私も同じ気持ちです。このエピソードを見たとき、泣きそうになりました。もし自分が圭介の立場だったら、何を選ぶのでしょうか？前に進む意志があるかどうか、自信がありません。

ちなみに、私のプロフィール写真もこのシリーズに影響を受けています。一つの系にある三つの天体を表しています。

それでも、映画「インターステラー」や「アド・アストラ」、「デューン」などが好きな人には、この本を強くおすすめします。

結末はどうだったのか？
結末が気に入ったかどうかと言われると…複雑です。大好きとは言えませんが、大嫌いとも言えません。それは信じられるような内容でもあり、荒唐無稽でもある、そんな結末でした。

また、この物語は政治についても深く掘り下げています。人類が極限状況に置かれたとき、どのように統治されるのか。刘慈欣の考察は興味深く、時に不安を覚えるほどです。

さらに、この三部作は存在や生命、愛といった哲学的な問いを数多く投げかけてきます。特に愛に関しては、ハードSFの中でさりげなく描かれる愛の瞬間がとても感動的でした。読んでいて思わず涙が出そうになるほどです。

まず、科学的な要素が単なる装飾ではなく、物語の核心になっている点です。刘慈欣はコンピュータエンジニアでもあり、物語の科学的正確さに非常にこだわっています。彼は複雑な理論をエピソードやストーリーを通じて巧みに説明しており、抽象的なアイデアでも興味深く理解しやすいものにしています。

先ほど述べたように、「三体」のあらすじは一見シンプルです。それは異星人による地球侵略の話です。いや、正確には「異星人が侵略する前」の話です。三部作全体が、異星人が地球に到達する前の出来事を描いています。

この本が他のSF作品と異なる点は何か？なぜそんなに優れているのか？

「三体」について語ろう
（ネタバレ注意！）

この三部作は、フィクションがこんなにも面白いものだと気づかせてくれました。その出来事以来、私は再び読書を始め、今では読みたい本が10冊以上もリストにあります。

結果はと言うと…この本はとにかくすごいの一言！読み始めたら止まらなくなり、三部作をすべて読み終えました。それはまるで精神的な体験のようでした。最後にこんなに読書に夢中になったのは2019年頃、歴史書「サピエンス」を読んだときでした。しかし、今回はフィクション。

このシリーズに感銘を受けた私は、小説にも興味を持ちました。でも、そのときは3月で、すぐには読み始めませんでした。そして時は流れ9月に。なぜか突然このシリーズを思い出し、ついに小説を手に取ることにしました。数年ぶりの読書再開です。

さて、このシリーズがどうして私を再び読書に駆り立てたのかというと、この作品は刘慈欣（リウ・ツーシン）という中国の受賞歴のある作家が書いた同名の小説を原作とした実写化作品だからです。シリーズを見終わった後、X（旧Twitter）でこの作品についてのレビューをいくつか読みました。ある有名なインドネシアの科学系インフルエンサーが、この実写化作品について「原作小説の科学的な要素が99%削減されている」とコメントしていました。また、このシリーズがサイエンスフィクションからただのフィクションに変わってしまったとも語っていました。

簡単そうですよね？いや、違います！
この物語は、その表面的な内容以上に深いものがあります。このシリーズはぜひおすすめしたいです。

すべての始まりは、Netflixシリーズ「三体」でした。一見すると簡単な話のように思えます。人類が地球外生命体との接触を試みた結果、何かが応答し、「二度と呼びかけるな」と警告してきます。しかし、人類はその警告を無視し、再び呼びかけてしまいます。その結果、その「異星人」は「地球を侵略する」と宣言するのです。

正直、この気づきが少し怖い。これで終わりにできるのかな？もっと良い音の機材を見つけちゃったらどうしよう？これって終わりがあるのかな？消費主義の世界にハマっちゃってるのかも。

しかも、このCCA CRAは新しい製品じゃなくて、2022年に出たやつだから、Moondrop Space Travelよりも2年近く前のものなんだ。これってどういう意味なんだろう？自分が音に対して全然知識がないんだなって思い始めた。音の良し悪しって、もしかして慣れの問題なのかも。CCA CRAを体験してから、もう安いミニソーのイヤホンには戻れない気がする。