カノン
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カノン
@105gh-rozo1611.bsky.social
20↑
op🐯⚔️、🦅👻、🚬🐯
支部(https://www.pixiv.net/users/15405644)
そんな騒動から数ヶ月後のライブ当日
ほとんどの観客がさぁどんな女が出てくるんだと身構える中、🐯と共に現れたのは体格のいい男。
???をうかべる観客を置き去りに、ユニット結成記念の曲として公開されてた曲が流れ出す。
えっ?えっ??と戸惑う観客を置き去りに、⚔️があの綺麗な女声の高音を披露し、地響きのような歓声があがる。

こんな感じであの見た目でめちゃくちゃ綺麗でかわいい女声の歌声披露する⚔️どこかにいないかな
December 8, 2025 at 2:14 PM
それからしばらくして、今までソロだった🐯が急にユニットを組むと発表。相手は次のライブまで内緒だが、ユニット結成記念と曲を発表した。
そこで初めて🐯の相手の歌声を聞いた世間はその余りにも綺麗な高音に聞き惚れ、‎誰だこの女は?!とざわついた(👻が投稿してた⚔️の歌声は、🐯とユニットを組むことが決まってすぐに非公開になってる)
1部の🐯ガチ恋ファンは女とのユニット結成に阿鼻叫喚した
December 8, 2025 at 2:14 PM
この作品、何が最高だったかって、色々あるけど特に🔥が助かるところなのよ
⚔️が記憶ありで戻ってるし、ハートifだからこそではあるんだけど、それを望む⚔️も⚔️ならそうするよねって思うし、⚔️の望みを全力でサポートする🐯も🐯だもんねってなって本当に最高だった
もう読めないと思えば思うほど、あそこ良かったな、ここもよかったなって思い出す
素晴らしい作品をありがとうございました
November 26, 2025 at 1:41 PM
(6/6)
November 12, 2025 at 2:21 PM
ガチャっ
「ただいまぁってなんだこの靴?誰か来てんのか?」
そんな義姉の声が聞こえて慌てて🐯を押し除けて、玄関に向かう。
「⚔️?」
「お、おかえり姉貴」
「誰か来てんのか?」
「あぁダチ……がな」
「👒?」
「違うやつ」
「ふーんまぁいいや。それよりこれ運んでくれ。重い」
この後👻の荷物を持ち、👻と一緒にリビングへ戻った⚔️を待ち受けていたのは正座した🐯で、その🐯が👻に「⚔️さんとお付き合いさせてもらっています」なんて挨拶したもんだから👻は絶叫。その後タイミングよく帰ってきた🦅と👻に質問攻めに合う🐯と⚔️がいたとか。
October 11, 2025 at 2:11 AM
消え入りそうな声を出す🐯はやはりあざとくてかわいかった。そんな🐯が愛おしくてクスクス笑ってると🐯が顔をあげ覗き込んでくる。先程ほどの赤味はないもののまだ目尻あたりがうっすら色づいている。それを愛おしくてみていると、今度は🐯の手が⚔️の頬に触れた。
これから起こることはわかる。今まで散々されてきたし、してきたことだ。だが、今になって思えば潔癖気味のこいつがセ⚪︎レ相手にキスなんてするわけなかったな。そんなことにも気づかないぐらいこいつに夢中だったんだな。俺は。
だんだんと彫刻のように整った顔が近づいてくる。この瞬間は何回経験しても毎回心臓が馬鹿みたいに騒ぐ。
後もう少し……
October 11, 2025 at 2:11 AM
思わず顔に手を伸ばし、真っ赤に染まったままの頬を撫でる。今まで背に手を添えるなんて何度もしたし、もっとすごいことも散々したはずなのに今更どうしたのやら。
「ふっ」
「何笑ってんだよ」
「今更そんな真っ赤な顔するなんて、ふはっ。かわいいやつだったんだなお前。あはっはっ」
隠すように肩口に顔を擦り付けてくる。なんとまあ見た目にそぐわないあざといかわいい仕草だろうか。👒達には言えないな。言ったとしても信じてもらえなそうだ。
「かわいいのはテメェの方だろうが」
October 11, 2025 at 2:11 AM
「…好きだ。⚔️屋。俺と付き合ってくれるか?」
「……」
「…悪かった…伝わってると思ってたんだ。もしその受け入れられねぇっていうなら一から口説かせてくれ。頼む。俺にチャンスをくれねぇか?」
伺うような視線に不安そうな顔。いつもの顔はどうした?と聞きたくなるほど今日は表情が豊かだ。いや、もしかしたら俺が無意識に見るのを避けていたのかもしれない。
「⚔️屋?」
「あぁ、俺も好きだよ。身体だけでもって考えちまうぐらいには」
「⚔️屋!」
痛いぐらい強い力で抱きしめられた。震える手を🐯の背に添えると🐯が離れていく。まずかったか?そう思い、顔を覗き込むように見上げるとそこには真っ赤に染まった🐯の顔があった。
October 11, 2025 at 2:11 AM
🐯の顔がだんだん顔が赤く染まっていく。いつも俺の前では眉間に皺を寄せて険しい顔ばかりしているのに、今日は珍しい表情ばかりだ。触れ合う時もこんなに表情豊かだったら俺だってこいつの想いに気付いたかもしれないのにな。
「お前、俺のこと好きだったんだな」
「はぁ!?当たり前だろ!!俺のことなんだと思ってんだ!じゃなきゃ付き合う訳ねぇだろ!」
「付き合ってたんだな。俺たち」
「…はぁ?じゃあなんだと思ってたんだ?」
