「だからそれ豊前くんのじゃないんだって」
「はは、んなわけねーだろ。大好きって書いてんのに」
「ちが、」
「あー、裏の事言ってんだな?しょーがねぇな、ほら」
やっと返してはくれたが目が怖い。
「“俺”のことが一番大好きなんだよな?」
「は、い……」
「またみゅーじかる観に行きたいだろ?」
「……はい」
「言葉には気をつけねーと。なぁ、主?」
「だからそれ豊前くんのじゃないんだって」
「はは、んなわけねーだろ。大好きって書いてんのに」
「ちが、」
「あー、裏の事言ってんだな?しょーがねぇな、ほら」
やっと返してはくれたが目が怖い。
「“俺”のことが一番大好きなんだよな?」
「は、い……」
「またみゅーじかる観に行きたいだろ?」
「……はい」
「言葉には気をつけねーと。なぁ、主?」
「まだ半分あるし」
「あと5分しかねーぞ」
「ちょっと!焦らせないでって」
「急げば見つかるかもしんねーぞ?がんばれって」
無情にも時間は過ぎ効果時間は切れてしまった。セーブをしながら恐る恐る後ろを向くと、待ってましたと言わんばかりの口付けがされる。
「残念だったな?」
「……もっかいやれば出るかもしれないし」
「んなの認めねーよ。ほら、布団行くぞ」
それともここでしちまうか?と言う彼を押しのけながら、ついに電源を落としたのだった。
「まだ半分あるし」
「あと5分しかねーぞ」
「ちょっと!焦らせないでって」
「急げば見つかるかもしんねーぞ?がんばれって」
無情にも時間は過ぎ効果時間は切れてしまった。セーブをしながら恐る恐る後ろを向くと、待ってましたと言わんばかりの口付けがされる。
「残念だったな?」
「……もっかいやれば出るかもしれないし」
「んなの認めねーよ。ほら、布団行くぞ」
それともここでしちまうか?と言う彼を押しのけながら、ついに電源を落としたのだった。
アクシデントを起こした犯人は言わずとも分かる。この様子では危害を加える可能性すらあるだろう。髪を整え終え戻り、それとなく友人と立ち位置を交換してその場を凌いだ。
「そ、そんな怒らなくても……名前も知らない人だし」
「そういう問題じゃねぇよ。あんたの隣に男が立ってるだけで腸が煮えくり返りそうになんだよ」
「だからって」
「これでも我慢してる方なんだぜ」
アクシデントを起こした犯人は言わずとも分かる。この様子では危害を加える可能性すらあるだろう。髪を整え終え戻り、それとなく友人と立ち位置を交換してその場を凌いだ。
「そ、そんな怒らなくても……名前も知らない人だし」
「そういう問題じゃねぇよ。あんたの隣に男が立ってるだけで腸が煮えくり返りそうになんだよ」
「だからって」
「これでも我慢してる方なんだぜ」