青野
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青野
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若モちゃ可愛いね。
でもたまに焦らしてからOK出すとどうなるのカナ?って実験してみたら、焦らした分だけねちねち抱かれて朝までどろどろのぐちゃぐちゃにされた若モちゃん
November 18, 2025 at 12:31 PM
そこからは、よりいっそう可愛がるようになるカドくん。子供のように、純粋な気持ちで慕われているという充足感が心地良かった。

そしてあの店員は知らなかったのだけど、稚魚はきちんと育てると大きく成長して言葉も話せる賢い成魚になる。
可愛がれば可愛がるほど、美しく綺麗に成長するので、数年後にはあのとき隣にいた水槽の魚達よりもずっとずっと大きく綺麗で賢く、たまにわがままを言って甘える立派な人魚がカドくんの隣で幸せそうに笑ってる。
November 11, 2025 at 5:35 AM
知性を持った種族だと聞いたので、色々話してあげているうちに、稚魚は喜ぶときにぴょんと跳ねるのだと気付いた。
水槽のガラスに指を近付けるとすぐに寄ってきて後追いを始めるので、最初は餌と勘違いしてるのかと思ったけれど、きちんとカドくんを認識しているみたい。おそるおそる水槽に手を差し入れると、逃げるでもなく噛み付くでもなく、きゅ…っと体全部で抱きついてきた。
これは懐かれているのだろうか?
指を引っ込めると、恋しそうにぺったりとガラス面に張り付いてじっと見てくるので、懐かれていると確信する。
November 11, 2025 at 5:35 AM
ここのカドくん視点↓↓↓
素手で触れてしまったことで稚魚に影響があるかもしれないという心配から、すぐにお店の店員に報告するカドくん。皮膚は丈夫だし触れるのは別に大丈夫なんだけど、そろそろ売り捌きたかった店員が「手を出したのなら買ってくれると助かりますがね」と、言ってきたのでカチンときたカドくん、水槽の中にいる稚魚には知りようもないけど、タダ同然にまで値下げされている値札を見て、このまま処分されるのかと思ったら「買う」と返事してた。帰って水槽に出してやると、戸惑っているのか、稚魚がぴょんと跳ねる。ぽやんとした顔だけど、不安かもしれないし、言葉をかけてあげるカドくん。
November 11, 2025 at 5:35 AM
透明なビニールで視界が若干歪んでるけど、キラッと光った銀色は先程見たものとまったく同じものだと気付いた。
「帰ったら、すぐに広い所に出してやるからな」
右手に稚魚の袋、左手には水槽を抱えた人間は足早に帰路につく。店の外に出たのは初めてで、外の世界なんて見たこともない稚魚。一体何が起こってるいるのかという不安より、きらきら輝いてる人間が再び来てくれたことが嬉しかった。
店先にいたときより、ずっと冷たくて心地良い水温の水の中へ放たれると、今度こそハッキリとその人間を視界に入れることができた。
「これから、よろしく」
これから毎日その人間に会えるとも知らず、人間とまた目が合った稚魚はぴょんと跳ねた。
November 9, 2025 at 12:24 PM
びっくりしたのと嬉しいのがごちゃ混ぜになって、水槽から跳ね上がり、勢い余って水槽の外に出てしまった。地面に墜落するのを間一髪人間がキャッチしてくれたので事なきを得た稚魚。すぐに水に戻してくれたけど、大きな手が離れていくのを惜しそうに眺めた。
「大丈夫…だよな?」
うっかり触ってしまったのが不安だったらしく、人間は慌てて立ち去ってしまった。ぽつん残されて、一瞬にして爆発した歓喜が、しおしおと萎れていく。再びしょんぼりとして水槽の隅で小さくなっていると、突然タライですくい上げられた。またびっくりしてると水槽よりも小さな袋に入れられた。
「お買い上げ、ありがとうございます〜」
November 9, 2025 at 12:24 PM