クニクニ55
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クニクニ55
@0917-14.bsky.social
行動範囲も視野も狭い人間です。
書店、図書館、美術館、不動産屋巡りが好き。
妻を亡くした宇宙生物学者の父親が、男手一つで発達障害のある息子を育てていく物語。
感受性が豊かで学校生活に馴染めず問題ばかりの息子に困り果て、動物学者だった母の脳派をスクリーニングするという実験を受けさせてしまう。
「地球には二種類の人間がいる。数学が出来て科学に従う人と、自分たちだけの真実で満足出来る人」
私は数学は出来ないけれど、科学の未来は信じている方なので、この父子の結末は辛かった。
何だか最近bad endばかり読んでいる気がする。
November 24, 2025 at 5:29 AM
ジョゼ・サラマーゴの本は「象の旅」に続いて2冊目。
片手を失った元兵士の夫と透視が出来る妻を中心とした歴史ファンタジー小説。
大航海時代の覇者、ポルトガルがゆっくりと没落してゆく様子を史実を元に丁寧に描かれている。
王女がスペインに嫁ぐ絢爛豪華な行列に遠い小屋からスカルラッティのチェンバロが流れてくる場面はとても美しく印象的だった。
ポルトガルはずっと行ってみたい国、できれば一ヶ月くらいあちこち回りたい。
November 5, 2025 at 11:28 AM
何となくハードそうなので避けていたけれど最近映像化されたので読んでみた。
もう‥すごい本だった。何とか読み切ったけど多分全然理解していない。
円相が始めと終わりに出てくるので、読み手に解釈を委ねてあるけれどもこれを映像化して真意が伝わるのか?
「泰緬鉄道建設」を芭蕉の奥の細道に擬えていいのかかどうか?
「世の中は 地獄の上の 花見かな」
地獄の中で身についた習性を恥じて、今ある幸せを眺め、決して戦争体験を語らなかった復員兵のジミーに、私は1番共感できた。
October 20, 2025 at 11:27 PM
富山市の岩瀬と金沢市の東山で開催されている「GO FOR KOGEI 2025」
藁や石、麻などの自然素材を使い、大勢の人たちで作り上げた緻密で素朴な美しい作品たち。
連休中、観光地を巡りながらアート作品を探してみるのも楽しいと思う。
October 12, 2025 at 2:23 AM
連休中に読もうと思っていたのに、評判通りあまりの面白さに時間も忘れて読み終えてしまった。
奴隷として苛烈な暴力を受けながらも家族や友達を想い、時に後悔しながらも先に進んでいくジェイムズに心から声援を送っていた。
「人間はおかしなもんだよ。自分の好きな嘘は信じる。都合の悪い真実は無視する」
September 20, 2025 at 6:02 AM
先日の翻訳試食会でBL小説が取り上げられ、昔「トーマの心臓」を読んだことを思い出した。
禁欲的で美しく、難解な名作漫画で当時理解できなかったけれど、100分解説を読んで少し謎が解けたような気がした。
萩尾望都先生のインタビューもあって、14歳の少年だからこそ自由に描けたこと、「ポーの一族」は今も続編が描かれていること。
美しい少年の物語の世界に、また足を踏み入れそうになってしまった。
September 7, 2025 at 2:28 PM
タイトルに惹かれてつい手に取ってしまった本。内容は科学的要素が多めだけどニュートンの光学から始まり、名だたる科学者たちの功績や歴史がわかりやすく説明してあり、中高生におすすめ。
面白かったのは、最初に物体の不可視化の可能性を真面目に考えたのは19世紀のSF作家だったという事。
今ではメタマテリアル等の研究により、全くの夢物語ではなく「ワームホール」の原理は実証済みらしい。ただし完全に物体を見えなくするにはまた時間がかかるとのこと。

もし透明マントがあったら何がしたいですか?
私はみんなのPCの主電源を切って回りたいです。
August 23, 2025 at 4:33 AM
「流星クラスター現象」が観測されたニュースを聞いて、ちょうど大好きなル・グィンを読んでいた事もあり、昨夜から宇宙のことを考えてばかりいた。もしかしたら今夜も遠く離れた知らない世界を見る事ができるかもしれない。

噂通り「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は難しい本は絶対読めない私でも、とても面白く読み終えた。特に下巻では宇宙にいるような感覚だった。
August 14, 2025 at 7:48 AM
August 3, 2025 at 5:55 AM
July 26, 2025 at 5:01 AM
来月から、「ジョニーは戦場へ行った 4K」が上映されるらしく、原作は読んだ事が無かったので、図書館で借りて読んでみた。
生きることも死ぬこともできない、ジョーの絶望と孤独、激しいメッセージが死者と生者の二章で書かれている。
明らかな反戦本なんだけど、例え暗闇で寝ている事しかできなくても故郷にいたいと願うジョーの気持ちが、哀れで悲しかった。
July 21, 2025 at 12:09 PM
July 15, 2025 at 12:50 PM
クッツェーの物語のなかでは、悲惨な事故や老い、死の話であっても、待ってましたとばかりにエリザベス・コステロが登場し、私はなんだかんだで面白い介護小説として読めてしまう。
鴻巣さん訳の海外文学って私にはなぜかツボに入るんですよね。
July 8, 2025 at 4:41 AM
July 4, 2025 at 11:56 AM
June 28, 2025 at 6:40 AM
万博にね、行きましたよ。
大行列、虫、細菌、ぼったくり価格、でも行って良かった。
June 9, 2025 at 4:19 AM
June 1, 2025 at 8:51 AM
May 10, 2025 at 12:50 PM
ゴールデンウィーク中の国立博物館、思っていたより人が少なくて、大好きな東洋館をゆっくりまわることができた。
May 3, 2025 at 5:33 AM
May 3, 2025 at 5:30 AM
April 18, 2025 at 9:44 AM