#読了
特殊な能力を持つ孤独と神に祀り上げられた孤独が出会ってお互いをあたたかく包みこむ。この絆がどうなって行くのだろう。
上橋菜穂子さんのお話に出てくる人達がとても好き。思慮深く、能力を持っていても自分を過信せず、探りながら一歩ずつ自分のやれることをする。
国を挙げてひとつの作物の収穫に頼り生きる人々の危機に立ち向かう。政治的な背景もあって一筋縄ではいかない破滅的難問。
でも、認められて欲しい人が正当に着実に人々から必要とされその力を存分に発揮するのを見ているのは心が躍る。
わーん、続きが気になりすぎるのでこのまま下巻突入です!
#読了
特殊な能力を持つ孤独と神に祀り上げられた孤独が出会ってお互いをあたたかく包みこむ。この絆がどうなって行くのだろう。
上橋菜穂子さんのお話に出てくる人達がとても好き。思慮深く、能力を持っていても自分を過信せず、探りながら一歩ずつ自分のやれることをする。
国を挙げてひとつの作物の収穫に頼り生きる人々の危機に立ち向かう。政治的な背景もあって一筋縄ではいかない破滅的難問。
でも、認められて欲しい人が正当に着実に人々から必要とされその力を存分に発揮するのを見ているのは心が躍る。
わーん、続きが気になりすぎるのでこのまま下巻突入です!
イーライ・ブラウン著
#読了
お料理小説と呼ぶにはあまりにもハードな冒険物語。
前半は、主人公が海賊に囚われて海賊船の中で簡易な暦を自分のために作り料理の工夫をしながら脱出の方法を考える。
そうこうするうちに海賊船の船長マボットの目的地や目的も分かってくる。
どうやって主人公オーウェンが解放されるのか、それともマボットと距離を縮めて航海を楽しむようになるのか、と期待して読んだ。
結局どうしてもマボットに愛を感じてしまい、読後は不思議になんともしーんと静かな気持ちに。
人それぞれの正義についての物語なのかも、と思った。
イーライ・ブラウン著
#読了
お料理小説と呼ぶにはあまりにもハードな冒険物語。
前半は、主人公が海賊に囚われて海賊船の中で簡易な暦を自分のために作り料理の工夫をしながら脱出の方法を考える。
そうこうするうちに海賊船の船長マボットの目的地や目的も分かってくる。
どうやって主人公オーウェンが解放されるのか、それともマボットと距離を縮めて航海を楽しむようになるのか、と期待して読んだ。
結局どうしてもマボットに愛を感じてしまい、読後は不思議になんともしーんと静かな気持ちに。
人それぞれの正義についての物語なのかも、と思った。
「レーエンデ国物語」多崎礼著
アニメのようなファンタジー。
はじまりの物語、これからが気になる。
古代のようなテイストでありながら人間関係や会話は現代っぽくそれよりも更にとてもフランクで、主従の関係でも従者が憧れの人に「あんた」と言ったり、わりと言動に慣れるのに時間がかかるけど、この世界観は全人類が好きなんじゃないかと思うほどレーエンデが美しい。
山々や森と古代樹の家、湖や銀の霧と古代魚と、魅力的な風景が続く。
世界がしっかりと作り込まれていてとても素敵。
物語は旅の連続で、ドキドキハラハラ、成長しないユリアにやきもきしたけど、最後まで読んで心身ともに美しい人になったの良かった。
「レーエンデ国物語」多崎礼著
アニメのようなファンタジー。
はじまりの物語、これからが気になる。
古代のようなテイストでありながら人間関係や会話は現代っぽくそれよりも更にとてもフランクで、主従の関係でも従者が憧れの人に「あんた」と言ったり、わりと言動に慣れるのに時間がかかるけど、この世界観は全人類が好きなんじゃないかと思うほどレーエンデが美しい。
山々や森と古代樹の家、湖や銀の霧と古代魚と、魅力的な風景が続く。
世界がしっかりと作り込まれていてとても素敵。
物語は旅の連続で、ドキドキハラハラ、成長しないユリアにやきもきしたけど、最後まで読んで心身ともに美しい人になったの良かった。
それを一口スコーンに載せて焼いた(ら全部割れた)。
今日のおやつにします。
それを一口スコーンに載せて焼いた(ら全部割れた)。
今日のおやつにします。
また今年も仲良く暮らしたい
また今年も仲良く暮らしたい
メアリー・ノートン著
「床下の小人たち」第二章。
野に出たアリエッティの輝き、こちらの心まで震えてしまう。
はじめて木に登って風を感じたり、木いちごを食べたり、キラキラ光る水を眺めたり…。アリエッティと一緒に心が躍る。
でも小さな人たちのサバイバルは「なるほど」と唸ることばかりでドキドキハラハラ。
これからまたどうなるのだろう。
スピラーがかっこよすぎる…!
