あとコトダマ空間　コトダマ空間のただの電脳世界じゃないところ好き
ストーカー=サンとナンシー=サンの見えている世界が違う中でのバトルも、ストーカー=サンがコトダマ空間認識能力に目覚めてからのバトルもどっちもいいよね

「ゲイシャ・フラッシュバック」

滋味のあって染みる短編でいい　おうどんみたいだ
灰色の生活の描写　ただ息をしている暮らしの描写がやたらうまい

イツコ=サンの「すごいものが見えたと思った、触れたと思った、なのに全部嘘で罠だった」という呟きに対するマスラダ=サンの「お前がそれを見て、お前がそう感じ取った。それなら、罠だの何だの、どうでもいい事だろ」という返答　突き放すでもなく過度に寄り添うでもなく、でもお前の見て感じたことを信じればいいと言ってくれること

これをハマって二本目で読めたのよかったな……

「ジ・インターナショナル・ハンザイ・コンスピラシー」

興味を持ったのが5月初めだったのでこれの#5からリアルタイムで追い始めた　ちょうどデス・アウェイツ・ピザタキに出てきたエラボレイト=サンがメインの話だったので嬉し～と思っていたらペイルシーガル=サンが激面白なりすましオークションをぶちかまし爆笑していたら乱戦であまりにしたたかで華麗なムーブをキメまくるので生き残ってほしい……！とずっとハラハラし続け、そしてあの最高の脱出劇で完全に堕ちた　ニンジャスレイヤーって……もしかしてムチャクチャに面白いのでは……！？になった

ここから毎週を楽しみに生きる体にされる

なんだろうな　人を完璧な善人として書くんじゃなくて、醜さも弱さも山ほどあるけれど、それでも善性や信念があるんだよ、みたいな　ニンジャスレイヤーでよく書かれるこれがすごく好きだな……と思う

ロードの正体は完全に予想外でした　でも今までの話を思い出すとアァー……！？(納得)になるからすごいなボンモーって
あと『感情が昂って人称が崩れる』という描写が好きなので最終盤パラゴン=サンにムチャクチャになった
N-File読んでウ、ウワーッ！！！になった　ふたりぼっちの物語なんだけど巻き込んどる範囲がデカすぎる

キョート・ヘル・オン・アース　序破急

ロードの正体知りてぇぜと思って読んだ　ニンジャスレイヤーってやっぱ世界一の文学では？

最初から最後まで全部全部全部面白い　このいかにも最終決戦！みたいな激アツストーリーにさらにヴァーティゴ=サンによる第四の壁のメタネタまで挟まってくるのがヤバすぎると思う　無敵すぎる
あとフジキド=サンとガンドー=サンが二手に別れるシーンが自分の人生でトップクラスの名文でしばらく言葉を失っていた
ニンジャスレイヤーってどこか人間賛歌的なところがあるよなと思っていたけれど、今回それを強く感じた　地獄みたいな状況の中で、それでも誰かに手を差し伸べられる人のいること

ゴッドハンド・ザ・スモトリ

相撲好きなので読んだ　ボンモーは落ちぶれた男が再起する話が好きなのかもしれない　自分も大好きです

少年とゴッドハンド=サンの少年漫画的ユウジョウもいいけどニンジャスレイヤーとの関わり方がまた味がある　二人で道場をホウキで清めて朝まで稽古をするシーン、コミカライズで見たい

ヨロシサン達が明らかに悪の組織だ！！！

まあゴッドハンド=サンが勝つだろうとは思っていたけど吹き飛ばし殺すると思わなかった　でもニンジャを一撃死させるモータル、これが伝説のヨコヅナなのだというパワーをビシバシと感じてすごくいい　明示されない結末も余韻がある

サヴァイヴァーズ・デスパレート・エクスペディション

何か(たぶんwiki)で知りディスカバリー=サン視点の手記が！？となって読んだ
書き言葉の一人称『私』なんだ……いいな……あとテンションが高いな……いいな……

祈る神はなくても知り合った人の死体を見たら悼むことができるディスカバリー=サンが好きだ　そしフロッグマン=サンの大将についての話、荒野の三忍を読むと染みるものがある　　ディスカバリー=サンの返答も　完璧な場所ではなくてもここにいようと思うこと

サヴァジョはこうやって色々なハプニングに見舞われながらもたくましく生き延びてきたんだなぁ　もっと手記読ませてくださいディスカバリー=サン

あとアーティスト気質かつ撮影倫理が旧世紀気味で自分が死にかけながらも知らない人をパシャパシャ撮ってるところもいい　マスラダくんにそれで一瞬威嚇されてたし

アッ楽しい　直感的に操作できる楽器だいすき