創作版権BLGLNLごった煮の雑多垢です
地雷持ちの方お気をつけてもろて…
騒がしいのでミュート推奨で!
こちらは寿司垢→@umsushigurui
そんな風にニコニコ喋る天才君
通話越しに秀才ちゃんが笑ってくれるたび嬉しくなる
「元々、細かいことするのが苦じゃ無いんだろうなー。まあ、いざやろうってなるまでが面倒くさいんだけど」
『そうなんですか?気配りができるから、さぞまめなんだろうとばかり』
「ええ〜あれは仕事だったじゃんー。仕事だからちゃんとしてただけ。働くより昼寝が一番だよー」
初対面の日のような緊張感はなくお互い朗らかな会話が続いた
「…それでまあ、最近色んなことしてみててさ」
急に口調が重くなった
そんな風にニコニコ喋る天才君
通話越しに秀才ちゃんが笑ってくれるたび嬉しくなる
「元々、細かいことするのが苦じゃ無いんだろうなー。まあ、いざやろうってなるまでが面倒くさいんだけど」
『そうなんですか?気配りができるから、さぞまめなんだろうとばかり』
「ええ〜あれは仕事だったじゃんー。仕事だからちゃんとしてただけ。働くより昼寝が一番だよー」
初対面の日のような緊張感はなくお互い朗らかな会話が続いた
「…それでまあ、最近色んなことしてみててさ」
急に口調が重くなった
また秀才ちゃんの声が聞けたらなんだか嬉しくなっちゃった
けど秀才ちゃんのくしゃみを聞いたら一気に全身が冷えるような感覚に襲われた
『大丈夫です…最近、急に冷えてきたから…』
「あ、うんそうだね…!季節の変わり目って、体調崩しやすいから気をつけて!」
『はい、ありがとうございます…貴方も、気をつけて』
優しい声に、心の奥がじんわりと温かくなった天才くん
「ありがとう…。あのさ、迷惑じゃなければ…もう少し話してもいい?」
2度もわがままに付き合わせるなんて
そう思いつつも、彼女の声をもう少し聞いていたかった
また秀才ちゃんの声が聞けたらなんだか嬉しくなっちゃった
けど秀才ちゃんのくしゃみを聞いたら一気に全身が冷えるような感覚に襲われた
『大丈夫です…最近、急に冷えてきたから…』
「あ、うんそうだね…!季節の変わり目って、体調崩しやすいから気をつけて!」
『はい、ありがとうございます…貴方も、気をつけて』
優しい声に、心の奥がじんわりと温かくなった天才くん
「ありがとう…。あのさ、迷惑じゃなければ…もう少し話してもいい?」
2度もわがままに付き合わせるなんて
そう思いつつも、彼女の声をもう少し聞いていたかった
鍋をまーぜまーぜしてたら電話が鳴る
客と店、どっちだろーて思いながら通話ボタンポチ
「はい、もしもし」
いつもの調子で応答する
「……っ…あ…」
しかし途切れとぎれの音しか聞こえず、天才くんは怪訝な顔をする
反応的に病んだ客だろ、と思いながらもう一度
「もしもーし」
すると
「…あ、あの…ごめんなさい、間違えてかけてしまって…」
不安げな声が返ってきた
その声に天才くんは目を開く
「…もしかして、あの時のお姉さん?」
「…っ!ほ、本当にごめんなさい!すぐ切…」
「切らないで…!」
思わず叫んじゃった
そしてまた通話口が無音になる
鍋をまーぜまーぜしてたら電話が鳴る
客と店、どっちだろーて思いながら通話ボタンポチ
「はい、もしもし」
いつもの調子で応答する
「……っ…あ…」
しかし途切れとぎれの音しか聞こえず、天才くんは怪訝な顔をする
反応的に病んだ客だろ、と思いながらもう一度
「もしもーし」
すると
「…あ、あの…ごめんなさい、間違えてかけてしまって…」
不安げな声が返ってきた
その声に天才くんは目を開く
「…もしかして、あの時のお姉さん?」
「…っ!ほ、本当にごめんなさい!すぐ切…」
「切らないで…!」
思わず叫んじゃった
そしてまた通話口が無音になる
