この時に考えてたことが初めて書いた小説でした、という

今読むと拙いな〜と思うけど、でも凄くフレッシュでなんか爽やかで、今よりも感情がくっきり表現されてて自分でも好きなんだ
ふふ！

五月十六日(水) 三時限目 数学 | ペルー産
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豪炎寺は「円堂と目が合って、嬉しくて笑っちゃった」のでどっちも同じくらいの注目度と気持ちだと思う。
豪炎寺も円堂が授業中何してるのか見てると思うし。
気になる人のことは見ちゃうよね。

ある時黒板から帰ってくる豪炎寺とバチッと目が合って「あ」と思ったら、
豪炎寺が眉尻と口元だけでほほえんだので円堂はそれが嬉しくて楽しくて。
「授業中に豪炎寺が俺に笑いかけたから……笑いかけただけでめちゃくちゃ嬉しいんだ、俺」とただ思うのでした

円「あれ豪炎寺まだ帰ってなかったのか」
豪『ああ』
円「なんか約束してたっけ」
豪『いや…一緒に帰ろうと思って』
円「あ、そうなんだ」
豪『(無言の頷き)』
円「(嬉しいけど……すごい嬉しい！！けどこれ特別扱いしてるってことになるか……？いや豪炎寺からきてるし……ノーカン……？)」

当然泣かすつもりはなかったし、そんな苦しそうに泣くと思わなくて「あ、あああごめん、いやいいんだ大丈夫だから……」とかわたわた言いながら慌てて背中をさすって泣かせてやる豪炎寺

豪炎寺が優しいから泣いちゃったじゃん円堂が……

「あのさ、俺はいつもの円堂も好きだけどそうじゃない円堂も知りたいし好きになりたいし多分なれる、から……」と。
多分伝えてる最中に既に顔を腕で覆ってて言い終わったらもう泣き始めてる、泣くまでがほぼノーモーションの円堂
うわーん！て泣くんじゃなくてフー(息はいて)…ハア(落ち着く)、ウッ(また涙来た)みたいな泣き方