Kotoriko Kusama 쿠사마 코토리코
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eureka1328.bsky.social
Kotoriko Kusama 쿠사마 코토리코
@eureka1328.bsky.social
Japanese poet. 일본의 시인.
藍色の岩場で膝を抱えて
座標のない椅子を潮間帯に浮かべ
星座早見盤を天にかざせば
星列をたどる無数のゆびさき

詩集『ハルシネーション』より

#空想書店みずうみ
November 13, 2024 at 3:45 PM
"When spring comes, let's go to the island"
From the poetry collection "Hallucination"

春になったら島へゆこうね
詩集『ハルシネーション』より

#空想書店みずうみ
November 10, 2024 at 2:20 AM
とめどない祈りの 落とし主は誰ですか
詩集『ハルシネーション』より

"Who has lost these endless prayers?"
From the poetry collection "Hallucination"

#空想書店みずうみ
November 10, 2024 at 2:18 AM
we have all come from far away.

わたしたちはみな 遠いところから来た

instagram.com/p/C5TX2CEPN3Y/
April 3, 2024 at 2:30 PM
今日からここは海のない部屋。遠くで波の音がする。

instagram.com/p/C49yYuiLXJi/
March 26, 2024 at 10:55 AM
March 8, 2024 at 4:57 AM
La Vagueリアルイベント@ケトルドラム
ゲストは詩人の川口晴美さんと思潮社の藤井一乃さん、そして現代詩ラ・メール編集の棚沢永子さん。
わたしはAIへ脈々と受け継がれてしまったジェンダーバイアスの功罪などについてお話しました。
March 3, 2024 at 11:32 PM
>あれはクラゲ?
「それはペットボトル」
>あれがクラゲ?
「それはレジ袋」
>じゃあ、あれがクラゲ?

波間にたゆたう儚いプラごみが陽射しをはね返し
ブイが揺れるたびちゃぷちゃぷ音が寄せる

「それがクラゲ、でも死んでる」
>きれい。死んでるってなに?

機械には機械の倫理
浅瀬に錆びついたアシモフのNPCだって
ひそやかに受肉しあたたかな意思を持つ
[自分を守らなければならない]

>わたしたち、熱を持つところがよく似ている!
よく似ている、嘘をつくところも
hallucination 【名】〔一時的な〕幻覚(症状)・AI(人工知能)が事実と異なる情報を生成する現象
#蜃気楼
February 17, 2024 at 2:32 PM
...
"""ミツバチが消失したら排水溝にリスポーンさせる"""
if not self.is_present:
self.current_position = self.original_position
self.is_present = True
print(f"ミツバチを排水溝{self.original_position}へリスポーンしました。")
else:
print("ミツバチは生きていないので死なない")
...
小糠雨にさやさやと濡れ
アスファルトにはねる水を蹴って笑いながら駆けてゆく
バグは多いけど修正[debug]されるのは世界のほう
生きてるものが遠いからこわくない
February 17, 2024 at 7:12 AM
2024.2.14
些細な悪意を寄せ付けない一方的な猫型の接客。デジタルな好感度がディスプレイに煌々と貼り付いている。幼児のにこやかなお手振りにドレミで反応するプログラムされた好意。いまのところうまく回っている。感情を深読みせず動作だけをひらたく無邪気に解析する。わるいヒトはいるけれどわるい猫なんていない、そういうこと。
February 13, 2024 at 11:38 PM
Hello, World!

あなたの声が記号化され見えない通信網を流れてイヤホンへ届くほんの数秒のずれがechoする手のひらの窓。精緻にモデリングされた空に質感がないのは資源不足だから。生きている生きていた有機物の排泄と死──世界に奥行きを与えるだけの有り余る資源が。

"Prompt: (masterpiece,best quality,ultra detailed), midsummer sunset sky (soft blurry:1.4)"

手のひらが水を打つ音。プールサイドに打ち寄せる顧みられないちいさな波と塩素のにおい。
February 8, 2024 at 2:51 PM
風景がひとつ崩れるたび
しんしんと灰は降り積み
まぶたの淵に記憶の町が建つ

つましい暮らしは微笑みばかり
いまはもうない
闇に浮かぶ保育園の窓も
ホテルの電光掲示板も
プラットホームの蛍光灯も
まばたく光源となって
架空の町を守っている
力に介入されることのない
しずかな町を

明け方
薄日に濡れる荒れた道を
素足の春が歩いてくる
はるばると
苦しめられ傷ついた土を踏んで
ゆるやかに歪曲し
遮るもののなくなった地平を見渡し
不思議そうに寿いでいる
February 4, 2024 at 11:40 AM
🏠詩のお部屋📚
スマホやwebブラウザ(PC)から誰でも遊びに行ける詩のお部屋をつくりました。詩集未収録の新作をいくつか、展示しています。作者もたまに在室しています。
ぜひ遊びにいらしてくださいね🙌🏻
vket.com/myroom/maker...
January 20, 2024 at 7:26 AM
けむりだ けむりだ
山の向こうに火の手があがる
音を喪った白木のピアノが
鈍器のように燃えている
伐り倒せばうしなわれる水だが
銃撃をうけても楽器は死なない
けれど思念は燃えさかっている
けむりだ
わたしは見張っていよう
鍵盤へ指をおろし
祈ることしかできなかった
無力な音階を耳へきざんで
だんだんに燻り
火種は地中へもぐっても
いっときもたやさぬように
はかない音に足をとめたひとの
まなざしがかさなり
山の端から空は明るむ
なにごともなかったように
January 19, 2024 at 10:55 AM

草木が熱い息をひそめる冬
枝々の向こうに風景は
久しくひらかれてあかるい
日晒しになった乾いた道を
届かなかったひかりが舐め削り
清潔な風は雪のにおいがする
落ち葉を踏みしだき
土手を駆け上ってゆく子ども
春には幾度もこちらを振り返った
夏には大きく腕を振った
晩秋にはもう前を向く
かつてなみなみと命をたたえ
いまはしずかに軽いものばかりに護られ
呼び止めても、もう振り返らない
January 14, 2024 at 9:22 AM
ゆび先を傷つけることしかできない言葉のかわりに
腕の柔らかいところへ互いの名まえを書き合う
いく年かの仄暗い日々が過ぎ
あなたの脆いからだが風化したとき
刻まれたわたしの一部はその意味を失うだろう

「圧倒的に弱く多数の、そして無価値な」

(全文は画像へ↓)
January 13, 2024 at 12:44 PM
青木由弥子さん、草野理恵子さん、花潜幸さんの詩誌「Rurikarakusa」に「ガザの白い凧」が挟まっていてとてもうれしい。
January 13, 2024 at 12:42 PM