読んでいる最中にどうも高野文子を思い出す。そして最後の一文と『奥村さんのお茄子』が重なった。
全ては移ろっていく。しかし変わらぬものもある。「あの茄子の続き」である人生であの茄子は永遠の一瞬だ。『ダロウェイ夫人』でのブアトンのように、繰り返し回想の中で舞い戻る場所。常に未来へと向かっていく人生もあれば、過去へと向かい収斂していく人生もある。
従軍し精神を病んだセプティマスと彼を戦場に送り込んだ上流階級の人々の華やかさ。
セプティマスの人生そのものが搾取されてしまったように思える(レーツィアもまた)
読んでいる最中にどうも高野文子を思い出す。そして最後の一文と『奥村さんのお茄子』が重なった。
全ては移ろっていく。しかし変わらぬものもある。「あの茄子の続き」である人生であの茄子は永遠の一瞬だ。『ダロウェイ夫人』でのブアトンのように、繰り返し回想の中で舞い戻る場所。常に未来へと向かっていく人生もあれば、過去へと向かい収斂していく人生もある。
従軍し精神を病んだセプティマスと彼を戦場に送り込んだ上流階級の人々の華やかさ。
セプティマスの人生そのものが搾取されてしまったように思える(レーツィアもまた)
食を侮る者は信用するな!が私の信条なので相性が良かったのか、食=生きること、生きるとは?という問いかけと共に進行していく物語が見事だった。
個人的に別視点な両京十五日という感じで楽しめた。
(キャストの外見と人物像がしっくりいっているのも良い。中国ドラマ、キャスティング上手いなぁと毎度感心する)
我欲に囚われなくなった胡善祥は子衿と心を通わせ、亡き姉と別の道を行く。廃后という史実に基づくこの描き方は素敵だ。最後の御簾(?)を上げての笑みが今までと違って晴れやかでなお良かった。
凌遅刑を調べたらエグくて、自業自得ではあるがそりゃ朱瞻基も陳蕪も涙目になるわ…😱
食を侮る者は信用するな!が私の信条なので相性が良かったのか、食=生きること、生きるとは?という問いかけと共に進行していく物語が見事だった。
個人的に別視点な両京十五日という感じで楽しめた。
(キャストの外見と人物像がしっくりいっているのも良い。中国ドラマ、キャスティング上手いなぁと毎度感心する)
我欲に囚われなくなった胡善祥は子衿と心を通わせ、亡き姉と別の道を行く。廃后という史実に基づくこの描き方は素敵だ。最後の御簾(?)を上げての笑みが今までと違って晴れやかでなお良かった。
凌遅刑を調べたらエグくて、自業自得ではあるがそりゃ朱瞻基も陳蕪も涙目になるわ…😱
主人公二人が致命的に役立たず。
完全に赤日神君と鳳凰は完全に名前負け🐦🔥
この二人が役に立たないせいで人(厳密には人ではないが)が死にまくる。
うんざりしたが、それでもFF屈指の(?)便利アイテムフェニックスの羽ぐらいの働きはしてくれるかもわからない!と頑張って見続けたが…やめれば良かった。
ただ…女性主人公の顔がすごく可愛くて…性格はわけわからなかったけれど…まぁとにかく可憐で可愛かったから仕方ないな…。
主人公二人が致命的に役立たず。
完全に赤日神君と鳳凰は完全に名前負け🐦🔥
この二人が役に立たないせいで人(厳密には人ではないが)が死にまくる。
うんざりしたが、それでもFF屈指の(?)便利アイテムフェニックスの羽ぐらいの働きはしてくれるかもわからない!と頑張って見続けたが…やめれば良かった。
