就職した私はブラックな企業で心を荒みタバコを吸うようになる。銘柄は強面がいつも買っていた2種類の煙草を試したがどちらも合わず、世間一般的に「女が吸うタバコ」に落ち着いた。あの時のライターは既に手元には無いが、ずっと100円ライターを使っていた。
100円でライターが買えなくなった今も、コンビニに行くたびあの出来事を思い出す。
自分は覚えが遅いだけで、一生懸命繰り返し真面目に向き合えば身につく。やる気燃え上がらせるには十分な火力を持つ、とっておきの思い出だ。
就職した私はブラックな企業で心を荒みタバコを吸うようになる。銘柄は強面がいつも買っていた2種類の煙草を試したがどちらも合わず、世間一般的に「女が吸うタバコ」に落ち着いた。あの時のライターは既に手元には無いが、ずっと100円ライターを使っていた。
100円でライターが買えなくなった今も、コンビニに行くたびあの出来事を思い出す。
自分は覚えが遅いだけで、一生懸命繰り返し真面目に向き合えば身につく。やる気燃え上がらせるには十分な火力を持つ、とっておきの思い出だ。
こーーーーーーーーーーーーんぐらいの距離が欲しい…!!!
重要じゃない話の中に出てくるモブでありたい。けど、確かに、同じ世界戦を生きている!
遠回り過ぎて気持ち悪いね!!
推敲せず投げるからもうほんとただの書き散らし!あーすっきりした。
読まないで!笑wwww
こーーーーーーーーーーーーんぐらいの距離が欲しい…!!!
重要じゃない話の中に出てくるモブでありたい。けど、確かに、同じ世界戦を生きている!
遠回り過ぎて気持ち悪いね!!
推敲せず投げるからもうほんとただの書き散らし!あーすっきりした。
読まないで!笑wwww
若頭は、「逃げられてんじゃねえか」と笑った。若頭に同調するように強面も口角を上げるが、バックミラーに映る会長の口が開くのが見え、言葉を待った。
「よかったな」
「はい。よかったです」
女との関係性がこれ以上進展することも後転することもない現状を『良かった』と。そう言った会長の関心は既に別に向いているのか、会話が途切れると若頭とフロント企業で行う会議の話を始めた。
この出来事は、コンビニ店員の女の思い出と同様に白峯会解散後の厳しい人生を生きる強面にとってのよすがの光になるのだった。
若頭は、「逃げられてんじゃねえか」と笑った。若頭に同調するように強面も口角を上げるが、バックミラーに映る会長の口が開くのが見え、言葉を待った。
「よかったな」
「はい。よかったです」
女との関係性がこれ以上進展することも後転することもない現状を『良かった』と。そう言った会長の関心は既に別に向いているのか、会話が途切れると若頭とフロント企業で行う会議の話を始めた。
この出来事は、コンビニ店員の女の思い出と同様に白峯会解散後の厳しい人生を生きる強面にとってのよすがの光になるのだった。
本当に雑談がしたいのか、と若頭は驚きうわずりながら強面は答えた。
「知りません。次行ったらそいつは辞めていました。就職だそうで」
若頭は、「逃げられてんじゃねえか」と笑った。若頭に同調するように強面も口角を上げるが、バックミラーに映る会長の口が開くのが見え、言葉を待った。
「よかったな」
「はい。よかったです」
なにが良かったのか、強面は言語化できなかったが女との関係性が進展することはないが、後転か。で、そいつは今何してるんだ」
本当に雑談がしたいのか、と若頭は驚きうわずりながら強面は答えた。
本当に雑談がしたいのか、と若頭は驚きうわずりながら強面は答えた。
「知りません。次行ったらそいつは辞めていました。就職だそうで」
若頭は、「逃げられてんじゃねえか」と笑った。若頭に同調するように強面も口角を上げるが、バックミラーに映る会長の口が開くのが見え、言葉を待った。
「よかったな」
「はい。よかったです」
