観劇感想が長くなると noteにいます http://note.com/aahiyo
大膳がくびきのような罪悪感から解き放たれて。
安太郎と二人、芋を割って食べるシーンが珠玉。
「美味い。どんなごちそうよりも美味い」
十年の歳月の温かさが、この一言に😭
大膳がくびきのような罪悪感から解き放たれて。
安太郎と二人、芋を割って食べるシーンが珠玉。
「美味い。どんなごちそうよりも美味い」
十年の歳月の温かさが、この一言に😭
「それではこの財布が親父様の…」
義父を殺したと早合点する時の、呆然と見開いた大きな目。見得を切る、ってこんな絵のように美しく決まるのか~(感嘆)
「それではこの財布が親父様の…」
義父を殺したと早合点する時の、呆然と見開いた大きな目。見得を切る、ってこんな絵のように美しく決まるのか~(感嘆)
斧定九郎(中村隼人さん)のビジュアルがカッコよすぎて、これだけでも観た価値があった。
ぬーっと茅葺きの中から出てくる白い手。与市兵衛に何の興味も情も示さず、殺害する。
たった一言「五十両…」に、金しか興味のない冷酷さが詰まっている。
斧定九郎(中村隼人さん)のビジュアルがカッコよすぎて、これだけでも観た価値があった。
ぬーっと茅葺きの中から出てくる白い手。与市兵衛に何の興味も情も示さず、殺害する。
たった一言「五十両…」に、金しか興味のない冷酷さが詰まっている。
孫次郎に手を合わせてる人々も、仁義人情を重んじたばかりに、この世では敗者側に立たされて死ぬ。
それでも道を信じることをやめない。変節しない。
だからこの物語はずっと残るし、いつの世も心を打つのだろう。
孫次郎に手を合わせてる人々も、仁義人情を重んじたばかりに、この世では敗者側に立たされて死ぬ。
それでも道を信じることをやめない。変節しない。
だからこの物語はずっと残るし、いつの世も心を打つのだろう。
孫次郎の生き方を笑わず、手を合わせてくれる笹川一家に看取られるのは、幸福なことだったと思う。
孫次郎の生き方を笑わず、手を合わせてくれる笹川一家に看取られるのは、幸福なことだったと思う。
孫次郎はかたぎに生まれながら、渡世の道にはもっとよきもの―男気とか道理とか―があると信じ、自分の意思でやくざになった。
そんなものがないと思い知った時、自分の手で命を終わらせる。
孫次郎はかたぎに生まれながら、渡世の道にはもっとよきもの―男気とか道理とか―があると信じ、自分の意思でやくざになった。
そんなものがないと思い知った時、自分の手で命を終わらせる。
膝の上に乗られても、「しばらく、しばらく」と、破裂しそうな怒りをこらえる声が耳に残る。
友人から、大序の衣装が性格を表していると教えてもらった。卵色の優しくてほんわかした人柄…
何でこの人がこんなことに…
膝の上に乗られても、「しばらく、しばらく」と、破裂しそうな怒りをこらえる声が耳に残る。
友人から、大序の衣装が性格を表していると教えてもらった。卵色の優しくてほんわかした人柄…
何でこの人がこんなことに…
師直をにらむ軽蔑の表情、若さを感じる浅葱色の衣装、くっきりとしたキャラクター。
師直をにらむ軽蔑の表情、若さを感じる浅葱色の衣装、くっきりとしたキャラクター。