最初は自分の身体の反応が以前と変わったことに気付けなくて、敵のナイフが掠ってちょっと血が出た時に急に目の前真っ暗になって上手く動けなくなっても「？」って感じなんだが、段々表面的な思考の冷静さと身体的な反応に乖離が生じていることを理解して、反応としては怪我すると動悸や息苦しさ、ひどい時には失神したりの症状は出るも、「身体が勝手にやってることだから俺のせいじゃねえよ」とケロッとしており、なんなら怪我をしないように立ち回るのが上手くなったりしていて、ははあ、つええ男だよ、って思いたいんですよ。

なんで世界はもっと本気で私に太宰が文章バカみたいに上手いって教えてくれなかったんですか？？

そういうことです

古本屋でようやく見つけたずっと読みたかった絶版の推理小説の最初のページに「犯人は⚪︎⚪︎」の書き込みがありキレる蜜柑もいるかもしれない。多分セットで最後まで読んだら結局そいつが犯人ではなくて2度キレることになる蜜柑もいる。

未読の有名数理小説を推理ながら読もうと思って読み始めるも横からタイトルを覗き見た檸檬に聞き齧りの知識で犯人だけ半端に教えられてキレる蜜柑や、考えてる途中に雑談として檸檬に振ったら勘であっさり犯人を当てられて悔しがる蜜柑などもいるかもしれない。