綾瀬
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綾瀬
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五伏/文字と日常
ホテルに入ろうとする細い肩に伸ばした手はギリギリ間に合った。本来ならこんな軟派な男に遅れを取るような彼ではない。見れば眉間に残る派手な残i穢の痕。最強のあの男に叱責されたのだろう。見知らぬ男が喚くのを束の間の殺気で制し少年に声をかける。「帰りますよ」「…嫌です」小さくとも明確な拒否に七i海は足を止める。「伏i黒くん?」「汚れたいんですそうしたら分かるかもしれないし認めて貰えるかもしれないから」誰にとは聞かずとも分かった。「ならば私にしますか」近付く強大な力の片鱗をいなしながら囁く。「優しくしますよ」「――許す訳ないだろ」割って入った唸るような低音。驚く少年。やれやれ貸し一つですよ、五i条さん。
February 20, 2025 at 2:35 PM
酒と欲にまみれた夜の街で明らかに浮いた黒髪。清廉なくせに思わず抱きしめたくなるような色気なんてマズいに決まっているだろう。舌打ちも隠さず肩を掴めば驚いたような碧玉が俺を撃った。「日i下部先生…」おいおい勘弁してくれ。今にも濡れそうな長い睫毛の原因なんて分かりきっていて今すぐにでも逃げ出したい気持ちを大人の理性で食い止める。「帰りたくないのか」沈黙は即ち肯定だ。何かにひどく傷ついている少年にあえて明るい声をかける。「一晩だけなら泊めてやるぜ」少年が顔色を明るくしたそのときだった。「だーめ」歌うような声で入った妨害の元凶なんて分かり切っている。現代最強の男は声音とは裏腹な眼差しで俺を射抜いていた。
February 20, 2025 at 2:34 PM
膝枕と答えたのは何も思いつかなかったからだ。「何か俺にできることはありませんか」と照れくささを不機嫌な声で誤魔化した少年に他に言える言葉がなかった。一瞬躊躇った教え子はそれでも細い足を正座に組んだ。どうぞとそっけなく言われて薄い太腿を枕にする――あれは彼が小学校低学年だったから許されたことである。今はダメ、とくり返す五i条に彼は苛立ったようだった。「何でダメなんスか癒されたって言ってたでしょう」あのときはそうだった。だが今はダメなのだ。「好意で膝枕しただけの男に欲情されて襲われたくないでしょ!?」一拍の間。そして恵は「襲われたくて俺が誘ってるとは思わないんですか?」と蠱惑的に口端をつり上げた。
February 18, 2025 at 2:44 PM
「そろそろ姉弟に性教育をした方がいいんじゃないか」学長の忠言に真っ先に返した言葉は「まだ早くない?」だった。禪i院 の血筋を狙われたらどうするとまで言われて渋々2人を呼び出す。「今日は君たちにどうしたら子どもができるか説明しようと思うんだけどね」淡々と同期が告げた瞬間きょとんとした姉の横でサッと顔色を変えたのは弟の方。怯えるように下腹部を守る仕草に反応したのは大人3人同時だった。「硝i子」「分かってます…めぐみくんちょっと話があって」言えたのはそこまでだった。風のように動いた男が少年の肩を掴む。「めぐみ誰に何された?言えよ――微塵も跡形残らないくらいソイツ潰してそれから先、ずっと一生守るから」
February 17, 2025 at 1:57 PM
「ふしぐろってモテたでしょ」「山ほど手作りチョコ貰ってそうよね」コミュ力の高い教え子2人に聞かれて僕は瞬きした。「1つも貰ってないと思うよ。元ヤンだし敬遠されてたのかも」「いーえあのキケンな感じに引かれる女子は多いはずよ」自信ありげな言葉に胸がざわつく。あの恵が。僕の知らないところで頬を染めた可愛い女子にチョコを手渡されていた――?
