犯人（いじめ被害者）側の言い分としては、いじめを理由にして連鎖的に殺人が起こることを大々的に社会が取り上げれば法的にいじめを裁けるようになる！ということらしいが、その計画の最後の決め手を「事件の被害者（いじめ加害者）側で唯一生き残った人が犯人を復讐として自ら殺す」と相手側に委ねてしまってるのは流石に詰め手として甘すぎませんかね…？！になった（実際に失敗した。そりゃそうだよ…そんな胆力はないよ…見誤りすぎだよ…）

いじめ加害者が圧倒的に悪いのはそうなんだけど、でもいじめが起きるのって学校という小さな社会の中での軋轢ゆえであって、それを悪い奴が悪いから起きるんだ、と単純に属人化させるのはどうなんだと思った。
あといじめ被害者を復讐者にして人を殺させるまではともかく、その復讐計画の過程でいじめ加害者側の家族に新たないじめ被害者を産んでしまっている、というのを見せられるとその行いをあまり擁護できなくなってしまわないか？と思ってそれもうーん…だった

躍動感があって大変良いと思います