気ままに小説を読む人。時々ゲームもやる。72をキリが良い数字だと思っている。
やらないとボヤける気がしていて。アンテナというかギアというか、そういう何かが。
しかしまぁ、人に見せないのでご覧の通り文章は上手くならない。
やらないとボヤける気がしていて。アンテナというかギアというか、そういう何かが。
しかしまぁ、人に見せないのでご覧の通り文章は上手くならない。
カッコつけの選書でも立派な読書だぜ!のスタンス。かっこいいと思ってるし、思ってていいと思う。自慢するわけでもないし。
まぁどんなきっかけでも読んでみると面白いんよな。不朽の名作ってすごい。
カッコつけの選書でも立派な読書だぜ!のスタンス。かっこいいと思ってるし、思ってていいと思う。自慢するわけでもないし。
まぁどんなきっかけでも読んでみると面白いんよな。不朽の名作ってすごい。
戯曲。絶版となって久しいため、図書館にて借りた。版を見たら85年前の文庫だった。
表紙は「庫文波岩」だし、スピンは取れてるし、全部が旧字体(例えば証拠が證據とか)なのだが、大切に保管されていたのだろう、状態が良く読む分には支障なかった。
読めない漢字もあって内容は完全には理解できてないのだけど、なかなか興味深く読めた。一悶着あるけど、割とあっさり地獄行きで面白かったな。
フォースタス博士
クリストファー・マーロウ
ndlsearch.ndl.go.jp/books/R10000...
戯曲。絶版となって久しいため、図書館にて借りた。版を見たら85年前の文庫だった。
表紙は「庫文波岩」だし、スピンは取れてるし、全部が旧字体(例えば証拠が證據とか)なのだが、大切に保管されていたのだろう、状態が良く読む分には支障なかった。
読めない漢字もあって内容は完全には理解できてないのだけど、なかなか興味深く読めた。一悶着あるけど、割とあっさり地獄行きで面白かったな。
フォースタス博士
クリストファー・マーロウ
ndlsearch.ndl.go.jp/books/R10000...
好き。これから一作目で出てきた人物の深掘りがされていくんだな〜とワクワクする。ポットさんとトマトさんのご夫婦最高すぎんか。最高だ。
まよなかの魔女の秘密
岡田淳
www.rironsha.com/book/00612
好き。これから一作目で出てきた人物の深掘りがされていくんだな〜とワクワクする。ポットさんとトマトさんのご夫婦最高すぎんか。最高だ。
まよなかの魔女の秘密
岡田淳
www.rironsha.com/book/00612
二分間の冒険とかこそあどの森シリーズとか、岡田淳作品は子供の頃に触れた記憶はあるけど忘れちゃったので再読(のはず)。
とにかく挿絵が上手すぎて読んでて楽しい。最後までどうなるのかわからないワクワクする展開もいいし、誰も傷つけない優しい物語も好き。児童書って大好き。
ふしぎな木の実の料理法
岡田淳
www.rironsha.com/book/00611
二分間の冒険とかこそあどの森シリーズとか、岡田淳作品は子供の頃に触れた記憶はあるけど忘れちゃったので再読(のはず)。
とにかく挿絵が上手すぎて読んでて楽しい。最後までどうなるのかわからないワクワクする展開もいいし、誰も傷つけない優しい物語も好き。児童書って大好き。
ふしぎな木の実の料理法
岡田淳
www.rironsha.com/book/00611
面白そうだったので読んだ一冊。実際、かなり面白かった。
高校生物くらいの知識しかないけど、トゲネズミのオスにY染色体がないことへの不思議に共感できたら誰でも読めると思う。筆者の熱意と丹念な実験が伺える良書だった。
これに関連して日経サイエンスの2025/09「特集 連続する性」も読んだけど、何れも日常にはなかなかない刺激が豊富で面白かった。
幻のネズミ、消えたY
黒岩麻里
www.iwanami.co.jp/book/b101443...
面白そうだったので読んだ一冊。実際、かなり面白かった。
高校生物くらいの知識しかないけど、トゲネズミのオスにY染色体がないことへの不思議に共感できたら誰でも読めると思う。筆者の熱意と丹念な実験が伺える良書だった。
これに関連して日経サイエンスの2025/09「特集 連続する性」も読んだけど、何れも日常にはなかなかない刺激が豊富で面白かった。
幻のネズミ、消えたY
黒岩麻里
www.iwanami.co.jp/book/b101443...
かなり久しぶりに絵本。普通の社会に溶け込んでる可愛いネズミの話。終始つぶらな瞳のネズミが可愛く、絵を見てるだけでも満足できた。何かが起きるわけでもなく、よくある日常を大切に生活してるネズミの姿が可愛くて癒される。かわいい。
ちいさなトガリネズミ
みやこしあきこ
www.kaiseisha.co.jp/books/978403...
