立体造形物はいいですね！どーるとの相性もバツグンです👍
最近は収蔵品やご当地物名物などの缶バッジやアクリルキーホルダーなんかはよく見かけますが、なかなか食指が動きません😥

同行したお母んは「ブローチにする」と言っていました😆

🟩「高松塚古墳の復元模型はいろいろな場所でお目にかかるが、ここにもあったのだな」
🟪「石室内の模型ですね。改めて見ますと、終末期古墳の石室は小さいですね」
🟩「吾の塚なんか石槨だからな。火葬して骨だけにならないと入らないぞ」

🟩「お、なぶんけん名物応援ガチャだ。前回来た時も回したらしいぞ」
🟪「今回も回しますよ。1回200円でお土産に最適。寄付もできて一石二鳥です」
🟩「何が出たかは最後のお楽しみ～」

🟪「金・銀・銅・鉄・ガラスと目を惹きますが、他にも漆塗りの製品や木工品も作っていました」
🟩「鏃や海老錠が木で作られている。効果あるのかなぁ」
🟪「ないよりはましですね。鏃なんかは吾が幼い頃、これを使っておりましたよ。錠なんかはすぐ壊せないと分かるだけで諦める盗人はいるでしょう」

🟩「そして最後に木簡。名残惜しいなぁ。姉様の木簡、持って帰れない？吾遺族なんだよ？」
🟪「もはや遺品ではありませんから」

🟩「博物館の地下、撮影者は初めてと言っていい位久しぶりに来たらしい。特別展の隣では高松塚古墳についての色々が展示されている」
🟪「こちらは石室解体の際に使用した治具という機材だそうです」

🟪「古代、有力豪族たちは工人、つまり職人を各々己の領地に住まわせて、装飾品や武器などを作らせておりました。これは『吾の』話になりますが、吾の御先祖は葛城氏の下で金工細工の工人として新羅から連れてこられたのだそうです」
🟩「だから真備は金行術が得意なわけなのね」
🟪「そうなりますね。この飛鳥池工房は天皇お抱えとして最大規模の工房で、後の律令制における内匠寮の原型とも言えるでしょう」

🟪「銅銭に、金細工や銀細工、ガラス玉といった装飾品の他にも、錠のような建物に使われる金具なども作られていました」
🟩「人形だ！吾も持ってるぞ」
🟪「木製よりも壊しにくい分、難儀ですね。吾には誤差の範囲ですが」

🟪「興味深いのは『皇女』ではなく『皇子』と書かれているところです。実は男性……だったのではなく、当時は男女の別なく皇子と表記していたということです。皇子、説明書きには皇子の名もありますよ」
🟩「……この木簡、持って帰って良いかな？」
🟪「ダメに決まっております！」
🟩「むーっ！姉様ぁ……」
🟪「ここで厲鬼にならんでくださいよ！……木簡は大来皇女に関するもの以外にも展示がありました。僧知調の名が見えます」

🟪「飛鳥池工房遺跡を象徴するものと言えば、富本銭ですね。和同開珎よりも古い、日本最古と言われる国産銅銭です」
🟩「真備は見たことある？」
🟪「ございますよ。祖父が大事にしまっておりました」

🟪「飛鳥池工房遺跡は、文字通り工房の遺跡でございまして」
🟩「姉様！姉様!!姉様!!!!」
🟪「……皇子お静かに！そこは一番最後に見るところですよ」

🟩「うおお我慢できない！姉様！姉様の名が記されているぞ！」
🟪「遺跡からは工房で作られていた物や、作るための道具だけでなく様々なことが記された木簡も多数出土しております。最も古くに記された『天皇』の文字などが有名ですが、会期最後のこの期間には大来皇女の名が記された木簡が展示されているのです」

🟪「木簡に記されている名は『大伯』となっておりますね。どちらでも『おおく』と読みます。宮、つまり邸宅に必要な物品を納めたということですかね」

🟩「うぅ……ポーチ越しに見るのは嫌だ。クリアな視界でじっくり見たい。外に飛び出すぞ！」
🟪「他に入館者の方はおられないようですし、外に出してもらいましょうかね」

🟩「お、浄御原宮だ。上からだとこう見えるのだな。建物が大分足りないようだが、よく調べてるじゃあないか」
🟪「お具合如何ですか？また厲鬼（悪霊）になりそうですか？」
🟩「朱鳥の世からだいぶん経つから大丈夫。なにより、これから推し活すると思うとドキがムネムネして暗い気持ちにはなれない」
🟪「大丈夫そうですね。では、早速参りますか」
🟩「時間がないから常設展はショートカットなのだ。真備父の骨壺は見なくていいのか？」
🟪「結構です！」

