宇宮7号
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宇宮7号
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上橋菜穂子作品(及び作者)の話ばかりする。壁打ち。主に原作たまにメディアミックスの話。サムネは上橋作品とは関係ありません。fan of Nahoko Uehashi
(※注意:ネタバレが各所に転がっています)

↓長い感想や考察はnoteに叫んでいます。
https://note.com/umiya75
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私の目下の使命はここで上橋作品の話ばかりをして、気づいてくださった人間にaudible精霊の守り人を視聴して頂くことだと思っている。
audible守り人は良いですよ。バルサの台詞がこんなに解釈一致することなんてないと思ってた。とりあえず視聴はタダなので視聴してください。バルサの「第二皇子の行列か…」を聴いて欲しい。その台詞で私はaudible登録を決めた。

www.audible.co.jp/pd/B0BQ8Z1ZH...
1.精霊の守り人
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。 舞台とな�...
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トルコ語版『狐笛の彼方』かわいい
November 20, 2025 at 4:14 AM
アラユタン・ヒュウゴが火事からバルサを救ったことで、「救えなかった家族への償いになる」とか考えるほど、彼は安易な性格をしていないと思うが、それでも彼がバルサを救ってくれたことになんらかの感慨めいたものを感じてしまうんだよなオタクというものは。
November 19, 2025 at 10:58 AM
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誰かと結ばれ子孫を残すことが命の本質なら子孫を残せなかった存在はなんなのかという論については『刹那』と『鹿』でアンサーが出ていて、あれは共通して「群れを守るためになんらかの役割を引き受ける個体」の話なのである。つまり非合理を引き受け総体の合理を取ること。分業。そして遺伝子は一人一人違う、無意味な個体は存在しないという話に繋がってる。
アイシャはそれ。生産も繁殖も管理もしないけれど統率に必須な群れの象徴。そしてこれは彼女にしかできないときてる。
March 17, 2024 at 9:44 AM
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獣の奏者エリン28話のおすすめの楽しみ方

①『外伝 刹那』「秘め事」を読む
②28話を観る
③エサルが連れて行ってくれたジョウンとの思い出の場所は、実はユアンも含めた3人の思い出の場所だったが、エサルはそれにあえて触れずにエリンに話している、という妄想をして楽しむ
今日はエサルが、学生時代の秘密の隠れ家(花の咲く草原の小屋)を「二人の」お気に入りの場所と言ってるところに注目しましょう。
(メタ的には外伝制作前だからなんでしょうが)これを「本当は三人のお気に入りの場所だったのだが、エサルはユアンのことを話したがらないため二人と言っている」と解釈すると非常に複雑な旨みがあり情緒が乱れます。
May 22, 2025 at 1:11 PM
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子を持ったエリンと持たなかったエサルの対比は王獣との関わり方の比喩で

エリンは自身が野にある獣のようなひとで、野生の王獣に心惹かれ、王獣の出産を実現させ、また自らも子を産んだが
エサルは貴族社会で囲われていたなかで、むしろ飼育された王獣に惹かれ、子を産まない生き方を肯定して生きてきた。