かなり久しぶりに絵本。普通の社会に溶け込んでる可愛いネズミの話。終始つぶらな瞳のネズミが可愛く、絵を見てるだけでも満足できた。何かが起きるわけでもなく、よくある日常を大切に生活してるネズミの姿が可愛くて癒される。かわいい。
ちいさなトガリネズミ
みやこしあきこ
www.kaiseisha.co.jp/books/978403...
https://news.denfaminicogamer.jp/news/2511122e
https://news.denfaminicogamer.jp/news/2511122e
老人が海で巨魚と戦う場面が大半であるが、舞台設定のせいか描写のせいか孤独や寂寥感を覚えてなかなか読み進まなかった。巨魚の見せる美しさや雄大さに感動し、それを狩る物語として読むことも辛かった。巨魚との不思議な絆を感じていたので、あらすじにて書かれている鮫との死闘も読み進める上で悲しく虚しいものに感じていた。
だが、老人がハバナに帰還する描写に至ったとき、今まで辛くしんどかった読み味全てがひっくり返った気がした。心の底からこれでいいんだって思えた。読んでよかった。
老人と海
ヘミングウェイ
福田恆存 訳
www.chuko.co.jp/bunko/2025/0...
老人が海で巨魚と戦う場面が大半であるが、舞台設定のせいか描写のせいか孤独や寂寥感を覚えてなかなか読み進まなかった。巨魚の見せる美しさや雄大さに感動し、それを狩る物語として読むことも辛かった。巨魚との不思議な絆を感じていたので、あらすじにて書かれている鮫との死闘も読み進める上で悲しく虚しいものに感じていた。
だが、老人がハバナに帰還する描写に至ったとき、今まで辛くしんどかった読み味全てがひっくり返った気がした。心の底からこれでいいんだって思えた。読んでよかった。
老人と海
ヘミングウェイ
福田恆存 訳
www.chuko.co.jp/bunko/2025/0...
即物的な面白さもあれば、地味だけど豊かな奥行きのある面白さもあるし、本当に無限大の世界がそこにあると感じる。幸福とはこういうことかもしれないなぁ。
即物的な面白さもあれば、地味だけど豊かな奥行きのある面白さもあるし、本当に無限大の世界がそこにあると感じる。幸福とはこういうことかもしれないなぁ。
ご婦人方の衣装も美しくて紳士の皆様は大変にスーツがお似合いになってて、街や車なども当時の英国のビジュの良さが溢れててそれだけでも見応えがある。キャラクターも愛嬌たっぷりだし、ストーリーも面白いし、名作すぎる…!
ご婦人方の衣装も美しくて紳士の皆様は大変にスーツがお似合いになってて、街や車なども当時の英国のビジュの良さが溢れててそれだけでも見応えがある。キャラクターも愛嬌たっぷりだし、ストーリーも面白いし、名作すぎる…!
ミステリで好きな作品は?と聞かれてこの作品をあげる人は多いと思う。わたしも好きだ。最高のエンターテイメント小説。文句なし。
最近は書店で特装版の方を見かけるたびに手に取って眺めてしまい、レジに向かいそうになるのをグッと堪えている。特装版で読むのもすごく良さそうだよねぇ…。
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティ
青木久惠 訳
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
ミステリで好きな作品は?と聞かれてこの作品をあげる人は多いと思う。わたしも好きだ。最高のエンターテイメント小説。文句なし。
最近は書店で特装版の方を見かけるたびに手に取って眺めてしまい、レジに向かいそうになるのをグッと堪えている。特装版で読むのもすごく良さそうだよねぇ…。
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティ
青木久惠 訳
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
平積みされていてジャケ買いしてしまったのだが、大正解だった。赤川次郎でハズレだことがないので、好みなのだろう。
音楽を題材にしてることもあって、普通に読むよりも感情に響いてくるものがあるように感じた。最初の「ささやくピアノ」はサカナクションの「忘れられないの」をBGMに聞いて読んでたんだけど、そのせいかとてもエモく感じてしまった。
全体的にしんどい終わり方が多い短編集だったように思うが、好きだ。
哀愁変奏曲
赤川次郎
www.tokuma.jp/smp/book/b64...
平積みされていてジャケ買いしてしまったのだが、大正解だった。赤川次郎でハズレだことがないので、好みなのだろう。
音楽を題材にしてることもあって、普通に読むよりも感情に響いてくるものがあるように感じた。最初の「ささやくピアノ」はサカナクションの「忘れられないの」をBGMに聞いて読んでたんだけど、そのせいかとてもエモく感じてしまった。
全体的にしんどい終わり方が多い短編集だったように思うが、好きだ。
哀愁変奏曲
赤川次郎
www.tokuma.jp/smp/book/b64...
優しくて切ない読み味だった。小学生の僕視点で進むので、夏休みや騎馬戦など懐かしいエピソードが並んでいた。川上さんの描く絵についての感想や騎馬戦のシーンは大変良かった。
ヒネたところがないからさらりと読めて、最後にどんでん返しをするのは芦沢作品共通の美味しいところなのかしら。切ないラストだが、覚悟や希望を感じる良い締め方だったように思う。
僕の神さま
芦沢央
www.kadokawa.co.jp/product/3223...
優しくて切ない読み味だった。小学生の僕視点で進むので、夏休みや騎馬戦など懐かしいエピソードが並んでいた。川上さんの描く絵についての感想や騎馬戦のシーンは大変良かった。
ヒネたところがないからさらりと読めて、最後にどんでん返しをするのは芦沢作品共通の美味しいところなのかしら。切ないラストだが、覚悟や希望を感じる良い締め方だったように思う。
僕の神さま
芦沢央
www.kadokawa.co.jp/product/3223...