秀才ちゃんのその言葉がずっと心に留まってる天才君
趣味探しに編み物してみたり、ツーリングしてみたり、絵を描いてみたり
一通りやってみるんだけど、ピンと来るものがなくて不貞腐れてる
秀才ちゃんのその言葉がずっと心に留まってる天才君
趣味探しに編み物してみたり、ツーリングしてみたり、絵を描いてみたり
一通りやってみるんだけど、ピンと来るものがなくて不貞腐れてる
普段なら縁のない人間なんだから
気にしたってしょうがないって
でも翌日スーツのポッケに天才君の名刺が入れっぱなのに気づくんですねー
天才君は秀才ちゃんのことが気になってボーッとしてるよ
普段なら縁のない人間なんだから
気にしたってしょうがないって
でも翌日スーツのポッケに天才君の名刺が入れっぱなのに気づくんですねー
天才君は秀才ちゃんのことが気になってボーッとしてるよ
「わかった…ありがとう。でも駅までは送るから」
ちょっとムスッとした秀才ちゃん
「…勝手にどうぞ」
天才君が真剣な顔して言うもんだから、突っぱねる気になれなかった
駅に着くとタクシー乗り場にはタクシーと人がポツポツと並んでる
スタスタとタクシー目がけて歩く秀才ちゃんを、天才君も同じ速度で追いかける
「では私はこれで」
「うん、気をつけてね。今日はありがとう」
幾分すっきりしたような、穏やかな笑顔で返す天才君
見る人が見れば、コロっと落ちちゃうんだろうなーなんて考える秀才ちゃん
まあ、もう会うことはないし…と思ってたら天才くんが何か差し出してきた
「わかった…ありがとう。でも駅までは送るから」
ちょっとムスッとした秀才ちゃん
「…勝手にどうぞ」
天才君が真剣な顔して言うもんだから、突っぱねる気になれなかった
駅に着くとタクシー乗り場にはタクシーと人がポツポツと並んでる
スタスタとタクシー目がけて歩く秀才ちゃんを、天才君も同じ速度で追いかける
「では私はこれで」
「うん、気をつけてね。今日はありがとう」
幾分すっきりしたような、穏やかな笑顔で返す天才君
見る人が見れば、コロっと落ちちゃうんだろうなーなんて考える秀才ちゃん
まあ、もう会うことはないし…と思ってたら天才くんが何か差し出してきた
同業や後輩には頼れる兄貴分、常連には包容力のあるホストの顔してんだよね
全部演技だね
だからいくら付き合いの長い相手でも本心には踏み込ませない
踏み込もうとしてきた相手をのらりくらりと躱していく
そのミステリアスさが良いと言う客もいる
同業や後輩には頼れる兄貴分、常連には包容力のあるホストの顔してんだよね
全部演技だね
だからいくら付き合いの長い相手でも本心には踏み込ませない
踏み込もうとしてきた相手をのらりくらりと躱していく
そのミステリアスさが良いと言う客もいる
ファンにバキバキの腹筋見せつけてるんだよ
ファンにバキバキの腹筋見せつけてるんだよ
致命的にどのお粥も美味しく無い…
致命的にどのお粥も美味しく無い…
駆逐…早く駆逐しないと…ゲロ不味い…
駆逐…早く駆逐しないと…ゲロ不味い…
……今、ペペロンチーノの舌なんだ…
……今、ペペロンチーノの舌なんだ…
「えっと…話聞いてくれてありがと。やっぱり奢らせてほし…」
そう言って伝票に手を伸ばそうとした天才くん
同じく手を伸ばした秀才ちゃんの手を掴む形になっちゃった
「わっご、ごめん…!」
慌てて手をどけると、秀才ちゃんはさっと伝票を握っちゃった
「話を聞くだけという約束ですから。お気になさらず」
さっさと立ち上がってレジに歩いて行っちゃった
大慌てで秀才ちゃんを追いかけると
「お会計ですねー」
店員がレジ打ちしてる
秀才ちゃんが財布をぱっと開けた瞬間
横から入ってきた天才くんがコイントレーに万札を叩きつけた
驚く店員と秀才ちゃん
「2人分、これで」
「えっと…話聞いてくれてありがと。やっぱり奢らせてほし…」
