きのつ
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成人済｜五夏｜二次創作短歌や川柳
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アウトプットがうまくいかない時期なので、歌集句集詩集を片っ端から読んでる。
November 28, 2024 at 3:07 PM
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師祖五夏短歌
『氵《さんずい》』
角砂糖タワー静かに崩れ落ち指に残った甘いざらつき 溶けきった砂糖を分ける術はなくコーヒーはしんしんと冷えゆく （剥ぎ取って欲しい手荒く何もかも）どれも言葉にできず降る雪 演の字の｜氵《さんずい》は川、隔たりは深くそのまま溺れてしまう どこまでも一匹と一匹のベタ　同じ水槽では生きられず 師祖五夏短歌 『氵《さんずい》』 きのつ@h0shikz
November 20, 2024 at 11:05 AM
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高専五＋夏川柳
『燦々』
木漏れ日の上だけ歩きコンビニへ 白線の内側はどっちだったっけ 半分こできないアイスだけ選ぶ 夏という概念じみたソーダ味 耐えきれず残り一口が落下して 蟻達の葬列をそっと跨ぎゆく 目が合って啓示のような蝉時雨 はじめて　と零せば青いシミになり 夕暮れに伸びる影を踏み合って 燦々と燦々と燦々と夜 五＋夏川柳『燦々』 きのつ@h0shikz
November 19, 2024 at 10:51 AM
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五＋夏　川柳
『スライド』
氷山をスプーンが穿ち開幕戦 赤　青　緑　どれも同じ味だけど シロップの青より青いものに触れ サングラス越しに弾ける流れ星 カーテンの奥で揺らめく光だと 窓際で眠るお前に柔いかげ 水撒きが浴びせ合いにスライドし サンダルが不規則な足音を生み 瞬きはシャッターを切るようにして 「夏だから」あまりに脆い免罪符 五＋夏　川柳『スライド』 きのつ@h0shikz
November 18, 2024 at 11:03 AM
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hrhn短歌
『加速度的に廻る惑星』
舞台袖でゆっくりすぎる瞬きをする相方の背に手を当てて 軽やかにサンパチマイクを調整し微笑む所作で調子を測る 澄みきった青と琥珀の瞳《め》に映る客席は初夏の光に満ちて 照明を浴びてふたりはどこまでも加速度的に廻る惑星 たくさんのキャッチコピーを書き出した紙に並んだ〝最強〟の文字 hrhn短歌『加速度的に廻る惑星』 きのつ@h0shikz
November 17, 2024 at 6:25 AM
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五夏短歌
『二個の心臓』
青春の象徴として濡れなくていい雨に濡れふたりで駆ける くだらない映画を観ようくだらないままで愛せるものだけ愛せ 肌寒い朝のひかりと綯い交ぜになるおはようの柔らかきこと 歯ブラシを咥えたたまでお互いに呼ぶ名はまろい母音の響き 愛だろう　細分化した感情を繋げばできる二個の心臓 五夏短歌『二個の心臓』 きのつ@h0shikz
November 17, 2024 at 4:42 AM
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個人的に気に入ってる短歌の再掲
November 16, 2024 at 2:31 PM
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これはXに載せた一次創作短歌なんですが、連作の題材に選ぶくらいには果物が好きです。
November 16, 2024 at 7:11 AM
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果物
November 16, 2024 at 7:08 AM
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定期的に読み返したくなる歌集たち。
November 15, 2024 at 10:49 AM
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五夏短歌
『同じ深淵』(師祖五夏)
因があり果があり今日も雨が降り泥濘に咲く花の艶めき 押されれば染みたインクが滲み出るようにかつての記憶がこぼれ 割れ物に触れる手つきで髪を結うゴムを解かれ夜暗が覆う ひらがなで呼びあうような関係を繋ぐ銀糸の心許なさ 手のひらが重なる様は祈りにも似て落ちるなら同じ深淵 五夏短歌 『同じ深淵』(師祖五夏) きのつ@h0shikz
November 15, 2024 at 1:06 AM
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さしす短歌
『底抜けに青』(離反後呪専硝)
バカだなと吐く声色が存外に憂いを帯びて紫煙が揺らぐ 不器用なひとりとひとり　どの道も同じ海へといずれは還る 下手くそな笑みを浮かべる級友にかける言葉がなく煙草の輪 立ち止まることはできずに医務室を照らす斜陽は正しさに満ち タラレバは全部無意味でオマエらも私もみんな底抜けに青 さしす短歌『底抜けに青』 (離反後呪専硝) きのつ@h0shik
November 13, 2024 at 11:08 AM
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五夏短歌
『また夏が来るよ』(離反後呪専五)
いつだってお前が先を歩いてたことに気付けば驟雨に打たれ 選ぶこと/選ばないこと いたずらにシオンを手折り花弁を毟る 最適な言葉がなにも見つからず空席にそっと触れる放課後 さみしいよ、漏れた言葉がじわじわと波紋のように広がり続け 過去形にできないままでまた夏が来るよひとりで決める善悪 五夏短歌『また夏が来るよ』 (離反後呪専五) きのつ@h0shikz
November 12, 2024 at 3:22 AM
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呪専五夏短歌
『境目』
かけがえのない存在ができるのは怖いことだと気付く夕暮れ 思春期の過ちとして許される範囲を探る曖昧な指 冗談、とごまかす暇も与えずに抱いた背中の熱と強張り 親友と親友以上の境目を飛び越すように唇に触れ この道の終着点が地獄でも俺(私)達なら大丈夫 呪専五夏短歌 『境目』 きのつ@h0shikz
November 2, 2024 at 1:18 PM
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師祖五夏短歌(五→←夏)
『揺るぎない決定事項／五独白』
灯台の明かりが消えて仄暗い波間を進む一艘の船 強さだけでは救えないものがあり日差しに透ける血管の赤 あの夏に焼き尽された善悪の影と向き合い教壇に立つ 軽薄な笑みを浮かべるその顔に成長痛がまたぶり返し 揺るぎない決定事項　幕を引くのが他でなく僕であること 師祖五夏短歌 『揺るぎない決定事項／五独白』 きのつ@h0shikz
November 2, 2024 at 7:20 AM
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五夏短歌
『予感あるいは願望／離反後祖夏独白』
陽光も炎も眩しく正しさの尺度は光の性質の差で 過去形になることばかり増えてゆき風を孕んだ袈裟が揺らめく 親友だった、の〝だった〟に含まれる苦味を何度も反芻する もう二度と辿り着けない海があり触れないからこそ燦《きらめ》いて 予感あるいは願望だろう　終焉を迎える瞳に映るのは青 五夏短歌 『予感あるいは願望／離反後祖夏独白』 きのつ@h0shikz
October 29, 2024 at 4:36 PM
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五夏短歌(再掲)
October 28, 2024 at 12:40 PM
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五夏短歌(再掲)
『southbound／✈️五→←夏』
October 28, 2024 at 11:16 AM
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五夏短歌(再掲)
『シロップの青／五→←夏』
October 28, 2024 at 11:08 AM