よるなが
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@alcoholys.bsky.social
同棲してるおじさん彼氏(架空の存在)との日々を語ります。
起きるのが遅かった。家のドアが空いておっさんが帰ってきたのだと反射的に理解した。
「飯。」とぶっきらぼうに言ったおっさんの左手には恐らく2人分の弁当が入っているであろうレジ袋。
「すみません、寝すぎました。」
謝罪を口にするとおっさんは
「俺、あまり作れないから。その、女の人は栄養とか気にするだろ、だから。」と
こちらを見ずに言った。
この人は1人だったならカップ麺でも、はたまた外食でも、お手軽に昼食を済ますだろう。それなのにわざわざ弁当を買ってきてくれた。その優しさが嬉しい。
弁当を見て見たら、私の分はちょっといい幕の内だった。更に好きになりたかったが現実は今日も1人でうどんを食ってる。何?
February 27, 2024 at 6:58 AM
「この声優さん、あなたに声似てるね。」というとあなたは困った顔をして「んなわけは無い。俺にそんなこと言うのはお前くらいだよ。」なんて返された。その声優さんの声はカラリとしていて低めの少し嗄れた、あなたのような声なのだけれど。私がこの世で1番好きだと思う声なのだけど。あなたは似てないと言う。他にも声に関して何かをねだれば毎回「買い被りすぎだろ」と返される。「いいモノじゃない」「喜ぶもんでもない」。
けれど私は知っている。
そうやって褒められて卑屈な事を言う時あなたは少しばかり恥ずかしそうに目を細めることを。
私だけは知っている。その度にあなたに恋をするから。
そんな日々を生きている訳あるかよ死ね
February 9, 2024 at 6:34 AM
仕事から帰るとおじさんが先に帰ってた。風呂にも入ったようで髪が少し濡れていた。夕飯をどうするか、と聞くと「たまには作るか。」と言い出し私の方をちらりと見て「風呂、入っちまえば。」と言うのでお言葉に甘えることにした。風呂から上がると何やらジャンクな匂いがした。食卓に向かうとやたらと茶色の炒飯。「ありがとう」というと、「ん。」という短い返事のみが返ってきた。
一口食べると、少し焦げっぽい香りと濃いめの味付けが食欲をそそった。おじさんの方を見ると「やっぱり微妙だな」と言いながら食べていた。あなたが作るものなら私は何だって食べるのに、と言いかけて、言葉と共に米を飲み込んだ。
まあこれ全部嘘なんだけど。
February 9, 2024 at 1:48 AM
おじさん彼氏(架空の存在)との日常を語るアカウントです。
February 9, 2024 at 1:36 AM