃってやめれなくなってるのバレてるから火ぃ付けた瞬間に「臭い副流煙迷惑」ってどこからともなく現れて煙草取られて小さな爆破音鳴らされるから『まだ一口しか吸ってないんだけど』って文句言うたら「はっ、サヨナラー」って手を広げて炭になった煙草が風に乗って流れていくの、煙草に対してなのか元彼に対してなのかどっちにしろ嫉妬のような事をするその横顔が見たいからまだ禁煙する気にならないんだっていうなんだこれ(？)

＃819プラス ふたくち
理想に近づきたかったって話

＃819プラス ふたくち
付き合ってもまとわりつく友達をやめたって話

まっしゅ君に無自覚で守られてぇ。転けそうになってみたり、紙で指を切りそうになったり、自分では絶対避けれそうにない場面で「危ない」って守られたい。外での魔法実習的なやつの時に髪の毛が邪魔だからってひとつに結んでたら常に後ろに張り付いて項のところに手を当ててるからさすがに邪魔なんだけどなに？って聞いてみたら「なんだろう、守らなきゃ駄目な気がして」って首を傾げながら「でもこれ、僕が一番危ない奴になるかも」って無表情で呟かれたい。

酔っ払って帰ったら「迎えいくっつったのに」って玄関まで出てきてくれたえいちゃんにちょっと怒られたい。忘れちゃってたごめんって謝る気なんて全くない態度でえいちゃんを見上げたら「なぁ」って頬に手を添えて真剣な目で見下ろされて、「割としっかり怒ってるぜ、俺」っておでこくっつけてくるから激おこ？ってふざけて聞いてみたら「おう、げきおこ」なんて真似しながらそのまま吸い付くみたいなキスするのたまらん。反省する気なくなっちゃう。

＃hrakプラス 💥
ともだちじゃなくなったって話