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str/アベンシオ/🦚🛁/成人済み/文字書き/レジン
驚いて飛び起きそうになったけど何とか耐えて目を瞑る。もし明日よく眠れたら僕は🛁に告白する。そして今日も明日も明後日も一緒に寝てほしいとお願いしよう。そう思いを馳せ目を伏せた。
翌朝、他人が料理を作る音で目が覚めるという最高のシチュエーションにボサボサ頭の格好のつかない姿で告白してしまい落ち込んでしまうのはまた別の話
November 8, 2024 at 9:39 PM
目を伏せると聞こえるのは時計の音——だけでなく、🛁の息遣い。そして布団に包まれる温もりだけでなく彼の高い体温。だから欲が出た。きゅっと手を握ってみれば何も言わずに握り返してくれて僕は嬉しくなってふふっと笑った。
「寝ろ。眠れなくても目をつぶれバカ者」
「ん…おやすみ🛁、今日はよく眠れそう」
「朝に、眠れたか、聞く。これでもねむれないなら…薬を、」
途切れた言葉。意識を手放す🛁に「愛してる」と囁くと「ぼくも、」と舌足らずな言葉が返ってきた。
November 8, 2024 at 9:37 PM
慌てて玄関まで向かうとそこには🛁の姿。思わずいらっしゃいではなく「好き」と言葉にしてしまった。だってこんな夜中に僕のために息を切らしてきてくれるなんて、愛おしさしか生まれない。
「息が切れているのはランニングのついでだ。勘違いするな」ふんっと鼻を鳴らす🛁を招き入れるとお菓子達は満足した様に寄り添って眠っていた。
🛁が用意してくれたホットミルクは砂糖が入っていないのに甘くて体を温めてくれた。
何より2人で潜り込む布団はいつもより柔らかくて寝心地が良かった。
November 8, 2024 at 9:33 PM
慌てて引ったくり「ごめん🛁!」そう告げると深いため息と「今向かっている鍵を開けておけ」という言葉。何で?と返すと「バカめ」と罵られる。
どうやら眠れない僕を心配してお菓子達は助けを求めたらしい。他でも無い🛁に。そう言えば目を伏せる前にベッドまでお菓子達がやってきてたっけ。その時に端末を持っていったんだな。何もこんな時間に…と言えば君が端末を手放すタイミングはそこしか無いだろう。と正論パンチ。
そして電話越しに「開けろ」という声。
November 8, 2024 at 9:30 PM