守備範囲:RKRN/復活/鬼灯/出禁/ケンガン/etc...
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お礼や感謝を、お金という形でお渡しできるのは、見させていただいている側の私にとっては嬉しいことだと思っています💓
寧ろ、リョウさんが持ち出しをされている分も、是非我々にも負担させて頂きたいです…!🙇💦
お礼や感謝を、お金という形でお渡しできるのは、見させていただいている側の私にとっては嬉しいことだと思っています💓
寧ろ、リョウさんが持ち出しをされている分も、是非我々にも負担させて頂きたいです…!🙇💦
痺れを切らしたのか、knnmn様の大きな手が私の顎を掬った。
優しくて甘い口づけ。炎よりも熱い愛情を一身に浴びて。
最後のひと片が、視界の端で音もなく、消えていった。
※※
痺れを切らしたのか、knnmn様の大きな手が私の顎を掬った。
優しくて甘い口づけ。炎よりも熱い愛情を一身に浴びて。
最後のひと片が、視界の端で音もなく、消えていった。
※※
空になった文箱を抱える私の肩を、knnmn様はそっと抱き寄せて、生え際に唇を寄せてくれる。口を吸いたい、と言う彼の合図だ。
でも、私は。いつものように直ぐに上を向くことができなかった。文が燃え尽きる光景から、目が離せなかった――。
分からない。自分の気持ちが。
嬉しいはずなのに。喜ぶべきなのに。
こうして、最愛の人が。叶うはずのなかった恋が。今こうして寄り添ってくれているのに。私だけだと包み込んでくれているのに。
空になった文箱を抱える私の肩を、knnmn様はそっと抱き寄せて、生え際に唇を寄せてくれる。口を吸いたい、と言う彼の合図だ。
でも、私は。いつものように直ぐに上を向くことができなかった。文が燃え尽きる光景から、目が離せなかった――。
分からない。自分の気持ちが。
嬉しいはずなのに。喜ぶべきなのに。
こうして、最愛の人が。叶うはずのなかった恋が。今こうして寄り添ってくれているのに。私だけだと包み込んでくれているのに。
数枚ずつ、明後日の方へ行かないように。確実に、燃えて無くなるように。丁寧に、丁寧に、火葬する。
火に投じられた文達は、悲鳴をあげることもなく、笑うように炎が滲んで炭になっていく。
「ん?🌸の持っている文箱、やたら多かったな……」
最後の一掴みを投じるとき、⛰️本様が声を上げた。
それに、knnmn様がなんともなげに反応する。
「ああ、 と交わしていた文だよ。婚約者だったからね。それなりに文を交わしていたもんだね」
「――。kn、お前な――」
数枚ずつ、明後日の方へ行かないように。確実に、燃えて無くなるように。丁寧に、丁寧に、火葬する。
火に投じられた文達は、悲鳴をあげることもなく、笑うように炎が滲んで炭になっていく。
「ん?🌸の持っている文箱、やたら多かったな……」
最後の一掴みを投じるとき、⛰️本様が声を上げた。
それに、knnmn様がなんともなげに反応する。
「ああ、 と交わしていた文だよ。婚約者だったからね。それなりに文を交わしていたもんだね」
「――。kn、お前な――」
苦笑いをする⛰️本様に、knnmn様は、そっかぁ、とため息交じりにうなだれる。
「面倒かけるな、🌸。knに心酔する奴が多くてな。普段だったらこんなことしないが、焼いて処分したいものなら、最後まで自分の手で焚べて、目で確認するのが一番だから」
促されるまま、火の前に立つ。
心なしか、手が震える。文箱を開けて。書かれたものは見ないように。
「はい、かしこまりました」
「ま、そうだね。ナマエ、一緒に焚べようか。こっちは私が。お前はその手に持っているものを任せるよ」
「――はい」
苦笑いをする⛰️本様に、knnmn様は、そっかぁ、とため息交じりにうなだれる。
「面倒かけるな、🌸。knに心酔する奴が多くてな。普段だったらこんなことしないが、焼いて処分したいものなら、最後まで自分の手で焚べて、目で確認するのが一番だから」
促されるまま、火の前に立つ。
心なしか、手が震える。文箱を開けて。書かれたものは見ないように。
「はい、かしこまりました」
「ま、そうだね。ナマエ、一緒に焚べようか。こっちは私が。お前はその手に持っているものを任せるよ」
「――はい」
今日は無風で、気持ちが良いくらいのお天気で。これ幸いに、と🥷軍の方々も処分したい品を持ち寄って焼却処分してもらっているようだ。
「kn。🌸。片付けは捗っているか?」
