個人的には、監督の予想外の方向性を提示するより、監督が想像していた方向で、想像を超える高いレベルの解答を叩き出して見せる方が全然楽しい。
こういう時、つくづく自分はクリエイターとか映像作家とかではなく、編集マンだと思う。

どんなにしっかり撮ってあっても、人間の動きである以上、漫然と並べるだけでは、つなぎが美しくないとか余計な動きやものが映り込むなどノイズが生じる。そういう不純物を取り除いて、どれだけ完全な形に近づけられるかは、編集の腕にかかっている。
並べる仕事は、ただ並べるだけでは完成しないのだ。ゴールは最初からあるようでいて、編集の腕次第でレベルが全く変わってくる。
腕の見せどころである。

現状を知らない人間がイメージだけで「更地にしろ」とか言い出してるの、AV新法の時を思い出します