MXTX好き。江澄モンペ。曦澄好き。
最近ブルロ、玲王に狂ってる。ngro最高。
無言フォローすみません。推しを摂取させてください!
多分この澄耳真っ赤。
多分この澄耳真っ赤。
澄の意外な答えに驚きつつも、流石だね、私は今気づいたところだよ、と曦は笑った。
澄の意外な答えに驚きつつも、流石だね、私は今気づいたところだよ、と曦は笑った。
そっと扉を開ければ、いつもの眉間にシワを寄せた顔。
「随分と過酷な修行をされているようだが、些かやりすぎではないか?」
酷い顔をしていたのだろう。その目には心配する様子が見える。
よろけた拍子に体を支えられ、久々に人の体温と蓮と水の匂いを感じ、ああこの人だと思った。
「貴方が…産まれてきてくれて…本当に良かった…ありがとう…」
涙を一筋こぼしながら囁く曦。
「貴方を…愛してる」
自分の口からするりと出た言葉に、自分でも驚きながら、あの時の気持ちはこれだったのかと気付く曦。
そっと扉を開ければ、いつもの眉間にシワを寄せた顔。
「随分と過酷な修行をされているようだが、些かやりすぎではないか?」
酷い顔をしていたのだろう。その目には心配する様子が見える。
よろけた拍子に体を支えられ、久々に人の体温と蓮と水の匂いを感じ、ああこの人だと思った。
「貴方が…産まれてきてくれて…本当に良かった…ありがとう…」
涙を一筋こぼしながら囁く曦。
「貴方を…愛してる」
自分の口からするりと出た言葉に、自分でも驚きながら、あの時の気持ちはこれだったのかと気付く曦。
久々に聞いた彼の人の声に、胸がざわめく。しかし、今の自分は人に会えるような状態ではなく、部屋の有り様は言わずもがな。会いたい、けれどこんな姿を見せられない…と葛藤する曦。
「今日は俺の生日でな。いつもくるはずの貴方からの文が無かったから、たまたま寄ったんだ」
今日くらいは、俺の願いを叶えてくれてもいいだろう?
座学の頃の笑顔や照れた顔、その後の厳しい顔、辛そうな顔、触れたいと思った背中、届かなかった手…今までの十数年を思い出した。
久々に聞いた彼の人の声に、胸がざわめく。しかし、今の自分は人に会えるような状態ではなく、部屋の有り様は言わずもがな。会いたい、けれどこんな姿を見せられない…と葛藤する曦。
「今日は俺の生日でな。いつもくるはずの貴方からの文が無かったから、たまたま寄ったんだ」
今日くらいは、俺の願いを叶えてくれてもいいだろう?
座学の頃の笑顔や照れた顔、その後の厳しい顔、辛そうな顔、触れたいと思った背中、届かなかった手…今までの十数年を思い出した。
明かりもつけず、少し肌寒さを感じていたある日の夜、寒室の戸を叩く音がする。
こんな夜更けに誰だろうか、ここは人払いをしているはず…と声を出せずにいると、戸の向こうから聞き覚えのある声がした。
明かりもつけず、少し肌寒さを感じていたある日の夜、寒室の戸を叩く音がする。
こんな夜更けに誰だろうか、ここは人払いをしているはず…と声を出せずにいると、戸の向こうから聞き覚えのある声がした。
世が落ち着いた頃、さり気なさを装って文を書いたり、直接会ったりして、当日やその前後に言祝ぐ兄上。時にはささやかな、相手が気負わない程度の品を付けて。
そんな、近くもない距離のまま過ごした十数年、あの大事件が起こる。
世が落ち着いた頃、さり気なさを装って文を書いたり、直接会ったりして、当日やその前後に言祝ぐ兄上。時にはささやかな、相手が気負わない程度の品を付けて。
そんな、近くもない距離のまま過ごした十数年、あの大事件が起こる。