「都合の良い処理相手なんだと思ってた。付き合ってたんだな…」
顔が綻ぶのがわかる。叶うことないと思っていたものがすでに手元にあった。こんな嬉しい誤算はない。
October 11, 2025 at 2:11 AM
なんか訳わかんな過ぎて逆に冷静になってきた
「いや、待て。なら、女はどうしたんだよ。一緒に指輪見にいってたじゃねぇか」
「…あぁ、ラミのことか。妹だ。どの指輪も⚔️屋に似合いすぎて、全部買おうかとも思ったんだが、流石に重いって言われてな」
確かに妹がいると👒に聞いたことあったような。いや、それよりも今やべえこと言わなかったか?全部買う?指輪を?あそこのってかなりいい値段するって🍊が言ってたよな。詳しくは覚えてねぇが、その金額にドン引いた記憶あるんだが…
「はっはっ…」
なんか色々吹っ飛んで笑えてきた。
「ぞ、⚔️?」
「あぁ、悪ぃ。で、誰に誰がプ口ポーズするって?」
「だから、俺がお前に…」
October 11, 2025 at 2:11 AM
それよりもこいつは本命の女と生涯を誓った後も俺との関係を続ける気でいたらしい。ふざけてる。バカにするのも大概にしろ。そう思うのに、嫌いになれないなんてなんて馬鹿馬鹿しくてアホらしいんだ。怒る気力すらもうなくなった。
「はぁ……もういい。テメェがなんて言おうと俺は続ける気はねぇ。せいぜい本命に振られないように頑張れよ。くそったれ」
「…いや、本当に待ってくれ。なんか勘違いしてねぇか?」
「はぁ?この期に及んで」
「俺がプ口ポーズしようとしてたのはお前だ」
オレガ?プ口ポーズ?オマエダ?オマエダ?お前って誰だ?🐯の目の前にいるのは俺だから…お前は俺か?つまり、🐯がプ口ポーズする相手は俺ってことか?
October 11, 2025 at 2:11 AM
本命がいないから遊んでるんだと思った。最低だ。こいつも。有り得るはずのない夢なのに期待してた俺も。最低で馬鹿だ。
「世帯ってなんの事だ?不誠実?何言ってんだ?」
「しらばっくれんな。プ口ポーズする相手がいるんだろぉが!!」
「それはいるが…」
わかっていたはずの返事なのに心臓が痛んでおかしくなりそうだ。
「…だから!もうやめにするんだよ」
「ちょっと待て!確かにプ口ポーズする気ではいたが、それでなんでお前が離れていくんだ!…いやあれかこれは遠回しに……」
ブツブツ何かを言ってるようだが、それはどうでも良かった。
October 11, 2025 at 2:11 AM
それなのにこいつがその顔をして被害者ぶってるのが心底腹が立つ。
「なんで?だ?プ口ポーズすんだろ!世帯持つやつの相手するつもりはねぇよ!そもそも、本命の奴居るのに手出して来んな!不誠実なことしてんじゃねぇ」
沢山いるであろう遊びのうちの1人だと思ったから受け入れたんだ。本命になれないなら、本命がいないなら、少しぐらい夢みたっていいだろうとそう思ったから受け入れたんだ。なのに、生涯を誓うような相手が心から想う相手がこいつにはいた。こいつを心から想って支えてきたであろう女がいた。そんな不誠実なことするやつだったなんて。
October 11, 2025 at 2:11 AM
いつもと違うこいつらしくもないもだもだした言い方にだんだん腹が立ってきた。
「何が言いてぇんだよ。はっきり言え!」
「…なんで連絡返さねぇ」
「あー気づいてなかった」
「🕒には返すのにか?」
「…」
そういえば、何日か前にあいつから「何処にいる?」って連絡がきてた。あの時こいつも傍にいたってことか。
「…なんで無視する」
「……別に、もういい加減やめにしようと思っただけだ」
「なんで…」
悲痛を感じているかのように歪む顔に怒りが湧いてきた。なぜテメェがそんな顔するんだ。その顔をするべきは俺の方じゃねぇのか。いやその顔をしていいのはこいつと生涯を誓うであろうあの女だけか。
October 11, 2025 at 2:11 AM
でも👒が教えたということは、👒がそう判断するだけの何かがあったということか。
「…とりあえずここじゃあれだから上がれよ」
「…あぁ」
家に上がると🦅も👻もいないようだった。
「コーヒーでいいか?」
「あぁ」
いつも以上に口数が少ない。緊張でもしているみたいだ。だが、何に?こいつが緊張するようなことなんてないだろう。たかが一時だけ身体の関係になってしまっただけの相手の実家ってだけなのだから。いや、それはそれで緊張すんのか?まぁいいや。
「…で何かあったのか?」
「あ、いや、その…お前が実家に帰ったと聞いて…」
「夏休みに実家に帰ることぐらいあるだろう?」
「そ、そうだが…」
October 11, 2025 at 2:11 AM
それからすぐに👒達に🐯に居場所を伝えないでと頼み、夏休みなこともあり予定よりも早く実家に帰った。
🐯から何度もメッセージやら着信やらが来ていたが、全部無視。メッセージも何が書いてあるのか怖くて見ることはしなかった。
そんなある日、🦅に頼まれた畑仕事終えて、⚔️がかえると家の前に🐯がいた。
「⚔️屋…」
🐯の顔が一瞬安堵したように緩んだような気がした。
「ど、どうたんだよ。なんで?…」
なんで🐯がここにいる?てか、🐯に実家教えたことあったっけ?とか頭の中パニック状態の⚔️
「👒に聞いた」
教えないでくれと頼んでおいたはずだし、なんの連絡も来ていない。
October 11, 2025 at 2:11 AM