自分がまた、ちゃんとした人の役割に立って、何かしようとしてしまうのが嫌だった。何もしたくない。ちゃんとなんてしたくない。まともになんて生きたくない。責任なんて負いたくない。男でなんていたくない。だから女が憎いと思った。責任を委ね、日常を共有してくる存在が許せなかった。まさかそんな風に自分が思うなんて。
自分がまた、ちゃんとした人の役割に立って、何かしようとしてしまうのが嫌だった。何もしたくない。ちゃんとなんてしたくない。まともになんて生きたくない。責任なんて負いたくない。男でなんていたくない。だから女が憎いと思った。責任を委ね、日常を共有してくる存在が許せなかった。まさかそんな風に自分が思うなんて。
脂の乗った作家が、その自覚と自負でもって書いた大作だった。マッチングアプリを通して出会うのが男女ではなく、男と男(ユーザーと業者)というのから始まるのも、本当に出会いの回路を描くのが上手い。
後半、あまりにもダイレクトに悲劇が描かれて、かなりキツかった。ああいう観客の言葉を奪う演出は本当に嫌なのだけど。しかしそれも、入手杏奈の芝居が良すぎた弊害感かと思うほど、入手杏奈が良かった。
脂の乗った作家が、その自覚と自負でもって書いた大作だった。マッチングアプリを通して出会うのが男女ではなく、男と男(ユーザーと業者)というのから始まるのも、本当に出会いの回路を描くのが上手い。
後半、あまりにもダイレクトに悲劇が描かれて、かなりキツかった。ああいう観客の言葉を奪う演出は本当に嫌なのだけど。しかしそれも、入手杏奈の芝居が良すぎた弊害感かと思うほど、入手杏奈が良かった。