黒豹稲さん、狐笹の元ですくすく育って、ある春の日に花畑で摘んだ雑草の花束と花指輪を作ってきて｢ささぬき、われと番になってほしい｣と緊張した面持ちでプロポーズする。
笹は一瞬驚いた後、にこって綺麗に笑って｢綺麗なお花だね、ありがとう。嬉しいよ｣と花束を受け取るし指輪もはめてもらう。
稲さんがこれでささぬきはわれのものに…！って頬っぺた赤くしながら尻尾を笹の腕に巻き付けると、笹から｢でも、番になるのは稲くんがオレより大きくなってからね｣って稲さんの頭を撫でる。
訳が分からなくてどうして今では駄目なのだと泣きそうになりながら聞くと、困ったように微笑む笹。