えっきしが雑多ゴミカスで創作を遡るのに支障があるからココは創作関連だーけ。絵も出す
#漸メモ
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「まずはここね、セメレ!」アネットが通路の奥に向かって叫ぶと、程なくして『クアア!』と鳴き声を発しながら、一体のプティ・スヴァール(駈嘴龍)が現れた。
「まずはここね、セメレ!」アネットが通路の奥に向かって叫ぶと、程なくして『クアア!』と鳴き声を発しながら、一体のプティ・スヴァール(駈嘴龍)が現れた。
既に山嶺の出店立ち並ぶ広場から、石のアーチをくぐり、洞窟内部へ入っている。○の指差す先に、さまざまな顔料で彩られた看板と柵が目に入った。
「……○!? やだ、久しぶり! 会いたかったわ!!」「久しぶり、アネット。元気そうで何よりだよ」
「元気も元気! ……あら?そちらは?彼氏?」「かっ……」「違う違う。私の彼氏はイベール。こちらは弟子の☆。この子の龍を探しにきたの」「まあ〜……弟子?! ちょっとあなた、一大事じゃ無い!」
既に山嶺の出店立ち並ぶ広場から、石のアーチをくぐり、洞窟内部へ入っている。○の指差す先に、さまざまな顔料で彩られた看板と柵が目に入った。
「……○!? やだ、久しぶり! 会いたかったわ!!」「久しぶり、アネット。元気そうで何よりだよ」
「元気も元気! ……あら?そちらは?彼氏?」「かっ……」「違う違う。私の彼氏はイベール。こちらは弟子の☆。この子の龍を探しにきたの」「まあ〜……弟子?! ちょっとあなた、一大事じゃ無い!」
気のいい店主に会釈して、☆は師匠の颯爽とした足取りを追った。虹翅龍。飛翔能力の高い中型の竜で、虹の光沢を持つ、薄く頑丈な翅鱗が特徴の、希少な龍だ。彼らの抜け落ちた鱗や爪、牙は装飾品から兵装まで何にでも使えるので、高値で取引されることもある。「なあ、○」「どうした?」「ここにあんたの知り合いはどれくらいいる?」
突然そんなことを聞かれた○は、ふは、と笑いをこぼしてから不敵に『たくさん』と言い放った。
「さっきサテルがあげた四つの繁殖事業者はみんな知ってるよ。他にも、あっちのオーディナリー・レッド専門のとこも、そこの雑貨店の店主も知己だ」
気のいい店主に会釈して、☆は師匠の颯爽とした足取りを追った。虹翅龍。飛翔能力の高い中型の竜で、虹の光沢を持つ、薄く頑丈な翅鱗が特徴の、希少な龍だ。彼らの抜け落ちた鱗や爪、牙は装飾品から兵装まで何にでも使えるので、高値で取引されることもある。「なあ、○」「どうした?」「ここにあんたの知り合いはどれくらいいる?」
突然そんなことを聞かれた○は、ふは、と笑いをこぼしてから不敵に『たくさん』と言い放った。
「さっきサテルがあげた四つの繁殖事業者はみんな知ってるよ。他にも、あっちのオーディナリー・レッド専門のとこも、そこの雑貨店の店主も知己だ」
「二ヶ月か。虹翅龍は成長が早いから、もう飛ぶ頃かな」
「発育のいいやつはもう飛んでるぜ。確か、アネット、メイズ、ヴァーミー、ロイのところに卸したはずだ。俺もロイのところで見たがよ、幼体でも翅の綺麗なこと!」
「そうだろうね。虹翅龍か、ありがとう。情報代取っといてくれ」
「毎度〜、他はまあ例年通りってとこかな?けどネストは広い。俺の知らねえところでやべえ龍が取引されてるかもだから、ゆっくり見てけよ!」「もちろんそのつもりさ。じゃあまたね、サテル。行こう、☆。虹翅龍だって」
「二ヶ月か。虹翅龍は成長が早いから、もう飛ぶ頃かな」
「発育のいいやつはもう飛んでるぜ。確か、アネット、メイズ、ヴァーミー、ロイのところに卸したはずだ。俺もロイのところで見たがよ、幼体でも翅の綺麗なこと!」
「そうだろうね。虹翅龍か、ありがとう。情報代取っといてくれ」
「毎度〜、他はまあ例年通りってとこかな?けどネストは広い。俺の知らねえところでやべえ龍が取引されてるかもだから、ゆっくり見てけよ!」「もちろんそのつもりさ。じゃあまたね、サテル。行こう、☆。虹翅龍だって」
「ところで、サテル。このところいい龍は入ってるかい? できれば飛龍がいいが」
「よくぞ聞いてくれた。今年の頭にポマーの龍狩隊が虹翅龍の巣を見つけたってんだ。それも一つじゃない。谷にいくつも卵のある巣があったんだとよ」
「へえ」
「ところで、サテル。このところいい龍は入ってるかい? できれば飛龍がいいが」
「よくぞ聞いてくれた。今年の頭にポマーの龍狩隊が虹翅龍の巣を見つけたってんだ。それも一つじゃない。谷にいくつも卵のある巣があったんだとよ」
「へえ」
「虐めてるのは私じゃなくてイベールだよ」「ハ!違いねえ!」
