このシリーズはストーリーよりも死に様を楽しむ映画という印象があったけど、今作においては死に様は過去作比で普通ながらも脚本がよく考えられている印象で予想以上に面白かった。圧巻の高層タワー事故シークエンスの恐ろしさは言うまでもないが、MRIの所のバカさ加減は笑えるし、シリーズを追っていればよく分かる性格の悪さが今作は特に発揮されていて、全方位に隙のないホラーで良い。
このシリーズはストーリーよりも死に様を楽しむ映画という印象があったけど、今作においては死に様は過去作比で普通ながらも脚本がよく考えられている印象で予想以上に面白かった。圧巻の高層タワー事故シークエンスの恐ろしさは言うまでもないが、MRIの所のバカさ加減は笑えるし、シリーズを追っていればよく分かる性格の悪さが今作は特に発揮されていて、全方位に隙のないホラーで良い。
理解が及ばない所も多々あったけど(特に後半)、好きか嫌いかで言えば好き。割と冷めたタッチながら内なる熱量を感じるし、名前を巡る物語をこう展開していくかという驚きに満ちた作品。過去〜現在だけじゃなく、未来を描くのが優れてる所以じゃないかと。これから分厚いパンフレットを読みます。
理解が及ばない所も多々あったけど(特に後半)、好きか嫌いかで言えば好き。割と冷めたタッチながら内なる熱量を感じるし、名前を巡る物語をこう展開していくかという驚きに満ちた作品。過去〜現在だけじゃなく、未来を描くのが優れてる所以じゃないかと。これから分厚いパンフレットを読みます。
今年のMCU映画は総じて突き抜けるものがない似たり寄ったりした作品ばかりだった。
今年のMCU映画は総じて突き抜けるものがない似たり寄ったりした作品ばかりだった。
今年だとスクリーン5(541席)で『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』『ネムルバカ』『JUNK WORLD』、スクリーン8(455席)で『ロングレッグス』を見れたのは贅沢な体験。
今年だとスクリーン5(541席)で『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』『ネムルバカ』『JUNK WORLD』、スクリーン8(455席)で『ロングレッグス』を見れたのは贅沢な体験。
最小箱(92席)での鑑賞を我慢した甲斐があった最大箱(541席)での鑑賞でした。
最小箱(92席)での鑑賞を我慢した甲斐があった最大箱(541席)での鑑賞でした。
それはそうとして、死ぬ前にもう一度『松永天馬殺人事件』が見たい。賛否あるが、あれを超える映画体験は自分の中ではまだ生まれてない。
それはそうとして、死ぬ前にもう一度『松永天馬殺人事件』が見たい。賛否あるが、あれを超える映画体験は自分の中ではまだ生まれてない。
3時間に纏まるはずもないと思っていたのでそこまで期待していなかったが、様々なサブキャラの描写を大胆にオミットもしくは淡白に描くことで、人間関係がスリムになっており無理なく収まっている。そして何より喜久雄がより「孤立無援の歌舞伎お化け」に感じられて、原作小説よりもドライな展開を用いて歌舞伎の悪魔として見つめていたのが好印象。
妥協のないリッチな画と吉沢亮&横浜流星による至高の演技合戦の贅沢さは、今年で言えば『教皇選挙』に匹敵する。
3時間に纏まるはずもないと思っていたのでそこまで期待していなかったが、様々なサブキャラの描写を大胆にオミットもしくは淡白に描くことで、人間関係がスリムになっており無理なく収まっている。そして何より喜久雄がより「孤立無援の歌舞伎お化け」に感じられて、原作小説よりもドライな展開を用いて歌舞伎の悪魔として見つめていたのが好印象。
妥協のないリッチな画と吉沢亮&横浜流星による至高の演技合戦の贅沢さは、今年で言えば『教皇選挙』に匹敵する。