ただ…女性主人公の顔がすごく可愛くて…性格はわけわからなかったけれど…まぁとにかく可憐で可愛かったから仕方ないな…。
#日本怪奇幻想読者クラブ
好奇心の塊で頭がずば抜けて良い、本人大真面目だが何かちょっと変(←ここが一番大事)なアタナシウス・キルヒャーです。
そう簡単に世界中の情報が手に入らなかった時代。一生懸命考える、そして想像の翼を羽ばたかせる…と愉快なものが生み出されます。
そんな図像がたっぷり収録。
飽きない。
私は特に『シナ図説』「日本の三頭の神」千手千眼観音と結跏趺坐の図がおすすめです。
人は見たこともないものを再現するのは大変なのだな…それにしても…(笑)となること請け合い。
#日本怪奇幻想読者クラブ
好奇心の塊で頭がずば抜けて良い、本人大真面目だが何かちょっと変(←ここが一番大事)なアタナシウス・キルヒャーです。
そう簡単に世界中の情報が手に入らなかった時代。一生懸命考える、そして想像の翼を羽ばたかせる…と愉快なものが生み出されます。
そんな図像がたっぷり収録。
飽きない。
私は特に『シナ図説』「日本の三頭の神」千手千眼観音と結跏趺坐の図がおすすめです。
人は見たこともないものを再現するのは大変なのだな…それにしても…(笑)となること請け合い。
表題作『不滅の物語』を含む短編集…ではあるのだけれど、どれもこれも不滅の物語=終わらない物語なのかな…と思ってしまうような終わり方をする。
余韻というより物語の中に置いていかれるような、ちょっと今までに感じたことのない感覚。面白い。
表題作『不滅の物語』を含む短編集…ではあるのだけれど、どれもこれも不滅の物語=終わらない物語なのかな…と思ってしまうような終わり方をする。
余韻というより物語の中に置いていかれるような、ちょっと今までに感じたことのない感覚。面白い。
朱瞻基に南京行きの命が出たので皇帝崩御カウントダウンですな…と両京十五日で得た知識が役に立つ。
ここの朱瞻基、苦労しないでサクッと南京から戻ってこれそうな有能、万能雰囲気あるけれど、子衿相手にはちょっとポンコツ感漂う。
梅さんに心の病言われてるのが面白い。
女性主人公はちょっと間抜けなところが可愛い!と私は全く思わないので、どこまでもクールな子衿が良い。
朱瞻基に南京行きの命が出たので皇帝崩御カウントダウンですな…と両京十五日で得た知識が役に立つ。
ここの朱瞻基、苦労しないでサクッと南京から戻ってこれそうな有能、万能雰囲気あるけれど、子衿相手にはちょっとポンコツ感漂う。
梅さんに心の病言われてるのが面白い。
女性主人公はちょっと間抜けなところが可愛い!と私は全く思わないので、どこまでもクールな子衿が良い。
面白かった!
主人公が追い詰められすぎる話はあまり楽しめないので、ハラハラドキドキ塩梅が私にちょうどいい。
困難を手を携えて乗り越えていくルーカンとゾジーヌの友情が素敵で、私も友人に会いたくなる(単純)
巻頭にゾジーヌの言葉が載っていて(出版当初はナチス占領軍の検閲があるのでこの言葉は載せなかったそうだが)〝楽しみ〟の重みが今と全然違うなぁ、とか思ったり。
というわけで巻末訳者の解説まで余すことなく楽しめる一冊でやっぱりディネーセンは本棚に欲しくなるのであった。
面白かった!
