「家に住む座敷童子が定期的に外の人間と遊びたがりお願いを叶えてあげないと出ていってしまうから今回は🍵を屋敷に泊まってもらいあの子と遊んでもらおうと思っていた。もっと早くに説明すべきでした」と申し訳なさそうな主人に
「大丈夫ですよ。こういうの慣れてますから」
と笑ってくれた🍵に安心する家主の話

子供を肩車してあげて上の方を探したり箱を開けたりして子供が探しているお宝を探すけどなかなか見つからなくて「探し物って本当にここにあるのかい？」と聞くと
「あったー！」と無邪気な声が聞こえてきて子供の手にはお人形を持っている姿が見えて
「ありがとう！」
と満面の笑みを浮かべ喜ぶ子供に
（見つかって良かったな）
と思っていたら蔵の中を照らしていた電気が急に消え真っ暗になり子供の安否を確認しながら外へ続く扉の光を頼りに外に出ると今晩泊めてくれると言っていた家主が申し訳なさそうに立っていて

来た道は潰され前に進むしか無い。だけどお札が塵になったり植物の急成長を目の当たりにして明らかに森の奥へと進み続けない方がいいことは分かってるけど
(少し確認するだけなら…)
何歩か進んだところで誰かがそばに居たわけでも無いのにグッと手首をザラつく何かに強く引かれた。突然の衝撃に急いで正体確認すると、全て塵になってしまった塵の塊が意思を持って形を形成し僕の手首を掴んでいた。