尚櫃
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20↑ 夢垢 
気が向いたら投稿します。主にXの方のアカウントにいます。

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振り返れば「おいで」と、言うように腕を伸ばすケイジくん。私が戻ってくるのが当たり前って思っていそうな得意気な顔。結局戻ってその腕の中におさまってしまう私。
「重いよ。」「……確かに」「ねぇ!」「ははっ、噓。大丈夫。」
 結局こうやってからかわれてしまうと分かっているのに毎回呼ばれるとその腕の中へ行ってしまう。
「大好き」
 ケイジくんのたった一言で私の機嫌が良くなってしまう。彼に転がされてしまうのを悔しいといつも思うでも、ぎゅうぎゅうと少し苦しいくらいに抱き締められるぬくもりや耳に彼の癖毛が掠めてくすぐったいのも全部私のモノだ。
 
おわり
October 31, 2025 at 1:25 PM
「夢に○○が出てきたから。」
 まだ眠たそうな目で此方を見つめる。これは寝ぼけてるのか、からかわれてるのか。
「変な夢じゃないよね?」
 彼の目が一瞬丸くなるとまた優しそうに細められる。ほとんど空気みたいな笑い声の次に聞こえるのは楽しげな声音。
「どうだろうね。」
 急に変わった雰囲気に心臓が跳ねる。楽しげな声音から何処か艶のある音に代わって細められた瞳に自分が捕まる。
「……メガネこっちに置いておくね。」 近くのローテーブルへメガネを避難させて動揺を誤魔化すように「洗い物するね」なんて付け加える。彼の傍から逃れる様に離れたのに、一歩二歩進んだ所で名前を呼ばれる。
October 31, 2025 at 1:25 PM
別れた癖に会ってる3回目の休日に「別れたんだからちゃんとした方がいいと思う。」「へ?」「いままで、ありがとうテツロウ。クロオくん元気でね。バイバイ。」って彼女が離れてこうとするからちゃんとごめんなさいが言えてカッコ悪いダサい所見せてなんと寄りを戻す男。
October 22, 2025 at 1:11 PM
(7/7)
おわり
October 19, 2025 at 5:35 AM