「どうなの!?」その夜単独任務で不在だった年下の恋人を問い詰めれば彼はあっさり口を割った。「貰ってませんよ」「本当に!?」「はい…好きな人がいるって全部断ってましたから」誰のことか分かりますよね、と笑った彼は唖然とする僕にBの高級一粒チョコレートとキスをくれた。
February 15, 2025 at 3:20 PM
目の前10メートルに立つのは、恵まれた体躯も相まってそびえ立つように思える特i級術i師。彼が放り出した塊は、破れた制服を見るまでもなく1年生の中で唯一の二i級術i師と分かる。顔も上げられずに蹲る少年へ、五i条の厳しい言葉が飛んだ。「自己犠牲は迷惑だって何度言えば分かるの」その言葉は間違っていないだろう。分かっているから少年も黙っているのかもしれない。だがその真っ白い顔色と血で汚れた頬を見れば、説教よりも先にするべきことがあるのは明らかだ。考えるより先に体は動いていた。「五i条、伏i黒を貰うぞ」「――あァ?」地を這うような低音に、日i下部は己の失敗を悟る。どうやら俺は、馬に蹴られてしまうらしい。
December 28, 2024 at 5:14 AM
ふぁんぱれ様のイベント見返してたんですけど「強くなってよ僕においていかれないくらい」のところ夕焼けシーンなの胸が痛いほどSUKI
あんなオレンジに染まった景色の中で請願みたいな言葉聞いちゃったらそりゃもう一生伏は五に呪われて生きていくんだろうなぁって考えて泣きそうになってる
December 17, 2024 at 1:15 PM
我BL小説の恋路に関係ない地の文(間違ってるけど他に適切な言い方が見つからない)の描写大好き侍
たとえば伏が五に会いたくて急ぐ夜道から見える星空とかショーウィンドウの様子とかたどり着いたマンションの構造とか伏のために五が作る夜食とか(しかもそれがめっちゃ美味しそうだったりとか!)入浴剤なに使ってるとかベッドのファブリックとか交際とか話の本筋に関係ない部分を拝読するのが大大大好きなのってわたしだけじゃないと信じてる
December 16, 2024 at 4:11 PM
寒くなってきたのですぴっつの楓聞いて泣きそうになってる
五の声を忘れないまま歩いていく伏とかしんどくて尊くて無理
December 13, 2024 at 12:46 PM
事変後に五の隠居先を訪ねる虎釘
「ふしぐろいる?」「いるよ〜会ってく?」「もちろんでしょお土産も持ってきたんだから」「え、僕には?」「なんで元担任に買ってくる必要があるのよ」「リンツの新作があるよ先生」ってにぎやかなやり取りしながら明るい寝室に移動したら人形みたいにきれいな顔で眠ってる伏がいて「そろそろ起きなよふしぐろ」「そうよアンタが寝てる間にこっちは一級になって稼いでんのよ美味しいお菓子も持ってきたのに何で寝てんのよ」って涙ぐむ教え子たちの頭ぽんと叩いて「ありがとね2人とも」って聞いたことないくらい優しい声で労った五が唇だけで「めぐみを独占できるなら僕はこのままでもいいけどね」って呟く五伏
October 23, 2024 at 1:21 PM
ブロックがーとか通知がーとか悩ましいことが増えたんですけどそうだぶるすかがあるじゃないかって思い直しました
そうだわここで五伏を惜しみつつ語ればいいんだわ
September 24, 2024 at 1:25 PM
五伏が付き合い始めて心配する周囲
「ふしぐろのこと振り回してない?我慢させてない?」って聞いても「大丈夫だよ〜」しか言わない五に「絶対大丈夫じゃなさそう」って直接様子見に行った虎釘が「めぐみ〜実家からいいお素麺大量に送られてきたから今日のお昼は生姜と大葉多めに乗っけたやつでいい?晩ごはんは生姜焼き仕込んであるから」「洗濯機回してるよお布団は先に干したから今晩はお日様の匂いで寝られるね!」「めぐみの好きなアイスコーヒー淹れたよ飲んでる間足マッサージしてあげる」って構い倒して「僕さぁ本当に好きな子には尽くすタイプだったみたい」って照れ笑いする担任の姿に胸焼けして「お幸せに」って退散する五伏読みたい