主人公が追い詰められすぎる話はあまり楽しめないので、ハラハラドキドキ塩梅が私にちょうどいい。
困難を手を携えて乗り越えていくルーカンとゾジーヌの友情が素敵で、私も友人に会いたくなる(単純)
巻頭にゾジーヌの言葉が載っていて(出版当初はナチス占領軍の検閲があるのでこの言葉は載せなかったそうだが)〝楽しみ〟の重みが今と全然違うなぁ、とか思ったり。
というわけで巻末訳者の解説まで余すことなく楽しめる一冊でやっぱりディネーセンは本棚に欲しくなるのであった。
流れていく時間や失って二度と戻らないものに心を囚われて一歩も進めず立ち尽くすしかないときにどうすればいいかの答えがここに。
イメージの氾濫とでもいうような感じ。二重螺旋のようなワラワラとか、ベックリン、デ・キリコ、エルンスト等々を連想させるものがそこかしこに。
シュルレアリスム(超現実)とは現実の先にあるものであったな…と思い出す。
生と死の循環を、映像で見せられちゃうと…泣いちゃうかもしれない…泣いたけど。
人生には先導や伴走する存在がある。
もちろん人とは限らない。
ああいった感情を宮崎監督はいまだに描けるんだな…と。
流れていく時間や失って二度と戻らないものに心を囚われて一歩も進めず立ち尽くすしかないときにどうすればいいかの答えがここに。
イメージの氾濫とでもいうような感じ。二重螺旋のようなワラワラとか、ベックリン、デ・キリコ、エルンスト等々を連想させるものがそこかしこに。
シュルレアリスム(超現実)とは現実の先にあるものであったな…と思い出す。
生と死の循環を、映像で見せられちゃうと…泣いちゃうかもしれない…泣いたけど。
人生には先導や伴走する存在がある。
もちろん人とは限らない。
ああいった感情を宮崎監督はいまだに描けるんだな…と。
主人公周辺の数々の謎に引っかかりを感じながらも読み進めていくと、なんとケッタイな!とびっくり仰天の原因に辿り着く💎
悪夢が終わっても悲しいなんて嫌だなぁ…と思っていたら"夢見る"宝石という題名にふさわしいラストだな…と思った。
主人公周辺の数々の謎に引っかかりを感じながらも読み進めていくと、なんとケッタイな!とびっくり仰天の原因に辿り着く💎
悪夢が終わっても悲しいなんて嫌だなぁ…と思っていたら"夢見る"宝石という題名にふさわしいラストだな…と思った。
歴史は勝者によって作られる。
西遊記知識があったほうがより楽しく読めるとは思うが、西遊記裏話だけで終わらない。
やりきれないことばかり、悔やむことばかり、それでも生きていくさ…は世界共通だな、と🐒
中国ドラマを観ていると、神仙界が人間界を変わらず俗で天帝が極悪みたいなことがあるが、本作でもやらかしまくっている。
今作も女性への、女性を取り巻くものへの視点が秀逸。
歴史は勝者によって作られる。
西遊記知識があったほうがより楽しく読めるとは思うが、西遊記裏話だけで終わらない。
やりきれないことばかり、悔やむことばかり、それでも生きていくさ…は世界共通だな、と🐒
中国ドラマを観ていると、神仙界が人間界を変わらず俗で天帝が極悪みたいなことがあるが、本作でもやらかしまくっている。
今作も女性への、女性を取り巻くものへの視点が秀逸。
ここの朱瞻基は随分好男子で両京の時とイメージがかなり違う。
それにしてもむやみやたら騒がず、落ち着いて機転が利く女主人公はしみじみいい。
ここの朱瞻基は随分好男子で両京の時とイメージがかなり違う。
それにしてもむやみやたら騒がず、落ち着いて機転が利く女主人公はしみじみいい。
押し付けがましくなく、程よい熱量。信仰を持たない人間でもさくさく読み進められる。
小さな生き物が頑張る!みたいな話に弱いので、Ⅸ・ムネアカドリ(こまどり)は染み入る。
Ⅺ・ともしび は信仰を持たない私が信仰とはかくあるべし…となる。
