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クラシックと本のアカウントです。一応、チェロも弾いている。
昨夜、「ドン・ジョヴァンニ」に関する講演会を聞いてきた。来年3月にhitaruで上演されるのだが、その関連事業の一つとして開催された。
ここでの白眉はオペラ・ブッファにおける配役の考えが示されたモーツァルトの手紙だった。省略して紹介すると
「一人はセリア役、もう一人はセリアとブッファの中間の役、でも第三の女役は全くの滑稽な役でいいのです」
 とあってこれはまるまる「コジ」ではないか。他の3つの主要歌劇もこのとおりだ。モーツァルトはダ・ポンテとかの台本作者にこれを伝えていたのだろうな。女声重視だったこともわかる。
December 14, 2024 at 1:36 PM
超久しぶりにモーツァルトのオペラを聞いた。去年は「フィガロ」にハマったが今回は「ドン・ジョヴァンニ」を。いろいろと良い録音があるのだろうけど、手持ちの一つはマゼール盤で歌手がすごい。テ・カナワ、ベルガンサ、ライモンディとファン・ダムで実際歌唱もすばらしい。しかし、ドンナ・アンナ役のモーザーは周りが良いだけに余計がっかりが際立つ。
December 10, 2024 at 4:02 PM
相変わらずR・シュトラウスです。オペラのハイライトというのだろうか、今日もそういうアルバムを2つ聞いた。リーザ・デル・カーザとルネ・フレミングが歌っているもの。「ばらの騎士」「アラベラ」「カプリッチョ」が並ぶ。
December 8, 2024 at 3:01 PM
今日も札響定期を聞いた。グランディさんのマーラーは対向配置で、コントラバスが下手に、ホルン、ハープは上手といつもと反対の位置にいた。1番とはいえ、舞台は楽団員で埋め尽くされ壮観だった。今日の演奏は格段に精度を上げてきて安心して聞いていられたが、それにしてもエネルギッシュで生々しい演奏だった。最後のホルン立奏にはトランペットとトロンボーンも各々一人加わって、いやがうえにも壮大な終結になった。マーラーの指揮ぶりは「どぎつい」と評されていたと聞くが、良い意味で今日の演奏にも当てはまるように思った。新首席指揮者がこれからどんな演奏を繰り広げるのか大いに期待している。
December 1, 2024 at 2:46 PM
札響定期を聞いてきた。新シーズンに首席指揮者に就任するグランディさんが登場。最初はニルス・メンケマイヤーさんを迎えてヒンデミットの「白鳥を焼く男」だが、ヴィオラ協奏曲だ。初めて聞いたが、良い曲だし演奏も良かった。もっと演奏されて然るべき曲だと思った。アンコールはバッハの無伴奏チェロから1番のサラバンド。
後半はマーラーの1番だが、グランディさんの個性がわかる演奏だった。木管をよく鳴らすところがあってマーラーの曲に音響的な関心が強いのかと思った。それとクライマックスの作り方。猛然と加速して一気に登りつめるところがあり、爆発的なエネルギーがある。とにかくオケが良く鳴るので聞いていて楽しい。
November 30, 2024 at 2:29 PM
ジュスティーヌ・トリエ監督「落下の解剖学」を見た。面白かった。サスペンス、法廷劇としてよくできている。事件に関わる夫婦喧嘩のところはクライマックスなのだと思うが、迫力あった。真相について別の解釈もできるだろうけど、裁判の結論どおりでいいのではないか。アマプラ会員無料なのが申し訳ないなと思うくらいの出来だ。
November 27, 2024 at 4:23 PM
「ばらの騎士」第1幕を聞いた。2年前から「サロメ」にどっぷり漬かってしまっていて(現在完了進行形)このオペラから遠ざかっていたのだが、この冷却期間が良かったのか今日はあらためてこの作品の魅力に惑わされてしまった。そして今更だが、台本がよくできていると感心した。聞いたのはクライバー(父)盤を。
November 23, 2024 at 4:08 PM
今日はイブラギモヴァさんとティベルギアンさんのデュオリサイタルを聞いてきた。この演奏会は二人の果たし合いだった。冒頭や休符の後の入りなんか睨み合って入るのがしばしばで、その時は殺気を感じるほどだった。この切合で一番凄かったのはプーランクで、絶望、怒りが強烈に表現されて圧倒されてしまった。ピアノは遠慮なくガンガン鳴らし、ヴァイオリンも全身を使って弾きまくる。プーランクがこんな曲を書いていたとは。今日の演奏会はこの曲に尽きるといってもいいくらいだった。
