「デ/クさんが死んじゃう！！　私が、助かったせいで……！」
「安心しろ。アイツは俺が助ける」

『デ/クさん！！！』
『大丈夫。大丈夫だよ。ヒーローが来る』
『僕は敵だから倒されちゃうけど、えりちゃんは絶対助かるよ。どんなにピンチでも笑顔で助けちゃうんだ』
　それが誰だったのかは、もう思い出せないけれど。

ヴィズクの最後はえりちゃんをヒーロー陣営に引き渡して同時に捕獲みたいになりそう。えりちゃん庇って大怪我して逃げきれず的な。えりちゃん庇って大怪我したヴィズクを助けてとヒーローに保護されに行くえりちゃん的な

自分のせいで失われた可能性をまざまざと見せつけられるシチュ美しいですよね
そうはならなかったんだ……だから今更でも遅くとも全力で救い出すんだよ……失意から立ち直るヒーローと結果巻き起こる奇跡

ハピエン好きなのでハピエン。原作軸緑谷（面影）も出る。むしろそっちがメインだったのに……

ヴィズク好きだけど死にかけて人格価値観変わるくらいしないと闇堕ちしてくれないんだよなこの主人公

奇跡的に落下地点にゴミが集まっていたので助かった。頭打って記憶の大部分と元の性格一部を吹っ飛ばした出久をAFOが“オールマイトに否定された無個性の人間”として勧誘。

⭐︎そして神野事件へ──！

『無個性はヒーロになれない（＝人を助けられない）。これが現実だ。分かってたから必死だったんだ。必死に見ないようにしていたんだ』
屋上に残って自問自答する緑谷、爆音で屋上の端に近づく。爆発を見て爆豪を連想。思わずフェンスにのしかかり、そのまま落下。
『死にたくない！　こんなところで死にたくない！　まだ僕はなにもできちゃいないのに──でも、この先の僕に一体何があると言うんだ？』
落ちていく間、ずっと追いかけていた幼馴染の後ろ姿が浮かぶ。
『夢は叶わない。憧れに手は届かない。ああならせめてかっちゃんが、ほんの少しでも惜しんでくれる僕で在れたらよかったのに』