押し付けがましくなく、程よい熱量。信仰を持たない人間でもさくさく読み進められる。
小さな生き物が頑張る!みたいな話に弱いので、Ⅸ・ムネアカドリ(こまどり)は染み入る。
Ⅺ・ともしび は信仰を持たない私が信仰とはかくあるべし…となる。
そして離れているようでそうでもないな、と感じるラーゲルレーヴとベルイマンだな、と。
そして離れているようでそうでもないな、と感じるラーゲルレーヴとベルイマンだな、と。
自らの選択で他人の人生を狂わせた事を償うためにイングマルはエルサレムへ行く。そこで自分に関係なくとも看過するわけにはいかない、と最善の道を歩もうとするイングマルに奇跡が訪れる。
先祖の犯した過ちも全て赦され、故郷へと戻り、再び人生を歩みだす。
信仰のあるなし関係なくイングマルの生き方は共感できる。ラーゲルレーヴの押しつけがましくない書き方がいいんだよなぁ、と。
信仰も家族も盲目的に信じるのでは無く、時に立ち止まり、逡巡し、人生を共に歩んでいくというものだという視座はやっぱり居心地がいい。
自らの選択で他人の人生を狂わせた事を償うためにイングマルはエルサレムへ行く。そこで自分に関係なくとも看過するわけにはいかない、と最善の道を歩もうとするイングマルに奇跡が訪れる。
先祖の犯した過ちも全て赦され、故郷へと戻り、再び人生を歩みだす。
信仰のあるなし関係なくイングマルの生き方は共感できる。ラーゲルレーヴの押しつけがましくない書き方がいいんだよなぁ、と。
信仰も家族も盲目的に信じるのでは無く、時に立ち止まり、逡巡し、人生を共に歩んでいくというものだという視座はやっぱり居心地がいい。
総ルビ、同じページに注釈っていうのはなかなか良い。
既読も含めて好きな作品ばかり。
「秋旻」淡々とした死。あの世への道行には明るさ。
(轢死はやっぱりそこに至る怖さが桁外れである気がして…それを選んだ原民喜の絶望たるや…彼には死が救いであったのかな…と)
「大島怪談」は挿絵との相乗効果でめっちゃ怖い。心底経験したくない。
「墓碣市民」は怖い…?と思いきや、少しユーモラス。
総ルビ、同じページに注釈っていうのはなかなか良い。
既読も含めて好きな作品ばかり。
「秋旻」淡々とした死。あの世への道行には明るさ。
(轢死はやっぱりそこに至る怖さが桁外れである気がして…それを選んだ原民喜の絶望たるや…彼には死が救いであったのかな…と)
「大島怪談」は挿絵との相乗効果でめっちゃ怖い。心底経験したくない。
「墓碣市民」は怖い…?と思いきや、少しユーモラス。
#日本怪奇幻想読者クラブ
信仰とはなんぞや?と考えてしまうことが多い今日このごろ。
私ごときにその答えは出せないけれど、一つだけ確かなことは死に別れる悲しさは皆同じということではないかと。
それは自分自身の死も含めて。
「神よ、わが魂をして、刈りとらるる前に熟さしめたまえ!」
という祈りは、信仰の有無を超えて胸に響いてくる。
知り得なかった感情、与えられた愛情、それらに気が付き、悔恨の情ゆえに現世へと戻れたダヴィットとニルスが重なる。
やっぱりラーゲルレーヴは人間への信頼に満ちていて、なんだか良いのだ。
#日本怪奇幻想読者クラブ
信仰とはなんぞや?と考えてしまうことが多い今日このごろ。
私ごときにその答えは出せないけれど、一つだけ確かなことは死に別れる悲しさは皆同じということではないかと。
それは自分自身の死も含めて。
「神よ、わが魂をして、刈りとらるる前に熟さしめたまえ!」
という祈りは、信仰の有無を超えて胸に響いてくる。
知り得なかった感情、与えられた愛情、それらに気が付き、悔恨の情ゆえに現世へと戻れたダヴィットとニルスが重なる。
やっぱりラーゲルレーヴは人間への信頼に満ちていて、なんだか良いのだ。
#日本怪奇幻想読者クラブ