June 24, 2024 at 2:07 AM
例の空港でいざ搭乗しようとしたところで「おい待て」ってめっちゃ聞き覚えあるドス効いた声に呼び止められて振り返ったら案の定反転を覚えるきっかけになった男がいたから「お互い『ココ』に来ちゃったんだから仲良くしようよ」って肩竦める五
「そうじゃねぇ俺のガキがお前に合わす顔がないってトボトボ歩いてここに向かってやがるちょっとだけ待ってやっちゃくんねぇか」「はァ!?そんなの今すぐ迎えに行くし!!」「悪ぃな方向はあっちだ」「分かった!!」って走って行く「北口」を見つめて「やれやれやっと行ったか今の君なら間に合うよ頑張れさとる」って裏なく笑う夏と「良かったな――後は上手くやれよめぐみ」って呟くパパ黒な父の日
June 16, 2024 at 1:59 PM
恋人になって欲しいって言われて頷いて清い交際始めてすぐ五のマンションで隠すみたいに置かれてる写真見つけたら親友と並んで満面の笑顔の五が映ってて怒ったり泣いたりする前になるほどなって納得する伏
それまでも控えめだったのにさらに存在感薄くなって待ち合わせ遅れても約束ドタキャンしても「分かりました」って平坦な声で答える伏にだんだん苛立って「めぐみ僕のこと好きじゃないよねそんなんなら別れようか」って拗ねてみたのに「分かりました」って静かな微笑みと共に答えられてさすがに違和感持ったところで「ゲトーさんがいたらアンタは俺になんか興味持たなかったでしょうから」って帰り支度されたから「待って」って真顔になる五
June 14, 2024 at 3:00 PM
実を言うと(そこまで大した話じゃない)体に140文字でツイートするっていう感覚が染み付いてるせいでぶるすかにいると「まだ書けるの!?マジで!?もうそろそろ書けなくな…らないんだマジかーよーしもうちょい五伏について語っちゃうぞー」ってテンションお手軽に上がっちゃうからオタクに投稿先いろいろ与えてくれるのほんとありがたい特に今は本誌で色々考えちゃうからときどきここで吐き出したいです(謎の決意表明)
やっぱり五伏が過ごした9年は特別だと思うし「最強」が「特級じゃない」人間の弱さや成長を知ったのはふしぐろめぐみのおかげじゃないかと思うんだ
June 13, 2024 at 2:53 PM
「置いていかれた」って気持ちが意識の根底に常にあって「できるのにやらないだけ」って非難されたから見込みありそうな子どもを高額で引き取って世話して近くに置いて稽古つけてただけで心はいつでもアオイハルと親友と共にあった――って路線に進むのだろうかもしそうなら「最強」にとって伏の存在なんて大したことないしましてや五伏なんてありえないよね悲しいけど公式のおっしゃることだしそれを弁えて2次創作しなくちゃねって思ってたんですけど(自分も路線変更するとか2次創作やめる気はまったくない)そういう目で読み返してもやっぱり五伏ってウェットだしおかしいですよね(例・フォーメーションB)
June 13, 2024 at 1:55 PM
五伏と本誌を理解してる友人(腐)から「がiくiとの【再i会〜すとーりー〜】がめっちゃ五伏じゃない?」ってらいんくれたので聞いてみた
うん!!これは!!五目線の切な系五伏ですね!!昨日からエンドレスで聞いてる最高
June 13, 2024 at 5:49 AM
五伏なんちゃって表紙『恋の媚薬』
どろどろシリアスはもちろん大好きだけどたまには頭からっぽになれるEROも必要
初夜が気まずく終わっちゃって2回めが遠くて心配になった五が手に入れたもののさすがに使えずに取っといた媚薬♡を伏が飲んじゃう濡れ場多めなアホERO
