館野浩美
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館野浩美
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ファンタジー好き翻訳者。『ダフォディルの花 ケネス・モリス幻想小説集』国書刊行会より発売中。一度しか行ってないけどアイルランド贔屓。ケルト文芸復興期の小説の翻訳を Web サイト「影青書房」に載せています。
王子は霧の国の王と三度対峙して三度苦しい戦いに勝利し、ついに完全に王の息の根を止める。七番目の門番の鬼婆も降伏させ、魔法で眠らされていたフェデルマを目覚めさせ、ともに霧の国を後にする。
次はもう一人の主人公フランが自分の出生を明らかにするために育て親である三人の鬼婆たちのもとへむかう第六章「クロム・ダブの家」
October 27, 2024 at 6:52 AM
王子は〈またとない話〉のすべてを明らかにするという試練を達成し、ゴバーン・シールに〈光の剣〉の輝きを取り戻してもらう。
次は王子がフェデルマ奪回に向かう第五章「霧の国の王」
August 13, 2024 at 3:14 AM
暗黒の奥地の魔法使いの妻は、魔法使いと結婚する前、恋仲になったある国の王に捨てられた復讐として、周期的に死体のようになる魔法を王にかけたが、シーンという名の乙女の献身により魔法は破られた。
魔法使いと結婚した後、夫に魔法をかけて狼の姿に変え、シーンの生んだ男の子をさらわせ、結局、この子供は鬼婆たちに育てられることになる。
つまり、ヤギ皮のギリーことフランは、〈またとない話〉で語られた〈狩人王〉とシーンの息子だったのだ。
August 13, 2024 at 3:13 AM
フランは町の王の娘〈葡萄酒の炎〉姫にひとめぼれし、七年の奉仕の約束と引き換えに盗賊団の元の頭目から手に入れた宝物を贈るが、それを腰に巻いた者は真実しか語れない〈真実の腰帯〉の力で姫の不実な本心を知り、恋心は破れる。一方、王子は「以前に乗ったことのある馬で以前に会ったことのある者を追いかけよ」という神々の鍛冶屋ゴバーン・シールの助言に従って、奇術師に化けて町に来ていたフェデルマの父〈暗黒の奥地の魔法使い〉を追いかけ、〈またとない話〉の前にあったことと後に起きたことを話すよう迫る。
August 13, 2024 at 3:13 AM
〈ヤギ皮のギリー〉はベアラの老婆から名前をもらうため、水晶の卵の探索に向かう。以前、水晶の卵を持っていたときに住んでいた家に行くと、盗賊の住処になっていた。この盗賊たちこそ、キツネから水晶の卵を託されたガチョウごと、占い女の家から卵を盗んでいった犯人だった。持ち前の機転で盗賊の頭目に収まったギリーは、卵から孵った鳥がいるという湖に行く。水晶の卵から孵った〈終わりのない物語の白鳥〉を見届けて、ギリーはベアラの老婆のもとへ戻る。

ここで第三章が終了。
次はフランと名付けられたギリーとアイルランド王の息子が〈またとない話〉の前後にあったことの探索に向かう第四章「赤い城の町」
May 17, 2024 at 12:22 PM
というのが〈またとない話〉の中心で、その前後にあったことを見いだすのがアイルランド王の息子に与えられた試練。一方、ヤギ皮のギリーは、ベアラの老婆から自分がどこかの王の息子であると教えられ、名前をつけてもらうため、盗まれた水晶の卵の行方を探す旅に出る。
April 29, 2024 at 4:51 AM
最後のシャツができあがろうとする頃、シーンは王子を産むが、赤ん坊は産褥から狼に連れ去られる。責任を追及されるのを恐れた小姑たちによって、シーンは子殺しの濡れ衣を着せられて城を追い出される。悲しみに声をあげて泣いたため、シャツはすべて綿毛に戻ってしまった。

占い女の助言で、シーンは息子を運命に委ね、夫にすべてを打ち明ける。誤解が解け、シーンは今もお城でお妃として暮らしているが、息子の行方は知れず、兄たちも鳥の姿のまま。占い女の予知夢によれば、いつかシーンの息子を愛する乙女が心臓の血の滴を捧げたなら、兄たちは人間に戻れるだろう……
April 29, 2024 at 4:50 AM
王女シーンは自分の誕生と引き換えに七羽のガンに変えられた兄王子たちを人間に戻すため、七年のあいだ口をきかず泣きも笑いもせず、ワタスゲの綿からシャツを作るという試練に挑む。

そんな中、〈狩人王〉と呼ばれる余所者の男に窮地を助けられ、淡い思いを抱くようになるが、ある日、森の中で〈狩人王〉の死体が見つかる。シーンは通夜の床から起き上がった死体にどこまでもついていくという試練に耐え、魔女に呪いをかけられていた〈狩人王〉を生き返らせ、王のお妃として迎えられる。
April 29, 2024 at 4:50 AM