劉慈欣の未読短編集が図書館にあったので借りました。
表題作他14遍くらいを収録。ダークでシリアスな話あり、スラップスティックな話あり、感動系の話ありと、同一作者のものとは思えない幅の広いSF短編集。
どの話も良かったんですが、超監視社会の誕生譚とその末路を端的に描いた「鏡」は中国(あるいは日本)の政治を皮肉ってるようでもありながら、超絶ホワイト社会になった果ての結末が社会の衰弱死である点がオモロかったです。
劉慈欣の未読短編集が図書館にあったので借りました。
表題作他14遍くらいを収録。ダークでシリアスな話あり、スラップスティックな話あり、感動系の話ありと、同一作者のものとは思えない幅の広いSF短編集。
どの話も良かったんですが、超監視社会の誕生譚とその末路を端的に描いた「鏡」は中国(あるいは日本)の政治を皮肉ってるようでもありながら、超絶ホワイト社会になった果ての結末が社会の衰弱死である点がオモロかったです。
パビリオンの行方が、どっかの老人ホームに行ってたりするの面白かったです。果たして今も残っているのであろうか。
パビリオンの行方が、どっかの老人ホームに行ってたりするの面白かったです。果たして今も残っているのであろうか。
50年前だと今より情報に接続出来る量も娯楽も圧倒的に少ないだろうし、そんな中こんなものが目の前にあったら本当に腰抜かすくらい感動しただろうなぁ…そりゃ1日最高86万人が殺到するわ。
50年前だと今より情報に接続出来る量も娯楽も圧倒的に少ないだろうし、そんな中こんなものが目の前にあったら本当に腰抜かすくらい感動しただろうなぁ…そりゃ1日最高86万人が殺到するわ。
これだけでも十分値段の元取れるくらいの迫力あり。
これだけでも十分値段の元取れるくらいの迫力あり。
入場料安いし直ぐ終わるんだろうなぁ…と思ってたらビビるくらい見応えがありました。
岡本太郎作品も展示。
入場料安いし直ぐ終わるんだろうなぁ…と思ってたらビビるくらい見応えがありました。
岡本太郎作品も展示。
太陽の塔はデッケかった。
太陽の塔はデッケかった。
・スメラミシング
小川哲の短編集。陰謀論の話と、方程式の話が面白かった。
・木曜殺人クラブ
なんとか読み切りましたが、面白い面白くない以前に、キャラが多い上にキャラの名前がコロコロ変わる(苗字呼びだったり、名前呼びだったり)から、誰が誰なのか把握するのが大変で仕方なかった。
ロシア作品はこのパターンが多いイメージがある。アンナカレーニナとかドストエフスキーとか(過去の挫折読書体験より)
・大転生時代
島田雅彦作品はパンとサーカスしか読んでないけど、今作読んで、氏の作品はたぶんどの作品も現代日本の政治的要素が強い話なんだな、ということが察せられました。
・スメラミシング
小川哲の短編集。陰謀論の話と、方程式の話が面白かった。
・木曜殺人クラブ
なんとか読み切りましたが、面白い面白くない以前に、キャラが多い上にキャラの名前がコロコロ変わる(苗字呼びだったり、名前呼びだったり)から、誰が誰なのか把握するのが大変で仕方なかった。
ロシア作品はこのパターンが多いイメージがある。アンナカレーニナとかドストエフスキーとか(過去の挫折読書体験より)
・大転生時代
島田雅彦作品はパンとサーカスしか読んでないけど、今作読んで、氏の作品はたぶんどの作品も現代日本の政治的要素が強い話なんだな、ということが察せられました。
仕方なしに奥様を先に返し、1時間くらい待って2人で観に行くことにしたんですが、徘徊してるゾンビが余りにも怖過ぎたのか、ビビり散らかした娘は5分くらいで帰りたいと言い出す。ほんま…もぅ…ほんま…んもぅ…
仕方なしに奥様を先に返し、1時間くらい待って2人で観に行くことにしたんですが、徘徊してるゾンビが余りにも怖過ぎたのか、ビビり散らかした娘は5分くらいで帰りたいと言い出す。ほんま…もぅ…ほんま…んもぅ…
3500円組のマリオとかピーチとかドンキーはピノキオ君の気持ち考えたことあんのかな…?
3500円組のマリオとかピーチとかドンキーはピノキオ君の気持ち考えたことあんのかな…?