例えて言うならミルフィーユのよう。イメージが積み重なって一つの作品になっていく。
物語というよりは作品といったほうがしっくりとくる、画家ならではのイメージがそこかしこに。
そしてこの世で一番偉いのは猫だ(賛成)
表紙絵が良くって、フィニの画集が欲しいなぁ、という思いがまたムクムクと湧き上がる。
#日本怪奇幻想読者クラブ
例えて言うならミルフィーユのよう。イメージが積み重なって一つの作品になっていく。
物語というよりは作品といったほうがしっくりとくる、画家ならではのイメージがそこかしこに。
そしてこの世で一番偉いのは猫だ(賛成)
表紙絵が良くって、フィニの画集が欲しいなぁ、という思いがまたムクムクと湧き上がる。
#日本怪奇幻想読者クラブ
七〇歳以下の人間と七歳以上の人間を信用してはだめよ。猫でもない限りね(P12)
痺れる。
若さ、人間、男性等々が一番優先なのが当たり前、でもふとした瞬間にアレ?と思う。
人それぞれの優先順位がある。当たり前に沿って生きないとしんどい時もあるが、大半が愉快なのだ。
同胞愛とは何が良いかを妥協なく厳格に他者に押しつけようとする知識で、鉄の意志で人が好もうと好まざるとにかかわらずより良いものにしようとすることです(P19)
読書中、何故かアンナ.カヴァン『氷』を思い浮かべていた。
#日本怪奇幻想読者クラブ
七〇歳以下の人間と七歳以上の人間を信用してはだめよ。猫でもない限りね(P12)
痺れる。
若さ、人間、男性等々が一番優先なのが当たり前、でもふとした瞬間にアレ?と思う。
人それぞれの優先順位がある。当たり前に沿って生きないとしんどい時もあるが、大半が愉快なのだ。
同胞愛とは何が良いかを妥協なく厳格に他者に押しつけようとする知識で、鉄の意志で人が好もうと好まざるとにかかわらずより良いものにしようとすることです(P19)
読書中、何故かアンナ.カヴァン『氷』を思い浮かべていた。
古典、謡曲、民俗学等々から鬼の姿を追っていく。
高貴な血筋、怨霊、八瀬童子、先住民、そして女性…鬼は人である。
「鉄輪」「葵上」「道成寺」や般若や小面などの面で鬼となる女性を分析していくのも読み応えがあった。
終章、カフカの『変身』が出てきたり最後まで面白い。
古典、謡曲、民俗学等々から鬼の姿を追っていく。
高貴な血筋、怨霊、八瀬童子、先住民、そして女性…鬼は人である。
「鉄輪」「葵上」「道成寺」や般若や小面などの面で鬼となる女性を分析していくのも読み応えがあった。
終章、カフカの『変身』が出てきたり最後まで面白い。
#日本怪奇幻想読者クラブ
源頼光や桃太郎よりも鬼を愛する人が多いな、と。
加門七海✕霜島ケイの対談で、仮面ライダーシリーズ「響鬼」から鬼と音楽、芸能の関係という話になっていく。社会の埒外にいる移動漂泊する人々と鬼のつながり等々が面白かった。
筒井康隆の『桃太郎輪廻』は川を流れてくるのが桃じゃなくて…というだけでなんじゃこりゃ?なのに、ラストには更に衝撃が待っている。
『平家剣巻』は源氏に伝わる鬚切と膝丸という二振りの剣にまつわる話。剣というのは単なる武器だけではないな、と(確か鏡のテオーリアで言及されていたような…?)
#日本怪奇幻想読者クラブ
源頼光や桃太郎よりも鬼を愛する人が多いな、と。
加門七海✕霜島ケイの対談で、仮面ライダーシリーズ「響鬼」から鬼と音楽、芸能の関係という話になっていく。社会の埒外にいる移動漂泊する人々と鬼のつながり等々が面白かった。
筒井康隆の『桃太郎輪廻』は川を流れてくるのが桃じゃなくて…というだけでなんじゃこりゃ?なのに、ラストには更に衝撃が待っている。
『平家剣巻』は源氏に伝わる鬚切と膝丸という二振りの剣にまつわる話。剣というのは単なる武器だけではないな、と(確か鏡のテオーリアで言及されていたような…?)
