ちょる
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greatchoruru.bsky.social
ちょる
@greatchoruru.bsky.social
美術、建築、写真、文芸、映画、音楽(ジャズ、IDM、クラシック)が好きです。
身体がめちゃめちゃ硬く、辛い物が苦手。
私から見える世界を観察し、文章にしてログを取っています。
判断力とは、AとBどちらをえらぶとお得かを決める能力のことだけではなく、これは何だ?これは美しいのか?と吟味する人間の基本的な能力を指すこともある。ゼミでカントの『判断力批判』を読んだからこそ、より深く正しく理解できる言葉がある。人文学を学ぶ楽しさだと思う。
December 20, 2024 at 6:28 AM
社会の多産や少産は社会の変化であって、その変化の因果律に自民党や政治は関与していない。自民党や政治がやるべきだったことをやってこなかったのは確かにそんな気がするけど、その政治を選んだのもまた社会。
動物のなかでもヒトだけが、自らの社会を俯瞰して軌道を変えることができると信じているフシがあるけれど、動物的な感覚を前にしては、所詮政治は無力なのではないだろうかと思ってしまう。
December 20, 2024 at 6:15 AM
いっかいSFから離れて次は何を読もうか考えていたら、ふと『三体』と同じくコーマック・マッカーシー(『ブラッドメリディアン』)も積読してたなと思い出した。Kindle版が安くなってたので勢いで2冊買って、とりあえず『ザ・ロード』を読みはじめた。詩的でかっこいい文体だという印象は変わらず。
December 20, 2024 at 6:06 AM
いまの日本の移民への姿勢と、江戸末期の攘夷運動の姿勢、似ているのではと思った。近代化は日本人を賢くしてくれたと思っているかもしれないが、近代化は人の能力そのものは何も向上させていない。人は人。今も昔も、排外主義は危機的状況に顕れる。
December 18, 2024 at 5:04 AM
自分にとってはアメリカはかなり身近なので、アメリカに行ったこともない人が抱くアメリカ像がどんなものなのか、もはや想像もつかない。トランプをはじめアメリカとの外交に関する日本の世論を見てみると、別の世界をみているように感じる。
December 18, 2024 at 3:28 AM
明日から旅行。日本に帰る前の最後の長期旅行。楽しみ。
December 2, 2024 at 4:06 AM
小説を読むのが一番コスパが良い。おもしろくても文章を読むのは時間がかかる。時間をかけるしかないから、時間をかけることでしか体験ができない感動がある。読み終わる時の体験の強さが他の娯楽に比べて静かに大きい。
December 2, 2024 at 4:03 AM
「この協定には、多少の利点もあるのだ。それに、知性あるものは不可避の事象を憤ったりはしないものだ」  さあ、それはどうだろう──ジャンは苦い思いで考えた。すくなくとも人類には、その定理はとうてい受けいれられない。地球には、オーバーロードには理解できない、いわゆる論理を超越したものがあるのだ。
322p
November 27, 2024 at 3:43 PM
「もう一つだけ質問があります」彼はいった。「わたしたちは子供たちをどう扱ったらいいのでしょう?」 「できるあいだは彼らの存在を享受することです」とラシャヴェラクは静かにいった。「彼らがあなたがたのものであるのは、もうそう長いことではありませんからね」  どんな時代のどんな親たちにも与えられてきただろう助言だった。しかしいまそれは、前にはついぞ感じられなかった脅威と恐怖とを帯びた助言だった。

p276
November 27, 2024 at 4:13 AM
家族がいて、職があって、社費で大学院まで行かせてもらって。頭が良いわけでもなく、運がいいだけで、こんな経験をさせてもらって恵まれすぎている。
自然豊かで文化レベルが高く治安の良い大学街は夢のような場所で、東京の現実にはあまり戻りたくない。
November 26, 2024 at 3:32 AM
一つの社会を構成している人間たちについて、それぞれの個人としての行動を予言することはできない。しかし、個人という基本単位を多数寄せ集めてみると、そこにある種の法則が浮かびあがってくる。それはちょうど、はるか以前に生命保険会社によって発見されたものに似ていた。つまり、ある一定期間内にどの個人が死ぬかはわからないが、全体として何人ぐらいの人間が死ぬかはかなり正確に予想できるのだ。
オーウェル『幼年期の終わり』p225
November 26, 2024 at 1:35 AM
安倍さんが嫌いだった理由は多くなくて、
・憲法改正を避けて閣議決定で自衛隊の重要事項を決めようとしたこと。実務的な必要性もわかるが、立憲主義を軽く見ている。あと憲法改正への意欲を示す態度と辻褄が合わない。
・読む本に知性が感じられないこと。なんにも分かってないおじさんが読む本を無邪気に公表してて意味がわからん。高等教育を受けた形跡がない。国の宰相がこのレベルなんて恥ずかしい。