これがKAKUSASYAKAIってやつか…
これがKAKUSASYAKAIってやつか…
ニンテンドーワールドが本当に凄い密度の作り込みで、任天堂で育って来た僕はおしっこ漏らしながら感動しました(一方、娘はあんまりゲームやらない為、70分待ちしたヨッシーの乗り物には若干の苦言を呈していました)
ニンテンドーワールドが本当に凄い密度の作り込みで、任天堂で育って来た僕はおしっこ漏らしながら感動しました(一方、娘はあんまりゲームやらない為、70分待ちしたヨッシーの乗り物には若干の苦言を呈していました)
8月に行った時に比べて比じゃないくらいに人多くて、どのパビリオンもモノ売るってレベルじゃねぇぞ状態だったんですが、だいぶ涼しくなって来たので快適に過ごせました。夏はもう外に出たらダメなんだな。
8月に行った時に比べて比じゃないくらいに人多くて、どのパビリオンもモノ売るってレベルじゃねぇぞ状態だったんですが、だいぶ涼しくなって来たので快適に過ごせました。夏はもう外に出たらダメなんだな。
エンタメとして一番面白いジャンルはギャンブル漫画なのではないか? とうっすら思ってるんですが、ギャンブル小説っていうジャンルはあんまり読んでなかったなぁ…という事に今作を読んで今更気付きました。
高校を舞台にしたギャンブル連作短編集。嘘喰いなどにあるような、既存の遊びにプラスワンしたゲームで対戦してくれるので理解がし易い(ジャンケットバンクのゲームを雰囲気で読んでる僕のようなモンでもスルスル理解出来ました。文字だけなのに。小説がうまい)
既に漫画化されてたようにも思うんですが、もしまだならめだかボックスの作画の人に絵を描いて貰ったら良いのではないかと思いました。
エンタメとして一番面白いジャンルはギャンブル漫画なのではないか? とうっすら思ってるんですが、ギャンブル小説っていうジャンルはあんまり読んでなかったなぁ…という事に今作を読んで今更気付きました。
高校を舞台にしたギャンブル連作短編集。嘘喰いなどにあるような、既存の遊びにプラスワンしたゲームで対戦してくれるので理解がし易い(ジャンケットバンクのゲームを雰囲気で読んでる僕のようなモンでもスルスル理解出来ました。文字だけなのに。小説がうまい)
既に漫画化されてたようにも思うんですが、もしまだならめだかボックスの作画の人に絵を描いて貰ったら良いのではないかと思いました。
三体のプリクエル…と思わせるタイトルになっているが、繋がりは殆どなし。三体に登場する天才科学者が出て来るのと、最期の方に匂わせ程度の演出があるだけなので、シリーズの繋がりを期待するとやや肩透かし。
(単独作品としては十分面白かった)
SF好きなものの、アホな文系なので球電現象の正体とか、その対処法などについては雰囲気でしか理解してませんが、最期の写真のくだりとかはシャイニングを彷彿とさせて、量子の振舞いってのは殆どオカルトなんかな? と思いました。
三体のプリクエル…と思わせるタイトルになっているが、繋がりは殆どなし。三体に登場する天才科学者が出て来るのと、最期の方に匂わせ程度の演出があるだけなので、シリーズの繋がりを期待するとやや肩透かし。
(単独作品としては十分面白かった)
SF好きなものの、アホな文系なので球電現象の正体とか、その対処法などについては雰囲気でしか理解してませんが、最期の写真のくだりとかはシャイニングを彷彿とさせて、量子の振舞いってのは殆どオカルトなんかな? と思いました。
HIKAKINさんの事は「心の中ではセイキンさんの事どう思ってるんやろ…」くらいのクソみたいに浅い知識しか無いのですが、味はとても美味しかったです。
HIKAKINさんの事は「心の中ではセイキンさんの事どう思ってるんやろ…」くらいのクソみたいに浅い知識しか無いのですが、味はとても美味しかったです。
・ストーリーがかなり良かった。映画版はハード目な設定が多いですが、その中でも割と上位の展開あり。
・過去2作品との絡みは短めですが、わんプリの敵に対する説得力のある台詞たるや。あんなもん泣く。
・音楽の力ってやっぱ強いなぁ…と、過去作の主題歌歌うシーンで思いました。
・展開はほぼ一緒で良いので、全プリキュア作品が出て来て全主題歌を歌っていく完全版が観たい(上映時間3時間)
・つばアゲ派が制作スタッフの偉い人の中にいてる。
・アイドルプリキュアの先輩である、まこぴーとレモネードの2人は、ちょい役で良いので出て来て欲しかった。
・ストーリーがかなり良かった。映画版はハード目な設定が多いですが、その中でも割と上位の展開あり。
・過去2作品との絡みは短めですが、わんプリの敵に対する説得力のある台詞たるや。あんなもん泣く。
・音楽の力ってやっぱ強いなぁ…と、過去作の主題歌歌うシーンで思いました。
・展開はほぼ一緒で良いので、全プリキュア作品が出て来て全主題歌を歌っていく完全版が観たい(上映時間3時間)
・つばアゲ派が制作スタッフの偉い人の中にいてる。
・アイドルプリキュアの先輩である、まこぴーとレモネードの2人は、ちょい役で良いので出て来て欲しかった。
弔堂シリーズ最終作。
大きな事件は起きないけれど、本と人の縁を描く作品で、しみじみと好きでした。