それとアクシデントが。シューマンが始まって主部に入った時点でピアノが止まった。タブレットの不具合が原因で、幸いすぐに復旧して最初から弾き直した。
November 17, 2024 at 2:03 PM
札響名曲シリーズを聞いてきた。今回は川瀬さんの指揮でレスピーギ三部作が演奏された。
「祭り」の最初「チェルチェンス」は内容からいって軋むような不協和音で彩られる曲だが、次の「五十年祭」に入ってもその軋みが消えない。そんな曲でないのになと不思議に思ったが、最後になって開放されたような感動に包まれる。そうか、最初は巡礼の苦労を表していたんだと納得した。録音だとそんな軋みを感じ取ることができていなかったのだが、川瀬さんは本当に良くオケを鳴らしてフルオーケストラの魅力を満喫したけど、こういうところでもしっかり表現するところはすばらしいと思った。
November 9, 2024 at 1:18 PM
クライバー盤で「トリスタン」第3幕を聞いた。以前はこの幕がよくわからず我慢して聞いていたものだ。でも、だんだん2人の悲恋の影に隠れたトリスタンの心情が露わになるこの幕も重要だなと納得できるようになった。
November 5, 2024 at 3:01 PM
札響の新シーズンが発表になった。下野さんがマーラー6番をやる、やってほしいと思っていたが、「ハルモニーレーレ」と予想が外れた。新首席指揮者のグランディさんがマーラーをやるので遠慮したのかなと推察した。もっともアダムズで不満はない、というか聞いてみたかった曲なので大歓迎なのだが。グランディさんは定期に3回登場でR・シュトラウスもやるので大いに期待している。
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November 1, 2024 at 4:12 PM
今日(昨日)はカルテットを聞く。
 モーツァルト:19番 ハーゲン
 ツェムリンスキー:3番 ラサール
 シェーンベルク:1番  ラサール
ツェムリンスキーはいい曲だった。とりわけ第2楽章!シェーンベルクは今まで?で終わっていたが、今回は少し見えてきたような。ラサールが共に共感を込めて演奏していたように思えた。
October 26, 2024 at 4:00 PM
イクラの醤油漬けを作って食べた。私には珍しく上手にできて、お金をいただけるのではないかというレベルだった。
October 24, 2024 at 11:25 AM
先日の札響定期はブルックナーの第9と「テ・デウム」という重量級プログラムで上岡さんの指揮でブルックナーを2日連続で味わい尽くした。定期の前に参考までというつもりで聞いた「テ・デウム」があまりにもすばらしく、第9も含めてすっかりハマってしまって何回も聞いての定期だった。さすがに今はあっさり系しか受付けないのでピアノを絡めた室内楽を聞いている。
 1.ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ルービンシュタイン他
 2.シューマン:ピアノ四重奏曲 グールド、ジュリアードSQ
 3.フォーレ:ピアノ五重奏曲第2番 ユボー、ヴィア・ノヴァQ
とりわけブラームスの旋律の美しさ、グールドのピアノよ。
October 23, 2024 at 8:13 AM
札響の今月の定期は上岡さんを迎えてブルックナーの9番と「テ・デウム」なのだが、9番ではオケがいつもの2割増の音量、かつ分厚い響きを聞かせてブルックナーサウンドを堪能した。1楽章と3楽章の不協和音で響く、作曲家の絶望、戦慄を感じさせるところはもう表現主義的といっていいくらいの激しさで迫り、こちらが気圧された。上岡さんはこういうブルックナーをやる人なんだ。実は初めて聞く人だった。
October 19, 2024 at 2:46 PM
昨日Kitara専属オルガニスト、ファニー・クソーさんのデビューリサイタルを聞いてきた。バッハにちなむ選曲でなかなか考えたプログラム。最後の「パッサカリアとフーガ」ハ短調が明快な演奏ですっかりこの曲が好きになり、今日は手持ちのアランの演奏でバッハの曲を振り返った。なお、「わが身を神に委ねたり」BWV707はバッハの曲でなかった。
October 13, 2024 at 9:06 AM
モンテーニュの「エセー」を読んでいるのだが、第22章の「習慣について」はそれまでと違って読みづらい文章になっている。ここでは宗教改革のことに触れていて、なんとなく改革派に批判的な感じだ。本人は前のところで宗教はペテンだといいのけていたのだが。セルバンテスやシェークスピアと同時代の人だが、宗教改革の時代の人でもあったことに気づいた。