#日本怪奇幻想読者クラブ
・鬼の角(泉鏡花)
鬼の角が欲望を増幅させる?という面白い設定。誰しも鬼になる可能性を秘めている。人間最高!とならないところが良い。
・鬼(福永武彦)
鬼とは人の心が、行為が形を成したものか。
・水に溶ける鬼(田辺聖子)
小野篁、気になる人ではあったがこの小説を読んでますます面白い人だな、と。
・安達ケ原(手塚治虫)
かつて迫害され、権力の横暴に苦しんだ者が気がつかぬうちにそちら側に回っている。
今を描いたのかな…と思わずにはいられない。
鬼と生まれるか、鬼になるのか、鬼とみなされるのか、様々。
#日本怪奇幻想読者クラブ
・鬼の角(泉鏡花)
鬼の角が欲望を増幅させる?という面白い設定。誰しも鬼になる可能性を秘めている。人間最高!とならないところが良い。
・鬼(福永武彦)
鬼とは人の心が、行為が形を成したものか。
・水に溶ける鬼(田辺聖子)
小野篁、気になる人ではあったがこの小説を読んでますます面白い人だな、と。
・安達ケ原(手塚治虫)
かつて迫害され、権力の横暴に苦しんだ者が気がつかぬうちにそちら側に回っている。
今を描いたのかな…と思わずにはいられない。
鬼と生まれるか、鬼になるのか、鬼とみなされるのか、様々。
#日本怪奇幻想読者クラブ
レメディオス・バロ好きです。バロの絵から物語を紡いでいく、とのことなのでそれは読んでみたい!と。
ニコルが世界の秘密に気が付き、そして去った後にもあの世界は存在し続けているんだろうか?
学友たちはやはりニコルと同じような事情の子達なのだろうか?
とか、物語もバロの絵のようにどことなくミステリアスです。
読了後バロの図録を捲り、確認。
だがしかし!この図録「地球のマントに刺繍して」だけはモノクロかつ小さく載っているのでした、残念。
これから「羊歯猫」を見るたびに、サルヴァドールって思うんだろうな😺
#日本怪奇幻想読者クラブ
レメディオス・バロ好きです。バロの絵から物語を紡いでいく、とのことなのでそれは読んでみたい!と。
ニコルが世界の秘密に気が付き、そして去った後にもあの世界は存在し続けているんだろうか?
学友たちはやはりニコルと同じような事情の子達なのだろうか?
とか、物語もバロの絵のようにどことなくミステリアスです。
読了後バロの図録を捲り、確認。
だがしかし!この図録「地球のマントに刺繍して」だけはモノクロかつ小さく載っているのでした、残念。
これから「羊歯猫」を見るたびに、サルヴァドールって思うんだろうな😺
長安到着〜🐒
長い旅だったけれど面白かった!
何故神仙が獅子だの、童子だのを逃したままにするのか?という謎も解けた。
玄奘を攫った避暑王、避寒王、避塵王。避塵といえば藍湛の剣の名前では?あれは犀ってことか?(絶対違う)
天竺到着前の最後の災難は妖魔ではなく人っていうのがなんか良い😌
巻末解説のシンメトリー構造についてがなるほど〜と面白かった。
私は中国ドラマでは神仙モノ道士モノが好きなのだが、辻褄が合わなかったり、なんだそりゃ?!的展開でも許せる緩さがちょうどいいんだな、などと思った(現実だとちょっとしたことが気になってしまう)
長安到着〜🐒
長い旅だったけれど面白かった!
何故神仙が獅子だの、童子だのを逃したままにするのか?という謎も解けた。
玄奘を攫った避暑王、避寒王、避塵王。避塵といえば藍湛の剣の名前では?あれは犀ってことか?(絶対違う)
天竺到着前の最後の災難は妖魔ではなく人っていうのがなんか良い😌
巻末解説のシンメトリー構造についてがなるほど〜と面白かった。
私は中国ドラマでは神仙モノ道士モノが好きなのだが、辻褄が合わなかったり、なんだそりゃ?!的展開でも許せる緩さがちょうどいいんだな、などと思った(現実だとちょっとしたことが気になってしまう)