過去作の主人公達も全員出て来て、夏彦はんはほんまこういう構成うまいよなぁ…と(アホなので本作の主人公の勤務先社長が一作目の主人公な事にはラストエピソードまで気付きませんでしたが)三作目の弥蔵が好きだったので、鶴田に店譲って隠居みたいな感じになっててホッコリしました。
弔堂と撓の二人については、別作品のどっかで掘り下げあるのか無いのか分かりませんが、撓は京極堂シリーズくらいまでは生きてそうなので、そのうちどっかでポンと出て来てくれたら嬉しいっすね…。
弔堂シリーズ最終作。
大きな事件は起きないけれど、本と人の縁を描く作品で、しみじみと好きでした。
過去作の主人公達も全員出て来て、夏彦はんはほんまこういう構成うまいよなぁ…と(アホなので本作の主人公の勤務先社長が一作目の主人公な事にはラストエピソードまで気付きませんでしたが)三作目の弥蔵が好きだったので、鶴田に店譲って隠居みたいな感じになっててホッコリしました。
弔堂と撓の二人については、別作品のどっかで掘り下げあるのか無いのか分かりませんが、撓は京極堂シリーズくらいまでは生きてそうなので、そのうちどっかでポンと出て来てくれたら嬉しいっすね…。
亡き両親が残したミックステープリストの曲を探していく女の子の話。
曲探しの為に色んな人と関わって行くことで、女の子の人生も広がって行く。
音楽系ドラマは作中に流れる音楽の力があるのでほぼハズレがないジャンルだと思うのですが、今作は特に日本人にはめっちゃ刺さるある曲が流れるので、その時点で100点。
時代設定が1999年なんですが、これが現代なら自室でスマホでポンで話が終わる。
ネットで何でも調べられる現代は便利ですが、何かを探す過程で得られる寄り道や物語性は損なわれるので、物事ってのは等価交換だなぁ…(という事をNetflix作品で思うのであった)
亡き両親が残したミックステープリストの曲を探していく女の子の話。
曲探しの為に色んな人と関わって行くことで、女の子の人生も広がって行く。
音楽系ドラマは作中に流れる音楽の力があるのでほぼハズレがないジャンルだと思うのですが、今作は特に日本人にはめっちゃ刺さるある曲が流れるので、その時点で100点。
時代設定が1999年なんですが、これが現代なら自室でスマホでポンで話が終わる。
ネットで何でも調べられる現代は便利ですが、何かを探す過程で得られる寄り道や物語性は損なわれるので、物事ってのは等価交換だなぁ…(という事をNetflix作品で思うのであった)
軍靴の足音がボンヤリ聴こえて来ている気がしている(幻聴であって欲しい)ので読みました。
戦争に関わった「女性たち」に対する聞き書きなので、戦争もののヒロイックな側面がほぼ無く、グラデーションはあれど戦争の悲惨さがより際立つ。
これほどまでに悲惨な体験も、3世代経てば普通に失われていくし、政治や社会次第では下手したら無かった事になってたりするのが余りにも怖い。
たぶん戦争は人間の遺伝子に組み込まれてるのかもしれないけれど、戦争したい勢は先ずこの本を読むか、どっか隔離された別の星で勝手にやり合って貰いたいなぁ…と思います。
軍靴の足音がボンヤリ聴こえて来ている気がしている(幻聴であって欲しい)ので読みました。
戦争に関わった「女性たち」に対する聞き書きなので、戦争もののヒロイックな側面がほぼ無く、グラデーションはあれど戦争の悲惨さがより際立つ。
これほどまでに悲惨な体験も、3世代経てば普通に失われていくし、政治や社会次第では下手したら無かった事になってたりするのが余りにも怖い。
たぶん戦争は人間の遺伝子に組み込まれてるのかもしれないけれど、戦争したい勢は先ずこの本を読むか、どっか隔離された別の星で勝手にやり合って貰いたいなぁ…と思います。
個人HP、MIDI音源、BBS、チャット、ROM…
インターネットが特別な行為で、オンラインが現実と切り離された魔法の場所だった「あの頃」
現実と完全融合してインフラとなってしまった今のインターネットにはない、同好の士が集う閉鎖された空間内のアレな人間関係とかに、共感性羞恥めいた感情と懐かしさで身悶えしました。
今のインターネットの方が圧倒的に便利なんですが、あの頃のインターネットにはやっぱ浪漫があったと思うんです…
作中、お絵描きBBSの絶妙な絵柄とかが絶妙にダサくてほんと良かったです。
個人HP、MIDI音源、BBS、チャット、ROM…
インターネットが特別な行為で、オンラインが現実と切り離された魔法の場所だった「あの頃」
現実と完全融合してインフラとなってしまった今のインターネットにはない、同好の士が集う閉鎖された空間内のアレな人間関係とかに、共感性羞恥めいた感情と懐かしさで身悶えしました。
今のインターネットの方が圧倒的に便利なんですが、あの頃のインターネットにはやっぱ浪漫があったと思うんです…
作中、お絵描きBBSの絶妙な絵柄とかが絶妙にダサくてほんと良かったです。
※自分用飯の定義は、10分以内に作れて、特にバランスとかを考えないものを指す。
※自分用飯の定義は、10分以内に作れて、特にバランスとかを考えないものを指す。