なにが良かったのか、強面は言語化できなかったが女との関係性が進展することはないが、後転か。で、そいつは今何してるんだ」
本当に雑談がしたいのか、と若頭は驚きうわずりながら強面は答えた。
塗り重ねたモルタルが剥がれ枠組みだけとなった思い出を初めて人に話した。この宝物のように大切にしている話を馬鹿にされないため、これまで箔付け目的に誇張して話していたが、自身が敬愛する会長に馬鹿にされるならそれでもいいと思ったのだ。何より強面は会長に嘘をつきたくなかった。
塗り重ねたモルタルが剥がれ枠組みだけとなった思い出を初めて人に話した。この宝物のように大切にしている話を馬鹿にされないため、これまで箔付け目的に誇張して話していたが、自身が敬愛する会長に馬鹿にされるならそれでもいいと思ったのだ。何より強面は会長に嘘をつきたくなかった。
「なんで笑っている」
後部座席の会長がバックミラーを通して強面を見つめる。
「すみません。なんでもありません」
「答えられねぇことか」
失言だったと気付く。背中が一瞬で冷え、指先の血の気がなくなる。
「…おい。会長が聞きたがってる。話せ。ただの雑談だ」
見かねた若頭が助け舟を出し、強面は口を開いた。
「…何年か前の話なんですが、俺が育てたコンビニ店員の女がいまして」さっきそいつを思い出したんです、と強面が正直に話した。
「…お前のイロか」
そんなんじゃありません。俺はただの客でした。ただ…
「なんで笑っている」
後部座席の会長がバックミラーを通して強面を見つめる。
「すみません。なんでもありません」
「答えられねぇことか」
失言だったと気付く。背中が一瞬で冷え、指先の血の気がなくなる。
「…おい。会長が聞きたがってる。話せ。ただの雑談だ」
見かねた若頭が助け舟を出し、強面は口を開いた。
「…何年か前の話なんですが、俺が育てたコンビニ店員の女がいまして」さっきそいつを思い出したんです、と強面が正直に話した。
「…お前のイロか」
そんなんじゃありません。俺はただの客でした。ただ…
新人店員の拍車のかかったたどたどしい接客に、強面は数年前に会ったコンビニ店員の女を思い出した。仲間に『俺が育てた女』と吹聴するほど気に入っている数少ない良い思い出だ。但し、厚化粧のように脚色が塗り足され事実とかけ離れた話になってしまっている。
指名の煙草のカートンが出てくるのに時間がかかり、コンビニを出るまでに10分とかかってしまった。
新人店員の拍車のかかったたどたどしい接客に、強面は数年前に会ったコンビニ店員の女を思い出した。仲間に『俺が育てた女』と吹聴するほど気に入っている数少ない良い思い出だ。但し、厚化粧のように脚色が塗り足され事実とかけ離れた話になってしまっている。
指名の煙草のカートンが出てくるのに時間がかかり、コンビニを出るまでに10分とかかってしまった。
雑に万札を渡され、これまた丁寧に、恭しく受け取り嘲笑を浴びてコンビニへ向かう。嘲笑一つで機嫌がとれるなら安いもんだと、強面は己を慰めた。
最初は覚えられなかった好みのコーヒーは、今じゃ迷いなく手に取ることができる。
雑に万札を渡され、これまた丁寧に、恭しく受け取り嘲笑を浴びてコンビニへ向かう。嘲笑一つで機嫌がとれるなら安いもんだと、強面は己を慰めた。
最初は覚えられなかった好みのコーヒーは、今じゃ迷いなく手に取ることができる。
送迎中、後部座席の若頭にコンビニへ寄るよう指示を出され恭しく承諾する。畏まりすぎだ、二重敬語じゃねえか、これだから学の無い奴は。と若頭は口早に強面を罵り、隣に座る会長に「自分はこうじゃありませんよ。会長と同じく学があります」と浅ましいアピールをする。
送迎中、後部座席の若頭にコンビニへ寄るよう指示を出され恭しく承諾する。畏まりすぎだ、二重敬語じゃねえか、これだから学の無い奴は。と若頭は口早に強面を罵り、隣に座る会長に「自分はこうじゃありませんよ。会長と同じく学があります」と浅ましいアピールをする。