そう言って伝票に手を伸ばそうとした天才くん
同じく手を伸ばした秀才ちゃんの手を掴む形になっちゃった
「わっご、ごめん…!」
慌てて手をどけると、秀才ちゃんはさっと伝票を握っちゃった
「話を聞くだけという約束ですから。お気になさらず」
さっさと立ち上がってレジに歩いて行っちゃった
大慌てで秀才ちゃんを追いかけると
「お会計ですねー」
店員がレジ打ちしてる
秀才ちゃんが財布をぱっと開けた瞬間
横から入ってきた天才くんがコイントレーに万札を叩きつけた
驚く店員と秀才ちゃん
「2人分、これで」
頭を捻る天才くん
「…料理、は好きかな…。時々自分で作るし…。読書もまあ、それなりに。小学生の頃は勉強好きだったな…でも途中で面白くなくなって、成績取れてればいいやって…」
昔を思い出しながらポツポツと言っていく
「ゲーム、弟とよくしてたなー。でもおれが勝ちすぎて途中で弟が拗ねてやめちまうんだよ。あと、そうだな…服とか好きかな」
でも天才くんの浮かない顔は変わらない
「なんか、趣味らしい趣味ってないなぁ…」
—自分自身が無いから、演技でガワだけ作って生きているのかも
急激に自分が空っぽな人間な気がしてきて、落ち込んじゃったね
頭を捻る天才くん
「…料理、は好きかな…。時々自分で作るし…。読書もまあ、それなりに。小学生の頃は勉強好きだったな…でも途中で面白くなくなって、成績取れてればいいやって…」
昔を思い出しながらポツポツと言っていく
「ゲーム、弟とよくしてたなー。でもおれが勝ちすぎて途中で弟が拗ねてやめちまうんだよ。あと、そうだな…服とか好きかな」
でも天才くんの浮かない顔は変わらない
「なんか、趣味らしい趣味ってないなぁ…」
—自分自身が無いから、演技でガワだけ作って生きているのかも
急激に自分が空っぽな人間な気がしてきて、落ち込んじゃったね
困惑してますね
でも目の届く場所に飾っておくんですよね
毎朝アナコンダ人間眺めながらコーヒー飲むようになるんだね
困惑してますね
でも目の届く場所に飾っておくんですよね
毎朝アナコンダ人間眺めながらコーヒー飲むようになるんだね
推しのπに推しのπが写ってる…
2人とも聖杯入れてまーす
推しのπに推しのπが写ってる…
2人とも聖杯入れてまーす
生活感ゼロだし塵一つ落ちてないし
料理が好きと言っていたから一応キッチンに調味料なんかはあるにはあるけど
パッと見モデルルームみたいだけど、なんとなく寒々しくて寂しい感じのお部屋なんだよね
天才くんが実際にそこで生活してるのを想像できない
現実味がない
本人に言うと
「収納上手だと言ってくれよ!」
て服でパンパンのクローゼット見せてくれるよ
客からの貢物は物置部屋で眠ってる
生活感ゼロだし塵一つ落ちてないし
料理が好きと言っていたから一応キッチンに調味料なんかはあるにはあるけど
パッと見モデルルームみたいだけど、なんとなく寒々しくて寂しい感じのお部屋なんだよね
天才くんが実際にそこで生活してるのを想像できない
現実味がない
本人に言うと
「収納上手だと言ってくれよ!」
て服でパンパンのクローゼット見せてくれるよ
客からの貢物は物置部屋で眠ってる
「…あ、ち…?」
それだけ言って気絶
後から聞いたら夢じゃなくて本当に言ってたことが分かり真っ赤になる天才くんです
救急車の中でずっと天才くんの手を握ってておくれ…
無意識に強く握り返すから…
そいで天才くんの握る力がいきなりふわっと抜けたのを感じて焦る秀才ちゃん
「…あ、ち…?」
それだけ言って気絶
後から聞いたら夢じゃなくて本当に言ってたことが分かり真っ赤になる天才くんです
救急車の中でずっと天才くんの手を握ってておくれ…
無意識に強く握り返すから…
そいで天才くんの握る力がいきなりふわっと抜けたのを感じて焦る秀才ちゃん