行進、同色、シンボル的なアイテム、音楽、等をミニマルに繰り返すことが軍隊や宗教のようなシリアスなコミュニティを感じさせつつも、言葉はなく、それが不気味さだったりユーモアさだったりを感じさせる（軍隊や宗教にもそういう側面はあるが）んだけど、コレクションにより語られない言葉には、軍隊や宗教にはないどこか自由さがあって……と、ここまで書いてて思ったけど、Rick Owencに僕が入れ込むのは、今回ばかりでなく常に束縛からの解放を夢見る、その不自由な自由さがコレクションにあるからなんだろう。
まったき自由がないことを受け入れて、尚自由を目指す強さが、Rick Owencの美しさなのかもしれない。