メアリー・ノートン著
「床下の小人たち」第二章。
野に出たアリエッティの輝き、こちらの心まで震えてしまう。
はじめて木に登って風を感じたり、木いちごを食べたり、キラキラ光る水を眺めたり…。アリエッティと一緒に心が躍る。
でも小さな人たちのサバイバルは「なるほど」と唸ることばかりでドキドキハラハラ。
これからまたどうなるのだろう。
スピラーがかっこよすぎる…!
「おせっかいなゴッドマザー」
シャンナ・スウェンドソン著
魔法製作所シリーズの第三弾。
今回も読者である私達ががっかりするような行動を取らないケイティの賢さがとても素敵。それにオーウェンはかっこよくて真面目で不器用なのに頼り甲斐があってやさしくて。この二人の立ち入りすぎない信頼関係が嫌いな人っていないのではないかな。
今回はなんちゅうトラブルメーカーなゴッドマザーやねん、という感じのエセリンダがキーパーソンで、でも悪気がないのでやっぱりどことなく憎めなくて、ケイティの優しさに救われる。ケイティのそういうところ、本当に好きです。
ああでもどうなるのかな。続きがとてもとても楽しみ!
「おせっかいなゴッドマザー」
シャンナ・スウェンドソン著
魔法製作所シリーズの第三弾。
今回も読者である私達ががっかりするような行動を取らないケイティの賢さがとても素敵。それにオーウェンはかっこよくて真面目で不器用なのに頼り甲斐があってやさしくて。この二人の立ち入りすぎない信頼関係が嫌いな人っていないのではないかな。
今回はなんちゅうトラブルメーカーなゴッドマザーやねん、という感じのエセリンダがキーパーソンで、でも悪気がないのでやっぱりどことなく憎めなくて、ケイティの優しさに救われる。ケイティのそういうところ、本当に好きです。
ああでもどうなるのかな。続きがとてもとても楽しみ!
エスター&ジェリー・ヒックス著
物事の捉え方というか忘れていてはいけないことを思い出させて貰った。
他者によってもたらされる自分の中の辛い感情をどうやって処理するか。自分の望むことを自分の感情で考えること。
周りの人の自分への影響だけではなく、今は情報氾濫社会における取捨選択もとても大切だと思う。
自分の喜びのために何を見て聞くか。どこまで注意を払うべきなのか。問題と感じるものに出会った時に何を感じてどう伝えるか。
時には逃げたり手放したり状況を変えることもやっぱり必要だけれど、考え方の訓練ができればわりと前向きな気分でいられるかもしれない。
読んで良かった。
エスター&ジェリー・ヒックス著
物事の捉え方というか忘れていてはいけないことを思い出させて貰った。
他者によってもたらされる自分の中の辛い感情をどうやって処理するか。自分の望むことを自分の感情で考えること。
周りの人の自分への影響だけではなく、今は情報氾濫社会における取捨選択もとても大切だと思う。
自分の喜びのために何を見て聞くか。どこまで注意を払うべきなのか。問題と感じるものに出会った時に何を感じてどう伝えるか。
時には逃げたり手放したり状況を変えることもやっぱり必要だけれど、考え方の訓練ができればわりと前向きな気分でいられるかもしれない。
読んで良かった。
宮崎駿著 読了
宮崎駿さんがどんなところに注目しながら児童文学を読んでいらっしゃるのか分かる。
挿絵に描く想像、宮崎駿さんご自身がおすすめするポイント、一度は読み知るべき大切なこと。
50冊をおすすめされていますが、今すぐに読みたい…となります。
こうやってジブリ映画は生まれたんだな(原作からどう離れるかはさて置き)と垣間見られる。
「これはおもしろい!!」なんて書いてあるとにんまりが止まらなくなってしまう。
石井桃子さんと中川李枝子さんについて書かれているところも面白かった。
帯にも抜粋されている児童文学が生まれたきっかけについて語られているところ、じーんと心が震えた。
宮崎駿著 読了
宮崎駿さんがどんなところに注目しながら児童文学を読んでいらっしゃるのか分かる。
挿絵に描く想像、宮崎駿さんご自身がおすすめするポイント、一度は読み知るべき大切なこと。
50冊をおすすめされていますが、今すぐに読みたい…となります。
こうやってジブリ映画は生まれたんだな(原作からどう離れるかはさて置き)と垣間見られる。
