雅楪狐の物語-5
幼女は部屋の片隅にうずくまり何か思いをめぐらせてるいるようだ。
男「今日は疲れただろう。色々心配かもしれないが、明日また来るから安心するといい」
男は優しい口調で幼女に話しかけると、幼女も安心したのかそのまま深い眠りについた。

男「よく寝てるなっ いい拾い物したぜっ！！」
男はほくそ笑みながらその場をあとにした。

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雅楪狐の物語-4

男「お嬢ちゃん またせたね。許可もいただいたのでこれからお嬢ちゃんが過ごす所へ案内しよう」
幼女は少し安心したような表情でコクリとうなずいた。
道すがら男は語りだした
男「主様もお嬢ちゃんのことを心配していたよ。『不安だと思うけど自分の家だと思ってゆっくりすごすといい』とおっしゃっていた。本当にすばらしいお方だ」
幼女「・・ぅっううっ・・」（何か思い出せそうな気が‥
男「さあ　ついた」
幼女「！？」
男「ココが今日からお嬢ちゃんがすごすとこだ。今日はとりあえずゆっくりやすむといい」

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雅楪狐の物語-3

男「あまり無理はしないほうがいい。とっ！雨が降ってきたようだな。
　　ここではなんだ・・屋敷まで案内しようと思うがついてくるかい？」
幼女はだまって首を縦にふった。男の後をそっとついていくと大きなお屋敷にたどり着いた

男「主様に話してくるからお嬢ちゃんはここで待っていて」
そういうと男は屋敷の奥へと消えていった

男「使えそうな子を拾ってきました。しかも・・ｺｿｺｿｺｿ・・・」
主「ほぉ～しかも記憶がないのか それはいい。あの古寺を住処にするといい。
　しばらくは優しく接して恩をうっておくようになっ！」
男「御意！」
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雅楪狐の物語-2

男（むむっ あれはもしや・・ ふむ しかも子供か 使えそうだ ﾆﾔﾘ

幼女「！？おっおじさん 誰？？」
男（おじっ！ まぁいい「こほん お嬢ちゃん こんなとこでどうしたんだい？」
幼女「えっとね・・気付いたらここにいて・・」
といいながら幼女は何かを思い出すように頭に手をやると
幼女「いたっ！」
男「頭が痛いのかい？どこかでぶつけて記憶が混濁しているのかもしれないな」
幼女「これからどうすればいいのじゃ・・」
男「ここは寒いだろう？私の主様に言えば助けてくださるでしょう」
幼女「！？ 助け・て・・くれる・・？ 何か思い出せそうな・・」
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