🟩「いよいよ館内に突撃。胸が高鳴るなぁ」
🟪「飛鳥資料館の入館料は350円。特別展期間中も350円ですよ。そしてなんと、JAFカードをお持ちの方は100円引きの250円となります。大学生は200円、18歳未満と70歳以上は入場無料。破格のお値段ですよ。とはいえ、他の奈文研（奈良文化財研究所）の展示施設は無料ですから、それだけここでは貴重な品を多数展示していると言えるでしょう」

🟩「入館料を支払ってロビーを見ると、石人像がお出迎え。これもレプリカかな？」
🟪「こちらは本物です。触ってはいけませんよ」

🟪「おなじみ飛鳥京の復元模型です。1/500。吾等のような小さきものも巨人になった気分です」

🟩「おっ！亀石」
🟪「レプリカですよ」
🟩「だよなぁ」

🟩「あっちに見えるのは須弥山石、と呼ばれている石だな」
🟪「資料館の庭園は入場無料。どなたでも見学できます。庭園には村内の至る所にある石造物やスズメバチ、マムシなどを展示しております」
🟩「待ってまって。スズメバチ？マムシ？」
🟪「たまに出没するようですね」
🟩「怖い怖い！さすがにこの寒さなら、どちらも出てこない、よね!?」

🟩「リビングのキャビネットの上にさりげなく置いてみた。なんということでしょう！今の今まで、家族の誰もこの存在に気づかないのだ！」
🟪「気づいていても黙っている、という可能性もあります」
🟩「どちらにせよ部屋に馴染みすぎているな。しかしこれなら、もっと増やしてもバレないのでは？」
🟪「『ものを増やすな』って、怒られますよ」

🟩「このミニ庭園『古道のあゆみ』は道の駅『海南サクアス』で購入できる。このキットを製作している会社のサイトでは、もっと本格的な箱庭を作れるキットが販売されているぞ」
🟪「観賞用ガラスなども販売されていて、美しいです」

rakupoke.official.ec

🟩「作るの楽しかったな。もっとモスとか竹とか買って、己好みに盛りつけたい」
🟪「お気に召されましたか。実は吾、先日掃除をしていた時に素晴らしいものを発見しまして。こちらです」

🟩「うおお！これは！ミニ庭園よりずっと大きいじゃないか。既に寒水と岩が設置されている……のはいいんだけど」
♥️「ほこり、たくさん！灰色だ～」
🟩「どういうことだ！姉様ががっかりなされたではないか!!」
♥️「大津」
🟩「申し訳ございません」
🟪「謝罪が俊足。ご近所様からいただいたものの、どう生かせばよいかわからず長年放置されていたようです」
🟩「どう生かすか、か。枯山水は作れそうだぞ」
🟪「まずは洗って埃取りですね」

おぉ良かったです！
だんだん南に下りてきているので、お互い今地震なくても油断せずにいきましょう👜

今回初めてミニ庭園なるものを作ってみましたが、かなり楽しかったです
次回ポストしますが、パーツを集めて自分なりの庭園を造りたいですね
近所の園芸店にあるといいんですが☺️

🟩「お次は『紀州備長炭をバランスを考えて埋め込むように配置』、と」
🟪「やってみましょう」
🟩「なんだろう。すごく火鉢感がある」
🟪「置き方が炭火ですね。丸太の中に入れているのも火鉢感を増す要因でしょうか」

🟪「見本を参考に、置き直してみました」
🟩「いいね。路傍に佇む朽ちた樹木みがある」
🟪「ま……そうですね。古道らしさが必要ですからね」
♥️「なにか飲み込んだ？」
🟩「姉様鋭い」

🟪「『備長炭の隙間にノルディックモスを配置』。やってみます」
🟩「装飾として彩りを添えるらしい」
🟪「ノルディックモスとは北欧に生えるミヤマハナゴケを加工したディスプレイ素材だそうです。消臭効果があるそうで」

🟪「まずは、『寒水を焼丸太の器に流し込み、表面を丁寧に整えます』だそうです」
🟩「カンスイって？」
🟪「寒水とは寒水石のことで、白い大理石を砕いて作られています。盆栽の化粧砂や枯山水の白砂利として使われていますよ」
🟩「なるほど、あの白い石のことかぁ。焼丸太は焼いた丸太？」
🟪「吉野杉の皮をはいで表面を炙ったそうです。そうすることにより、木目の美しさが際立つそうで」
🟩「手が込んでいるんだな」

🟪「吾が投入します。ざらららら」
🟩「よし、吾が均すぞ。あれ、ちょっと余ったな」
🟪「零した時用の予備でしょう。とっておきます」

🟩🟪🩷「「「乞うご期待！！」」」

♥️「おみやげ、です。『古道のあゆみ』？え……ちっちゃいお庭、作れるんですって。あの子たち、喜んでくれるといいなぁ」

♥️「これで、吾の初めてのお出かけのお話は、おしまいです。お外は晴れて、ぽかぽか、してました。ふふ、楽しかった」

♥️「あ、あと、これも。たっきゅうびん。シール？もらいました。生ナマモノ。かわいい！」