めっちゃ効果絶大なのもいいけど実はぜんぜん効いてなかった伏が「こんなつまんない俺じゃ飽きられる」って必死に演技してたのがだんだん気持ちくなっちゃうのも萌える
February 17, 2024 at 1:14 PM
なんちゃって表紙『契約彼氏』
先生には本命がいるって聞いて悲しくてぽっかり開いた心の穴を埋めたくてマッチングアプリで優しくしてくれる年上男性を探す伏
紳士的で穏やかそうな人と会うことになって期待半分怖さ半分で向かった待ち合わせ場所にいたのは表情の読めない五で「こんなこと初めてだね?それなら怒らないから帰ろうか」って言われかけたのを遮って「違いますこのアプリは初めて使いましたけど慣れてます前のパパっていうかカレシと別れたばかりだから」ってあと先考えずに言っちゃって泥沼る五伏
February 16, 2024 at 2:55 PM
なんちゃって表紙『衝撃喪失』
最強かつGOJO家当主かつEXランクアルファの五が自分なんかを好きになってくれるはずがないって思い詰めて「先生遊びでいいから俺を抱いてくれませんか」って思い出を強請った翌朝姿を消して辿り着いた海辺の街で自分の体調異常に気付くオメガ伏
GOJOとZEN'INの血の混じった子を身籠ってるせいで低級から特級まで魑魅魍魎に襲われてあわやって時に助けに現れた五と再会するオメガバ五伏からしか得られない萌えがありすぎる
February 15, 2024 at 7:40 AM
なんちゃって表紙バレンタイン五伏には夢がありすぎると思う
五のために自作したものの渡せなくてきれいにラッピングした包みを枕元に置いて眠った真夜中ハッと気付いたら怒りを露わにした五が室内にいて「めぐみこれ誰からもらったの残穢ビシバシで呪い寸前のシロモノ受け取る許可なんかしてないけど」って怒られて自分の恋心の醜さ見せつけられたようで凍りつく伏とかとても拝読したい
February 14, 2024 at 2:20 PM
なんちゃって五伏表紙
「先生が結婚しないのは本命がいるかららしい→でもまだ告白はしていないとか→今なら近付けるけど本命に勝てるはずがない→じゃあせめてセフレなら→しかも先生にとって都合のいいセフレなら結婚後も使ってもらえるかもしれない」って後ろ向き思考爆走した座学10が拙いなりに一生懸命誘いをかけた結果三ヶ月後くらいになったら「やった〜めぐみと両思いになれた♡」って喜ぶ五と壮絶すれ違い発覚する五伏
February 13, 2024 at 10:31 AM
一応表紙シリーズ(?)は
・スマホかつ表紙メーカーを使う
・絶対にパソコンは使わない
・間違ってもフォトショップとか使わない
・脳内でいくら考えてもいいけど作業時間は10分以内で
という個人的縛りで作ってみてます
しょぼいけど色んな機能を発見できたりしてたのしい
February 13, 2024 at 10:30 AM
意味深タイトル五伏表紙シリーズ(いつの間にシリーズに)
これはたぶん五が結婚するって聞いて(ガセ)自分の恋心は一生隠さなきゃって悲痛な思い固めて(五にも周囲にもバレてる)たまたま同行任務で行った寂しい海辺の町でやっぱり五を好きな気持ちが募って夜中こっそり抜け出して浜辺からフラフラ海に入って行くのを追いかけてきた五につかまってそのまま砂まみれになりながらキスするのをお月様が見てるn番煎じなやつ
February 12, 2024 at 4:40 AM
意味深なタイトルの本の表紙作るの大好き
これは面識なし伏と政略結婚させられることになった五が初めて会ったのに頭下げる伏が気になり過ぎて無表情変えてやりたくてそんなつもりもないのに「義理の姉にまで手ぇ出されたくないならカラダで僕のこと籠絡してみせろよ」とか絡んだ結果毎夜のように辿々しく誘ってくる伏と肉体カンケー先行しちゃう五伏
February 11, 2024 at 10:51 AM