久しぶりにひっぱりだしたアンティークの帯。この刺繍に一目惚れして昔買ったもの。若い頃はわりとしめてたんだけど、年齢と共にふくよかになり胴回りが足りなくなってですね…。タンスのこやしにしておくのももったいないし、この刺繍自体は今でも好きなので、お直しするかなあ。どうしよう。

大先生からの形見分けでいただいた着物。どの帯があうかなといろいろ引っ張り出して一人ファッションショーしてた。
お稽古で着るなら、気楽に半幅帯でもいいかな。お太鼓だとちょっと気合が必要なんだけど、半幅でいっぱい着るほうがいいよね。
洗える着物だけどめちゃくちゃ良い生地なので正絹と変わらない着心地（お値段も…）。若い頃はあんまり黒地の着物は似合わなかったんだけど、今回羽織ってみたら結構悪くなくて、年齢重ねたなりの貫禄ですかねえ…。

夏の納涼歌舞伎だし、浴衣でした。歌舞伎座だからもうちょいランク上のお出かけ浴衣にしようかと思っていたんだけど、台風一過の猛烈な酷暑に気がくじけて着やすい浴衣に…。これもしじら織りなのでぺたっとせず着心地よい。

先日、歌舞伎座の第三部を観劇。京極夏彦先生書き下ろし原作の新作歌舞伎です。
夏の演目らしく幽霊もの。全体的に薄暗く、暗闇に浮かぶ一面の彼岸花がなんとも不穏。そして、一番怖いのは人間ですね…という感じ。
時代設定は江戸だけれど、演出や音楽、筋立て、テーマなどとても現代的。台詞もほぼ現代で聞き取りやすかった。京極原作ということで、普段歌舞伎に馴染みがないお客さんもたくさんいらしたようなので、とっつきやすさも大事だなと思いながら見ていました。新作はそれ1本だけでストーリーが分かるし。

最近、新作歌舞伎を観る機会が多いので、そろそろTHE・古典も観たくなってきたなあ。

木綿の着物に半幅帯で、美術館へ。4月は帯付きOKの季節だけど、ちょっと寒かったのでこの上にケープのコートを着ました。
木綿はふつう単衣で仕立てるので軽いし、浴衣と違って通年着られる。格式のある場所には着ていけないけど、濡れたり汚れたりを気にしなくていい普段着向きの着物。これは衿もバチ衿仕立て。下には半衿付き半襦袢＋裾除けで、帯は文庫結び。着るのに10分もかからなかった。

ワトスンくんのお気に入りマリガトーニースープ付きに惹かれて予約購入した「シャーロック・ホームズ家の料理読本」。晩年のハドソンさんが書き残した体で、19世紀ヴィクトリア朝ロンドンの暮らしぶりやレシピが想像できてすごく面白い。シャーロキアンならずとも楽しめそうな1冊。スープは勿体ないのでしばらく飾っておきます。

代休だったので、着物でお稽古へ。これは紬だけど柔らかくてお召に近い感触。遠目にはほぼ無地の桜色だけど、ごく薄く格子がはいってる。20代の頃にはじめて自分で買ったものでもう何十年も着ているけど、いまだに一番好きだし一番似合うって言われる着物。たしか花織紬って書いてあったかな。

今年の目標：着物を着る機会をふやそう。
というわけで、茶色の紬に半幅帯で東博へ。貝の口結びは緩み対策でいつも帯締めもしてる。アクセントにもなるし。半幅は結ぶのも簡単だし、背中も軽くてやっぱり楽。
一つ紋付きの色無地に白地の名古屋帯で、久々のお稽古へ。名取試験の時に作った着物だけど、その後コロナ禍に突入してしまいお出かけの機会もないまま数年来。良い着物なのでこれから頑張って着ます。しかしお流儀の紋を背負って歌舞伎座へ行く勇気はない。

今年のクリスマスケーキは東京會舘のブッシュドノエル。外側はコーヒー風味のクリーム、中はプティングであまり重くなく甘さも控えめ。とても美味しかった。

2017年〜2019年はこんな感じ。2020年〜2021年はコロナ禍で上演されるだけで奇跡だったので。

2022年はこんな感じ