政治家でさえなければ好ましい人物だったんだろうなぁと思う。
November 18, 2024 at 5:10 AM
定年退職をした後の目標を思いついた。英語以外の外国語を学びに留学に行きたい。なんとなく中国語がいいな。もっと文化を知りたい。
November 17, 2024 at 3:25 AM
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』、あからさまに読者を刺しに来てるな、と感じるシーン/文章がちょこちょこある。良い。
November 12, 2024 at 1:48 AM
留学から10年が経ち、6年ぶりのサンフランシスコ。

Bi-Rite Creamaryのアイスとドローレスパーク
In-n-ontのバーガー
ツインピークスからの眺め
オーシャンビーチの夕陽

本当はもっとゆっくりしたかったけど、クラスメート3人とスタンプラリーのような強行軍だった。
March 5, 2024 at 10:42 PM
スタンフォードMcMurtry Center。設計はディラー・スコフィディオ+レンフロ。
学部時代にサンフランシスコに1年留学していたのに、スタンフォードは初めて訪れた。お金のかかり方が莫大。
March 5, 2024 at 10:40 PM
プログラムマネージャー(クラスの担当学事)が、ケンブリッジ院卒で仏像研究のために東北大学に留学もしていたイタリア人。奥さんは日本留学時代に出会った韓国人で、家庭で奥さんとはしばらく日本語で会話してたらしい。今もデトロイトの美大で日本美術の講義をしたりするらしい。

イタリア語、英語、日本語、韓国語、スペイン語が分かる。

さすがに日本語よりも英語の方が得意なので、基本的には英語で会話するけど、京都で大学生やってみたかったんよねぇ、分かるぅみたいな会話をしていると、おれは何人と話してるんだ?という気分になる。
March 5, 2024 at 10:37 PM
桜が見たいなぁ。去年も見れてない。桜の季節の散歩が一番良い。早稲田に住んでた時は神田川沿いや戸山公園の丘に散歩に行ってたなぁ。馬込に住んでた時は呑川沿いと本門寺。
March 5, 2024 at 4:41 AM
ビジネススクールはお金の稼ぎ方を勉強する場所というよりも、ビジネスを社会学、経済学、数理学、心理学、法学など様々な視点から分析した結果を教える場所。エンジニアリングのような実用的な学問ではなく、かなり教養的な学問。でも、なんか不思議と実学的なイメージがある。
February 21, 2024 at 5:29 AM
イヤイヤ期の娘、何度言っても危ないことやしてほしくないことをする。
"なんで"それをしてはいけないのかという理由がまだ理解できない様子。そういえば、理性は英語でreasonだったなぁ。理性がまだ未発達なんだなぁ。
そもそも理由(という概念)を"理解する"ための悟性的な能力も未発達。

生後1週間の息子はそもそも自我もなにもない。ただ生きている。
2歳の娘は、とても強い自我と自分の世界を持っている。そして"わたし"の外にある、ままならない客観的世界の存在を(まだ)理解できずに全力で抵抗し、ほぼ1時間毎にギャンギャン泣き喚いている。
エネルギーがすごい。。。
February 20, 2024 at 10:10 PM
今学期、ビジネスにおける企業や個人の社会的地位や名声を扱う授業を取っていた。最終授業のテーマは、「我々は、社会的地位や名声という構造的な地獄からは抜け出せないのか?」だった。(原文はAre we doomed to live in status hierarchies and obsess about our reputations?) 1/4
February 19, 2024 at 2:59 PM
教授の答えは、

地獄とは限らないが、確かに人間は地位的階層の中に生きることを運命付けられているだろう。
(doomedではなく"destined")。

しかし、その地位や名声を自分のためだけではなく、他者のために使うことができるはずだ。(obsessではなく"manage"に言い換えたい。)
というものだった。 2/4
February 19, 2024 at 2:59 PM
今後、好むと好まざるに拘らず、ヒエラルキーの上を目指して進めるところまで進むことを運命付けられている君たちに、アドバイスを3つ送りたい。"(Hopefully) find your love. Make friends. Build your network." 競争は残酷だから、これらは君たちの人生の助けになる。そしてヒエラルキーのトップに登り詰めたら、クソほど金を大学に寄付するように。以上!
と言って、YouTubeでこのソウルを爆音流して締め括った。
youtu.be/ofcgjeELS0M?...

3/4
February 19, 2024 at 2:57 PM
おもしろい授業だった。ケースもマッキンゼーやタイコの自惚れからの失敗、シャネルやBTSの成功、ユナイテッド航空を例に見る炎上への対処とか、幅広かった。過去の日本人が、日本の炎上と謝罪の事例を教授にシェアしてて、坊主にした峰岸みなみ、船場吉兆ささやき女将、野々村議員を知っていた。4/4
February 19, 2024 at 2:54 PM
子どもの名前はわたしから子どもへの祝福のしるし。古い人間が新しい人間を、人間の仲間として、同胞として、迎え入れるということ。

急に激しいことを言うけど、犬猫の名前を考えるのとは訳が違う。子どもにココアとかモカとかマロンとかキナコとか付けられんやろ。
(ヒューマニストなので)
February 19, 2024 at 3:56 AM