前半は主人公“弊機”ことマーダーボットの異常を意図的に伏せて進む所為で人間に対するボヤキ少なめ
後半はボヤキが復活する代わりに状況の説明に尺を割いて物語の起伏にやや欠ける
状況の都合でマーダーボットお得意の電子戦も控えめだし、もう一方の人気キャラ“Asshole Research Transporter”ことARTもNEに比べれば随分と常識的だ（NEが滅茶苦茶過ぎるのだけど
とは言え、その後の展開を示唆する重要なエピソードを含んでいる（と思われる）ので読み応えはなくもなもないかと

ちなみに巻末の解説によるとマーダーボットシリーズはあと6冊分の出版が契約済みだそうです

そう言えば、作中の時間単位がずっと○○標準秒とかキロ秒とかテラ秒とか全部“秒”で、○分とか○時間とか出てこない
宇宙に出航して数千万年も経過したら地球標準時間に拘る意味が薄いけど、読んでる方はピンと来ないからアレよね

というわけで、中断していたマーダーボット最新巻を読みます（こっちを置いてまで6600万年が面白かったということです）

やっぱりまだサムネ出ないか、、