今宵も風を当てながら黒髪に指を通す。水気が飛ぶごとに心も弾んだ。
今宵も風を当てながら黒髪に指を通す。水気が飛ぶごとに心も弾んだ。
「よく似合ってるね」
「どうせ七五三とか思っとるんだろう」
スタイルの良さを讃えていたのに、なぜか揶揄っていると受け取られていた。
「じゃあオレの千歳飴」
「そんな細いか」
褒められたみたいで照れた。
「よく似合ってるね」
「どうせ七五三とか思っとるんだろう」
スタイルの良さを讃えていたのに、なぜか揶揄っていると受け取られていた。
「じゃあオレの千歳飴」
「そんな細いか」
褒められたみたいで照れた。
豪華絢爛系衣装以外で柄が同じなのあんまりなさそうだったのでめっちゃ考えてしまいます😇
豪華絢爛系衣装以外で柄が同じなのあんまりなさそうだったのでめっちゃ考えてしまいます😇
「ちょっと足広げ過ぎ」
所作が大きく、裾がはだけてしまうのだ。注意をしても「細かいこと言うな」の一点張り。まるで取り合わない。これは少しお灸を据えた方がいいようだ。
「ちょっと足広げ過ぎ」
所作が大きく、裾がはだけてしまうのだ。注意をしても「細かいこと言うな」の一点張り。まるで取り合わない。これは少しお灸を据えた方がいいようだ。
「気に入ってたんじゃないの?」
破片を拾いながら話す声が優しくて、胸の中が温まる。
「大事なものはそれだけじゃないさ」
「お前に執着するものなんてあったんだ」
本気で驚かれたので、名前は教えない。
「気に入ってたんじゃないの?」
破片を拾いながら話す声が優しくて、胸の中が温まる。
「大事なものはそれだけじゃないさ」
「お前に執着するものなんてあったんだ」
本気で驚かれたので、名前は教えない。
「両端を咥えるやつ?」
訊きながらマスクをずらせば、乗り気と思ったのか嬉しそうに頷く。その姿が可愛くて、ゲームをすっ飛ばしてキスしたら怒られた。どうせ結果は同じなのにと抗議したら、折った長さを比較する方だった。
「両端を咥えるやつ?」
訊きながらマスクをずらせば、乗り気と思ったのか嬉しそうに頷く。その姿が可愛くて、ゲームをすっ飛ばしてキスしたら怒られた。どうせ結果は同じなのにと抗議したら、折った長さを比較する方だった。