「それでも私に何かを返したいと思うなら今まで以上に素晴らしい景色を君が見せてくれたまえ」とか言うド隊長の言葉に涙を拭いて頷いて「まかせろ！火山の火口でも南極のオーロラでも見せてやるぜ」と張り切るロ君に余計な事言ったかもしれんという気持ちとちょっと面白そうと思うﾛ及血鬼の享楽が芽生えて複雑な気持ちの隊長、とか妄想。

「見くびるなよ。私はこんな事はとっくに覚悟の上で転化を決めたんだ。君は今の私が気に入らないというのかね？」といい首を横に振りながら「違う、でも、俺のせいでお前だけいろんなものを諦めなきゃいけなくなっちゃって…」と言うと「失くしたものばかりでもないぞ。夜は君と同じ景色が見られるし、食べ物はまあもともと私そんな食べないし？牛乳と血液パックで事足りるのもコスパいいし」とか言う

ロくんの周りにはﾛ及血鬼ばかりで、転化して欲しいと思った人間はド隊長が初めてだったから、仲間内で夜しか出歩けない子とかニンニク食べられない子とか居るから知識として知ってても、このド隊長の思いには気付かなかったりして。いざ隊長が転化してはじめて、お日様の下に出られない、人間の時と同じ食べ物が食べられない、海や川に入れないとなってから、自分が望んだことでド隊長が様々なものを失ったことと、それを奪ってしまったのは自分の願いのせいだって気付いて泣くΔロ君。僅かな太陽光にも具合を悪くする隊長に罪悪感が込み上げてきて思わず「ごめん」と言いかけたら隊長がロ君の胸倉を掴んで