いつも通り、穏やかな笑顔で私たちを迎えてくれる⛰️本様に、ぎこちない表情筋に喝を入れて何とか違和感なく微笑み返す。
「⛰️本様。ありがとうございます」
「大方済んだよ。あとは荷造りして、運び出せば終わり。いやぁ、狭い部屋だけど、いざ広げると色々と物があってさ――。あ、これ。焼いてもらうやつ」
今日は無風で、気持ちが良いくらいのお天気で。これ幸いに、と🥷軍の方々も処分したい品を持ち寄って焼却処分してもらっているようだ。
「kn。🌸。片付けは捗っているか?」
いつも通り、穏やかな笑顔で私たちを迎えてくれる⛰️本様に、ぎこちない表情筋に喝を入れて何とか違和感なく微笑み返す。
「⛰️本様。ありがとうございます」
「大方済んだよ。あとは荷造りして、運び出せば終わり。いやぁ、狭い部屋だけど、いざ広げると色々と物があってさ――。あ、これ。焼いてもらうやつ」
「ある程度溜まったので、燃してきます」
今日は詰所の外で⛰️本様が焚火を用意してくれている。
🥷者ともなると、捨てるものは全て燃やして跡形も残さない。
この、文のようなものは尚更だ。
「それなら私も行くよ。さすがに重いだろう。――あ、この文箱は捨てない方がいいな。まだ使える。それは中身だけ、燃やそう」
私の手から木箱をひょいと取り上げて、代わりに、とあの文箱を渡された。
紙しか入っていないから、軽いだろうと。けれど、私にとっては鉛が大量に入っているかのように、重く感じる。私には、とてもじゃないけれど――。
「ある程度溜まったので、燃してきます」
今日は詰所の外で⛰️本様が焚火を用意してくれている。
🥷者ともなると、捨てるものは全て燃やして跡形も残さない。
この、文のようなものは尚更だ。
「それなら私も行くよ。さすがに重いだろう。――あ、この文箱は捨てない方がいいな。まだ使える。それは中身だけ、燃やそう」
私の手から木箱をひょいと取り上げて、代わりに、とあの文箱を渡された。
紙しか入っていないから、軽いだろうと。けれど、私にとっては鉛が大量に入っているかのように、重く感じる。私には、とてもじゃないけれど――。
私もいつか、あの元婚約者様のように、どうでもよい存在として、過去の遺物として、にべもなく捨てられる日が来るのを恐れている。
あの元婚約者様ですらそうなのだ。私のような平凡な女、尚更だろう。
名前ですら、彼にとって意味をなさない音の連なりに成り果てて。
込めた想いですら、塵芥に成り果てて。
――それを、見せつけられた心地だったのだ。
返事ができずに固まってしまった私を不審に思ったのか「🌸?」と今度こそ彼は私の名を呼び向き直った。
俯いていて良かった。酷い表情をしていたから。
「――はい。捨てておきますね」
「……?」
ああ、本当に。
この人にとっては何も――。
私もいつか、あの元婚約者様のように、どうでもよい存在として、過去の遺物として、にべもなく捨てられる日が来るのを恐れている。
あの元婚約者様ですらそうなのだ。私のような平凡な女、尚更だろう。
名前ですら、彼にとって意味をなさない音の連なりに成り果てて。
込めた想いですら、塵芥に成り果てて。
――それを、見せつけられた心地だったのだ。
返事ができずに固まってしまった私を不審に思ったのか「🌸?」と今度こそ彼は私の名を呼び向き直った。
俯いていて良かった。酷い表情をしていたから。
「――はい。捨てておきますね」
「……?」
ああ、本当に。
この人にとっては何も――。
その心情が、理解できずに困惑した。
私が、自分の元婚約者とは、knnmn様の言うように仲が良かったからかもしれない。彼との思い出は、悪いものではなく、未だに私の心を温めてくれてすらいる。
私は、絶対にknnmn様と彼の名前を呼び違えたりしないのに……。
別に、大したことではないはずだ。彼に「間違えています」とちょっと拗ねながら伝えれば、きっと彼は慌てふためいて、謝り倒してくれるだろう。
でも、私はそれを望まなかった。できなかった。
何故だろう。
――いや、本当はわかっている。
その心情が、理解できずに困惑した。
私が、自分の元婚約者とは、knnmn様の言うように仲が良かったからかもしれない。彼との思い出は、悪いものではなく、未だに私の心を温めてくれてすらいる。
私は、絶対にknnmn様と彼の名前を呼び違えたりしないのに……。
別に、大したことではないはずだ。彼に「間違えています」とちょっと拗ねながら伝えれば、きっと彼は慌てふためいて、謝り倒してくれるだろう。
でも、私はそれを望まなかった。できなかった。
何故だろう。
――いや、本当はわかっている。