図書室で星の本を見つけた。
こういう果てしない物への関心と恐怖が僕にページをめくらせる。
パラパラ、パラパラ、パラパラと。
「僕らって、星に関しちゃ相当教養深いよね!」
紙が擦れる音が、星の爆発にかき消された。
いや、根地先輩だった。
驚き振り返った先、鼻先が触れあいそうな距離感に根地先輩がいて思わずのけぞる。拒絶に類する動きに根地先輩が「なによ!」と批難の声をあげて、僕は数歩下がりながら、すみませんと頭も下げた。
「星に関しちゃ詳しいけど、見た星の数は、案外乏しいかもね」
根地先輩が僕とは逆に顔を上げる。いや、天を仰ぐ。
図書室で星の本を見つけた。
こういう果てしない物への関心と恐怖が僕にページをめくらせる。
パラパラ、パラパラ、パラパラと。
「僕らって、星に関しちゃ相当教養深いよね!」
紙が擦れる音が、星の爆発にかき消された。
いや、根地先輩だった。
驚き振り返った先、鼻先が触れあいそうな距離感に根地先輩がいて思わずのけぞる。拒絶に類する動きに根地先輩が「なによ!」と批難の声をあげて、僕は数歩下がりながら、すみませんと頭も下げた。
「星に関しちゃ詳しいけど、見た星の数は、案外乏しいかもね」
根地先輩が僕とは逆に顔を上げる。いや、天を仰ぐ。
今日は大きな犬を見かけて嬉しかったのでは、
猫が近づいてきて少し驚いてしまったかも?
王様を演じながらライオンのことを考えているな、
アライグマを見て頭を空っぽにしてる?
バサバサと耳の奥、聞こえるはずのない羽音にフクロウを感じたのでは、
日々あまり触れない鳥だからこそ、想像に自由があるのだろうな、
今日はオナカが彼女を探しているだろう、
そんなことを色々考えることがありました。
今日は大きな犬を見かけて嬉しかったのでは、
猫が近づいてきて少し驚いてしまったかも?
王様を演じながらライオンのことを考えているな、
アライグマを見て頭を空っぽにしてる?
バサバサと耳の奥、聞こえるはずのない羽音にフクロウを感じたのでは、
日々あまり触れない鳥だからこそ、想像に自由があるのだろうな、
今日はオナカが彼女を探しているだろう、
そんなことを色々考えることがありました。
ハロウィンに何か描きたかったのですがどうにも厳しそうだったのでらくがき根地さんだけでも。
ハロウィンに何か描きたかったのですがどうにも厳しそうだったのでらくがき根地さんだけでも。