……と思うのだが
ではエサルの「若い頃、子が産めなくなるウロクの根を飲もうとしたが結果的に飲まなかった」描写は何なのかというと
「(※自分と王獣の)子を残すことの価値を捨てなかった」ことの表れなんじゃないかと思う。
産むことを否定はしなかった彼女だから、その後子を産む王獣を間近で見られたのじゃないか。等…。
March 11, 2024 at 1:48 PM
『獣』本編はエリンという女の特性上、生殖肯定主義だが、作者は子を残さない命のあり方について『外伝』や『鹿』や『香君』で散々描いてるのでそっちも否定してはないんだよね
November 16, 2025 at 5:39 AM
Reposted by 宇宮7号
トッチの種付け料を自分で作ったエリンさん(14)の動機が「子供を産ませないなんて可哀想」であるの、どこまでも生殖肯定主義って感じ。非常に彼女らしくて面白い。そして種付けしてまで子を作らせるのは人間の都合なのに、それを良きことのように語る傲慢さが若くて好き。14だもんな。
やっぱ彼女軸の本編でエサルの話は盛り込めないよな。逆軸すぎて。
October 8, 2024 at 12:56 PM
ジグロの台詞を聞きたくてaudibleを開くのに、大森さんの出す若い頃のバルサの声が、全くもって本当にバルサで、そちらの方に感心してしまうなど。
November 14, 2025 at 1:49 PM
娘の境遇に合った詩を即座に唱えられるその当意即妙さ引き出しの多さにも驚きだし、この男の境遇を思うと、それでもなお微笑を浮かべて娘を見るというその行為に痛みと救いの両方を見てしまってね…………。
November 14, 2025 at 1:02 PM
当アカウントは上橋家の男たち全員大好きですがすみませんとりわけジグロのことには年がら年中大騒ぎしています。
November 14, 2025 at 12:58 PM
へまをして傷心の娘に「……十五の我には見えざりし、弓のゆがみと矢のゆがみ  二十の我のこの目には、なんなく見えるふしぎさよ……」と詩を唱えた挙句に微笑を浮かべながら「そんな、借金しているような顔で、おれを見るな。」などと言える三十五の男、最高すぎて直接浴びるのは危険だよな。
November 14, 2025 at 12:57 PM
全ての守り人ファンだった過去の子供たちへ。大人になったか?外伝を読め。
November 13, 2025 at 8:14 PM
火のそばで静かに本を読むジグロとかいう激強メロ概念。今日もすごいな。
November 13, 2025 at 8:13 PM
チャグムにとって、バルサとの思い出はかなり少ない(10-11歳の8ヶ月と、12歳の1夜と、16-17歳の冬の間)ので、

幼い頃冬の狩穴で聞いたバルサの生い立ちと、カンバルの王都で昔の家を見ながら語ってくれた幼い頃の思い出とが、我々が思う以上に直接的かつ強大にバルサという人間に結びついて見えるのではないか。彼にとっては。
November 11, 2025 at 2:56 PM
国境を超えて10日目の夕方に王都に着く(天と地2部)ということから、カンバル王国の広さを考えてみたいものだな。
November 11, 2025 at 2:27 PM
今ハローサマーグッドバイを読み始めたのだけれど、やっぱSFとハイファンタジーって近いよなあと思う。収斂進化みたいなものかもしれないけれど。
November 7, 2025 at 2:21 PM
初っ端家族が処刑されてはじまる児童書(?)、実は相当やばいんじゃないか
(突然我にかえるオタク)
November 3, 2025 at 10:03 PM
Reposted by 宇宮7号
矢が三方向から同時に来ているのに、それを避けるのみならず方向を感じ取り精密に指し示すことができるトック(的)おかしいだろ。そしてベクトルしかわからないのに敵の潜む先を推測して見つけるウラ(射手)も空間把握能力が半端じゃない。
May 3, 2025 at 3:04 AM
Reposted by 宇宮7号
ティカ・ウル(さかさ狩り)のここがすごい!

・要は囮作戦
・トック(的)が多方向からの矢を全て捌き、矢の飛んできた方向を指し示す
・ウラ(射手)がそれを見て敵を全て射殺す

・的は、度胸/攻撃を全て捌く技術/全攻撃を見切る目が必要
・「とんでもねぇ度胸と技の持ち主しかできねえ」らしい

・射手は、一息に矢を何本も射つ早技/空間把握能力/自分の腕に的の命がかかってる重積を跳ね除ける覚悟が必要

・二人共が凄腕前提の協力技
・うまくいけば護衛宿で吹聴できるほどの高難易度技

・『風と行く者』では的をジグロ、射手をバルサがやったが、『天と地の守り人』第二部では的をバルサがやる(20年の歳月の重み)
December 17, 2024 at 10:45 AM
ゴルの息子が肩を揺すって頷くという表現に、彼の身体操作の未熟さが見て取れて、さすがの表現力。
November 2, 2025 at 10:23 AM
ティカ・ウル(さかさ狩り)だ!!!!格好いいな!!!!!!
November 2, 2025 at 10:21 AM
『天と地』子供を連れて国境越えをしようとする者たちが多いのはなんか意味ありげだな…
November 2, 2025 at 10:20 AM
命をやりとりする前の静けさを纏ったバルサさんは本当に格好いいよな
November 2, 2025 at 10:19 AM
ティカ・ウルだ!!!!!!(いつもの)
November 2, 2025 at 10:17 AM
盗賊をやり過ごすための「ホイ」とかいう概念、どうやって思いつくんだ
November 2, 2025 at 10:17 AM