松方弘樹の気品によって東映実録路線は（とくに深作作品は）ちょっと文芸映画というか史劇のようなフレーバーになってるように思う
もちろんカメラワークの素晴らしさだとか、テーマの切実さだとか、そういうとこですでに格調は充分備えてるんだけども、やはり被写体としてそこに在る松方弘樹のじつに品の良い眼差しがこう

だいたいなんなんだ民放のカメラワークは　顔なんぞどうでもいいから足首から下をカメラ外すなよ　そんなに顔が撮りたいならせめて競馬中継のようにワイプでリンクに描いた軌道を見せてほしい　フィギュアスケートの真髄はコンパルソリーだし今後もそうであるべきだと思う

羽生結弦のファンではない（足首の不安定さが目につく）んだけど、彼が「フリルを着た阿修羅♡」みたいなきわめてエモーショナルで感覚的な言葉で賞賛されているのを見るたびに苛立ちを覚える
「シングルオイラーを挟むジャンプシークエンスを現代に復権させた」ことなんかがもっと語られるべきだと思う

「大技か完成度か」みたいなありがちな議論も、そもそも「大技」=単独ジャンプの回転数しか評価軸がないかのような言説を本当に憎んでいる
評価対象をジャンプに絞ったとしても「単独ジャンプの回転数なぞ取るに足らない」とはいわんが、2ndループのコンビネーションジャンプを何種持っているかやフリップ/ルッツの跳び分けのほうがはるかに重要だし点数への影響も大きい

いま新自由主義者がなんで自らを「保守」といってるのかわからない
当時きみたちは自らを「新しい」といっていたはずなのに
それだけ歳をとったということでしょうか　新自由主義の夢にやぶれたのちは「家族」のもとに帰りたいという、帰る場所を確保しておきたいという願いが、きみたちをある側面で「保守化」させたんでしょうか

なんか……カッコいい！　しか語れない、それより多少マシでも技術論しか語れないやつは駄目だよやっぱ
「いま・ここ・わたし」で止まってるうちは子供の遊び

ていうと「ファンでもないくせに」といわれるやろが海賊新規よりは古参すよ
彼のベストアクトは「妹の恋人」だと思います

なんぼ石原裕次郎が大衆人気あるかて杉村春子や山田五十鈴より偉いいうことは絶対にない、という意味で……

ファンかといわれるとじつはそうでもないんだけど、出るたびに「やっとるな❣️」という感想をもつ　勇気凛々で挑んでる感じね

『テセウスの船』なんか鈴木亮平の大熱演にも「一歩も引かず受けて立った」という感じがして大変よかった

竹内涼真って東宝時代の池部良みたいだと思う　東宝所属なんだけど松竹でいい仕事してたときの池部良の感じにいまの竹内涼真がちょうどそっくりね