誰にも寄り添わない法廷劇。この作品の観客に一番距離が近いのは傍聴席やワイドショーを見る傍観者。与えられた情報から好き勝手に想像を巡らせ、感想という形で彼らや物語をジャッジするという構図を改めて意識させられる。そんな鑑賞者も含め誰にも寄り添わせない。
ただ、同じ監督・脚本家タッグの"sibyl"でも似たような思考の登場人物が沢山出てきたから、法廷劇だから敢えてという訳でもない気がする。どちらにせよ、この感情移入を許さないキャラクター造形はアメリカ的ではない法廷劇としては相性がとても良いと思う
誰にも寄り添わない法廷劇。この作品の観客に一番距離が近いのは傍聴席やワイドショーを見る傍観者。与えられた情報から好き勝手に想像を巡らせ、感想という形で彼らや物語をジャッジするという構図を改めて意識させられる。そんな鑑賞者も含め誰にも寄り添わせない。
ただ、同じ監督・脚本家タッグの"sibyl"でも似たような思考の登場人物が沢山出てきたから、法廷劇だから敢えてという訳でもない気がする。どちらにせよ、この感情移入を許さないキャラクター造形はアメリカ的ではない法廷劇としては相性がとても良いと思う