「これはおもしろい!!」なんて書いてあるとにんまりが止まらなくなってしまう。
石井桃子さんと中川李枝子さんについて書かれているところも面白かった。
帯にも抜粋されている児童文学が生まれたきっかけについて語られているところ、じーんと心が震えた。
町田そのこ著 読了
人の終わりに焦点をあてた物語。
終わりのこと、私には分からないけど、生きている方が、見送る方がやっぱりいろいろあるなと思う。
人って相性がある。感じる角度はそれぞれに違うし。自分の根幹の強さというか、曲げられなさもそれぞれだし。
男女の考え方の違いも(これも人それぞれではある)、根本的にどこまで行っても分かりあえないところがあるのだろうな、どこに折り合いをつけて、お互い飲み込めるかなんだろうな。
「正しいしあわせ」ってなに。
でもやっぱり自分の一生懸命やってきたことを認めてもらえることなのかもしれない。
「芥子の実はどこの家にもない」
町田そのこ著 読了
人の終わりに焦点をあてた物語。
終わりのこと、私には分からないけど、生きている方が、見送る方がやっぱりいろいろあるなと思う。
人って相性がある。感じる角度はそれぞれに違うし。自分の根幹の強さというか、曲げられなさもそれぞれだし。
男女の考え方の違いも(これも人それぞれではある)、根本的にどこまで行っても分かりあえないところがあるのだろうな、どこに折り合いをつけて、お互い飲み込めるかなんだろうな。
「正しいしあわせ」ってなに。
でもやっぱり自分の一生懸命やってきたことを認めてもらえることなのかもしれない。
「芥子の実はどこの家にもない」
ディスクは20年近く前に全部揃えてありますムーミンは側にいてほしいので
ディスクは20年近く前に全部揃えてありますムーミンは側にいてほしいので
松村北斗くんが美しかっこよく、暗い部屋で顔を覆って苦しんでいてもピカーッとぼんやり光を放っていて「なんじゃ…」となった。
原作とは似て非なるモノだったけど、これはこれで多分良かった。
上白石萌音ちゃんの藤沢さんはもうちょっと素っ頓狂な役柄(個人的原作イメージ)だったら良かったけど、萌音ちゃんの演技も好きだし、二人が好きだったので、やっぱりこれで良かった。
来月は52ヘルツを観たいな、と思っている。
杉咲花ちゃんの演技に肩まで浸かりたい(好き)。
松村北斗くんが美しかっこよく、暗い部屋で顔を覆って苦しんでいてもピカーッとぼんやり光を放っていて「なんじゃ…」となった。
原作とは似て非なるモノだったけど、これはこれで多分良かった。
上白石萌音ちゃんの藤沢さんはもうちょっと素っ頓狂な役柄(個人的原作イメージ)だったら良かったけど、萌音ちゃんの演技も好きだし、二人が好きだったので、やっぱりこれで良かった。
来月は52ヘルツを観たいな、と思っている。
杉咲花ちゃんの演技に肩まで浸かりたい(好き)。
凪良ゆう著 読了
「汝、星の如く」を読んだ時戻って来るのに随分時間がかかった。そして今回もあちこちで震えてのろのろと消化した。
このお話も私の、そして大切だった記憶を持つ誰かの、きっとそういう大勢の人の心を抉る。
またあの世界や、自分の中の、あたたかくていつまでもキラキラし続ける、激しい祈りと呪いの場所に還るのだと思う。
それでも日々はずっと続いて、何もかもが留まらず動いて、みんなそれぞれを生きるのだな、と思う。
新鮮にまた抉られるのだけど、「星を編む」の時の流れは、歳を重ねる分あたたかく寄り添ってくれる。
時は流れて傷は埋まる、と言ってくれる。
凪良ゆう著 読了
「汝、星の如く」を読んだ時戻って来るのに随分時間がかかった。そして今回もあちこちで震えてのろのろと消化した。
このお話も私の、そして大切だった記憶を持つ誰かの、きっとそういう大勢の人の心を抉る。
またあの世界や、自分の中の、あたたかくていつまでもキラキラし続ける、激しい祈りと呪いの場所に還るのだと思う。
それでも日々はずっと続いて、何もかもが留まらず動いて、みんなそれぞれを生きるのだな、と思う。
新鮮にまた抉られるのだけど、「星を編む」の時の流れは、歳を重ねる分あたたかく寄り添ってくれる。
時は流れて傷は埋まる、と言ってくれる。
ヒヤシンスはほぼ咲いた。
チューリップはまだ。
ヒヤシンスはほぼ咲いた。
チューリップはまだ。