密かに穿たれた坑道から人質や逃げ遅れた職員、住民を救出されたことで地球軍の猛反撃を受けた火星軍は壊滅。月面の動乱は火星軍の期待に反して僅か10日で鎮圧された。

この時月面防衛隊にあって桐生吾朗二尉(当時)が獅子奮迅の働きを見せている。新造艦艇については建造の遅れが生じたが、建造リソースの集中と再分配によって、金剛型宇宙戦艦"キリシマ"が予定通り2170年の竣工を果たした。

また、この一件により宇宙での戦闘における陸戦部隊の重要性が再認識され、第二次内惑星戦争時に先立って"空間騎兵隊"が創立されることとなる。