「虐めてるのは私じゃなくてイベールだよ」「ハ!違いねえ!」
※
「尻が痛い……」「砂上都市は馬車を使わないもんな」
ところ変わって、ドラゴンネスト。馬車から降りた☆が尻をさするのを、○はやっぱりカラカラ笑いながら見ていた。ドラゴンネストは山の麓から岩肌をくり抜き、洞窟の中にまで広がる巨大な龍市場だ。奥へ行けば行くほど大型だったり扱いが難しかったり、希少だったりする龍を揃えている。
「さあ。見て回ろう。飛龍の、若親あたりを選ぶといいが、まあ最悪君が一番惹かれた子でもいい」「若親って?」
※
「尻が痛い……」「砂上都市は馬車を使わないもんな」
ところ変わって、ドラゴンネスト。馬車から降りた☆が尻をさするのを、○はやっぱりカラカラ笑いながら見ていた。ドラゴンネストは山の麓から岩肌をくり抜き、洞窟の中にまで広がる巨大な龍市場だ。奥へ行けば行くほど大型だったり扱いが難しかったり、希少だったりする龍を揃えている。
「さあ。見て回ろう。飛龍の、若親あたりを選ぶといいが、まあ最悪君が一番惹かれた子でもいい」「若親って?」
バトル・ファング(戦牙龍)も捨てがたい。一対のまっすぐなツノと、サーベルみたいに突き出した牙はドラゴン好きの心を揺さぶる。気性の荒い龍で、もっぱら地上騎龍隊にいる。属性持ちの亜種までいるからたまらない。
バトル・ファング(戦牙龍)も捨てがたい。一対のまっすぐなツノと、サーベルみたいに突き出した牙はドラゴン好きの心を揺さぶる。気性の荒い龍で、もっぱら地上騎龍隊にいる。属性持ちの亜種までいるからたまらない。
☆は客室籠の小さくガラスの分厚い窓から外を見た。洋上都市で人間としての身支度と休息を済ませ、穏やかな空域を北東へ飛ぶ。
目的地は畜産都市に程近い、ドラゴンネストと呼ばれる龍市場だ。まず畜産都市に降り、さまざまな日用品や消耗品を補充してから、山の麓にあるそこまで向かう。そして、騎乗龍を選んだら、本格的に修行が始まる。
☆は客室籠の小さくガラスの分厚い窓から外を見た。洋上都市で人間としての身支度と休息を済ませ、穏やかな空域を北東へ飛ぶ。
目的地は畜産都市に程近い、ドラゴンネストと呼ばれる龍市場だ。まず畜産都市に降り、さまざまな日用品や消耗品を補充してから、山の麓にあるそこまで向かう。そして、騎乗龍を選んだら、本格的に修行が始まる。
ルミのことは唯一心を許している親友であり、なんだかんだ言いながらもわがままを聞いてやるくらいには好き。
本当はあのまま死んでしまうつもりだったのに生き残って、因果なものだなーとか思っていた。得意だった科目は地理、化学。
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男 標がすき。人懐こいコミュ強だがこれは努力の賜物。努力型の秀才。天性の才能タイプの兄がおり、家では無意識意識に関わらず常に比較されて来た。好きなのは陣魔術だが、才能の適性はスペル魔術。兄貴のことは苦手。兄貴の相棒についてはシンプルに嫌い。家族に関しては、ああいうもんだと割り切っている。標が好き。標の兄は苦手。
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・田附……男。野球部の有力選手だったが故障で挫折。グレた。岼野のマブ。死ぬ
・中村……女。同僚でもある。サバサバしている。
・花川……女。園芸部の同級生。多分いじめられっ子。
・本井……女、園芸部の後輩。おっとりさん。死ぬ。
・藤野……女。岼野に惚れている。花川の友達。友達?
りゃくして現科魔(?!)、まほかが
この世界にはガリレイ・ベース(現代でいうところの科学)とネフル・ベース(現代でいうところの魔術/魔法)二つのエネルギーパターン(?)がある。理屈と空想に分けられる。
ネフル・ベースではさらに人類が習得しうるものを魔術、
人以外が使うものを魔法と呼び分ける。原則。当然例外もある。そういうの好きだから。
科学は科学。一般的な物理法則とかそういうやつ。
#漸メモ
一般的にグレート・バランガ種は大型の帆船さえ掴んで容易く飛ぶほどの巨体で知性も高いが、それに比例するように獰猛で警戒心も強く、到底ヒトが手懐けられるようなものではなかった。故にそのような龍は伝説種と呼ばれ、そんなものたちはどの種も一度怒らせれば天災もかくやの被害を巻き起こすものだから、ヒトは彼らを無理に従えようとせず、生活圏に近づかぬよう文明を広げた。伝説種を共とし空を旅する、などは夜子供を寝かしつける時に語る枕元の物語の中だけのものだった。……ほんの数年前までは。