October 11, 2024 at 11:43 AM
今日は弦楽五重奏曲を聞いた。
 モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 ブダペストSQ
 ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調 ファイン・アーツQ
モーツァルトの作品は単に短調というだけでなくけっこう規模も大きいのではないか。ブルックナーはこの編成でもやはりブルックナーだなと思った。この曲のほうが先だけど、7番のエコーが聞こえるような気がした。
October 9, 2024 at 3:52 PM
今日はこの2曲を最初と最後に。
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番 ハーゲンSQ
 ブラームス:弦楽五重奏曲第2番   ルートヴィヒSQ
October 7, 2024 at 2:19 PM
ルーベンスタイン「中世の覚醒」を読んだ。ポピュラー・サイエンスが好きで素粒子の本を読んでいた時に著者がアリストテレスをボロクソに言っていて「重いものは軽いものより速く落下する」と言っていた紹介していた。なるほどアリストテレスはダメだなと思ったものだった。しかし、この本を読むとアリストテレス哲学のヨーロッパ中世への影響は甚大なものがあり、今に至るまでの礎になっていることがわかる。アリストテレスから全ては始まったのだ。
October 6, 2024 at 12:13 PM
カルテット・ブーム再来の予感。
今日はモーツァルトのハイドン・セットから16番変ホ長調とシェーンベルクの第4番を聞いた。
モーツァルトはハーゲンSQだが、この演奏で十分と思うほど惚れ込んでいる。最近はハイドンが多めだったけど、こうして聞くとモーツァルトを疎かにしてはいけないと反省する。
シェーンベルクはメモリアル・イヤーだが、なぜかカルテットは殆ど聞かなかったので本腰を入れる。手持ちはラサールSQだけ。
October 2, 2024 at 10:46 AM
今日はパッパーノ指揮するロンドン交響楽団を聞いてきた。札幌公演は来日公演の最終日だったようだ。そうなると同じプログラムを何回も演奏するし疲れも出てきてとなるか、最後だ打ち上げ花火だとなるのかどっちだろうと思いながら足を運んだ。前半はユジャ・ワンとのラフマニノフ第1協奏曲だがどうもソリストはご機嫌がよくなかったようだ。だが、指揮者とオケは違った。このときから気合が入っていたし、マーラーの1番ではパッパーノが時に指揮台に思いっきり踏み込んでバーンと音を立てるくらい力が入っていて、オケも十全に応えていてものすごい名演になった。結果はすごい打ち上げ花火だった。当地では珍しく一般参賀ありの興奮だった。
September 29, 2024 at 1:29 PM
ハスキンズ「12世紀のルネサンス」を読んだ。当時は譲ってもらえないなら本は筆写するしかなかった(今はいい時代だ)。これが大変な労力を要するらしく、若い時に(タダで使えた)修道士が1冊筆写し終えたら神に感謝の祈りを捧げたと読んで半ばそういう生活に憧れたこともあった。
しかし、この本を読むとその祈りの文の後に
 「また書き写してよい酒が飲めますように
 ふとったガチョウが与えられますように
 美しい乙女をたまわりますように」
と書いた輩もいたと紹介していた。
(修道士では足りなくなり雇いの写本屋が出現したとか)
September 25, 2024 at 3:02 PM
先日の尾高さんと札響のすばらしいワーグナーを聞いて以来どういうわけかオケやオペラを聞く気にならず、グールドを聞いている。それもヒンデミットとかシェーンベルクを。こういう時もあっていいなと思っている。
September 21, 2024 at 3:01 PM
オルフの「カルミナ・ブラーナ」はあまり好きな曲ではなかった。でも、ハスキンズ「12世紀のルネサンス」を読んでいたら「カルミナ・ブラーナ」のことを書いていて、なるほどこういう背景があるのかと知り、さっそく聞いた。2009年6月の高関さん指揮の札響定期のライブ録音。現金なものでこうして聞くと悪くない。ただ、すばらしい演奏なのにこの演奏会は聞いていない😭
September 19, 2024 at 3:50 PM