徒然ラムネゼリー
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徒然ラムネゼリー
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20↑。徒然。刀。
好きなものを好きなとき好きなだけ。
🍵徒然

「自律神経というものが人間には備わっているんだけどね」
昨日は足の指から凍りつきそうな冬、今日はうだり溶けてしまいそうな夏。3℃から29℃へ、極端な気温に神経がイカレてしまいそうだ。ふぅと縁側で頬に一筋伝う汗を拭い、誰となく呟く。傍らでウチワを仰ぎ、こちらに微量な風をお裾分けしていた薬研が「刀にも割と堪えるんだがなぁ。こうも極端な気温差だと本体が結露で錆びちまわないか割とハラハラしてるぜ」と苦笑した。
ええ…うちに人間は審神者たる自分だけだ。誰だそんな恐れ知らず。あるいは彼らはそこまで刀より人間に近くなったのか。傍らの刀の頬に一雫結露ではなく汗が伝う。まるで人間のように。
June 15, 2024 at 5:35 AM
📝心伝感想📝
たとえ史実そのものじゃなくても一番格好いい武士として生きた新選組だった。観たかったものがあった。
斎藤一や土方歳三、沖田総司があんなに強かったのは、それだけ多くの人が愛したから、資料が残り受け継がれてきたから、知ろうとしたから。
そこからたくさんの想いを今日まで馳せ続けられたから。
そうではないだろうか。

舞台を観てる人も、作る人、演じる人も誰しもがきっと物語を構成する舞台装置の一部だったかもしれない。
どんな沖田総司だったか、土方歳三だったか、近藤勇だったか。

元主の物語と向き合う加州たちは辛かったと思う。しかし彼らが守ったのは歴史以上に主の誇り。
それがとてもよかった。
June 14, 2024 at 12:19 AM
🍵徒然近侍(山姥切国広)

ゴロゴロと猫が喉鳴らすような遠雷の唸りが縁側に届く。洗濯当番の歌仙が高速槍並の機動で外の服や下着を取り込み、傍のお小夜や蛍丸に手渡していく。予想より雨雲の機動も早いらしい。
横でいんげん豆の鞘取りをしている山姥切国広に「片付けて中に入ろう」と声をかけようとすれば、ブルブルと小さく震え両手で布を引き下げていた。
どうした?
問えば、国広は
「先日長谷部にイタズラをした鶴丸が雨の日に吊るされたら晴れたんだ。以来本丸では白いやつを吊るすと晴れるという噂で持ちきりだ。俺みたいな写しはてるてる坊主にされるに違いない…」
しないよ。告げて安堵し笑うご尊顔以上のご利益はないから
May 28, 2024 at 1:42 AM
🍵近侍徒然(鶯丸)

新たな異去が実装され、他の本丸との演練でも見たことのない宝物を装備する本丸が増えた。我が本丸の主はのんびり屋だ、そのくせ遠征や任務はしっかりとこなしている。通行料がかかる異去を小判任せに周回することも可能だろうに、能力もありながら何故そうしないのか。疑念を投げかければ一言、
「うちには他に宝物がたくさんいるし、出会えたものをゆっくり愛でたいのさ。お前たちのことだよ」
なるほど。宝物に出会えず歌仙あたり暫く気を揉むかもしれないが、元は刀のこの身。愛でられるのは悪くない。誰より愛されたい。その欲は皆同じなのだ。
例え縁側で茶を嗜み、流れに身を任せる俺としても。鶯が鳴いた。
April 24, 2024 at 9:51 PM
🎦花影

花影の円盤が届いた
どの人物も刀剣男士も大好きだが、本阿弥光徳の目には、演じる俳優さんには、砥水に映る刀、その化身たちはどのように見えていたのだろう。
光徳さんは刀にしか興味がない刀狂いなのに、刀は人の手から生まれ人が鑑定し価値を見出し、人が伝える。
揺らぐ砥水に映るのは刀だけだろうか。それとも人だったのだろうか。

心は砥水に映ったのだろうか。
嘘も真実も、見たいものを最後に選びとるのは人間なのに。
March 6, 2024 at 1:25 PM
🍵徒然

ちよこ大作戦が終わり、催し物で手に入れたチョコは本丸の刀剣男士たちで分けてよいと時の政府より通達がきた。シート1枚につき、チョコ一箱。1振りチョコ10箱以上分配してもまだおかわりがある
当分本丸の主食がチョコになりそうだ、鼻から血を出しながら松井が喜んでいた
経理組の長谷部や長義や博多には大層怒られてた
だからまだ氷室に隠した未分配のちよこは当分内緒にしておこう
March 5, 2024 at 11:57 AM
🍵徒然

弥生の明るい空の下では、山姥切国広のまにまにが群れなしよくよく飛んでいる

今日は良いまにまに日和
February 29, 2024 at 11:04 PM
🍵徒然

博多と長谷部が紫疲労になっていた

近づけば祟り神の如くネガティブテンション(周囲への疲労増加)を引き起こすが、理由くらいは聞かねばと初期刀の蜂須賀が恐る恐る尋ねる
「確定申告もそろそろ終わるし、主も書類をこなしているのに、何がそんなに不満なんだい?」
もしや「ちよこ大作戦」での小判大量散財が原因?口にしかけたその矢先、
「いいや違う。主がちよこ大作戦にかまけ過ぎて今年のチョコを下さらなかった」と長谷部の涙が机を濡らした、
急遽主に手作りチョコを作ってもらい、長谷部に手渡しさせ事なきを得た
だが長谷部には言えない、初期刀だけが主にこんな突拍子もなくチョコより甘い意見を物申せるなんて
February 29, 2024 at 8:35 AM
🍵徒然

ちよこ大作戦の逢瀬はまるで
恋泥棒ならぬ小判泥棒
February 29, 2024 at 8:18 AM
🍵徒然

鶯丸、鶯丸、春の訪れがきたよ

だが春本番はまだはやい

春の景趣の桃に留まる鶯たちもいじらしく「ホケキョ、ケキョ」と番を求め綺麗な歌の稽古事、ああしかし何よりも三日月の内番インナーがヒートテックだ

春本番はまだはやい
February 29, 2024 at 5:58 AM
🍫ちよこのシートの更新代は、すなわちチョコひとつ分のお金。
一個900円(税抜)ならば、以外と安い買い物なのか
脳死周回と甘いものと甘い催し物でもはや分からぬ
February 24, 2024 at 10:51 PM
🍵徒然

穏やかな昼下がりは山姥切国広の「ぎぶあっぷ!」で打ち切られた。触らぬ神に祟りなしだが、状況確認に山姥切部屋を覗きこむ。本歌の山姥切長義が、写しの山姥切国広にサブミッションをモテアタしていた。「一体何が…」と呟けば長義は山姥も逃げそうな形相で「こいつが俺のプリンを勝手に食べた!ゴ◯ィバの期間限定品!名前を書いておいたのに!」と激昂し「ああ…」と息をつく。
「山姥切」とだけ書いたから間違ったのか。ふたりは筆跡も似てるから。直後に
「俺は本作長義からの銘62文字全て書いたんだ!俺は山姥切だが山姥切と書いてないのに!銘は天正十八年と國廣と顕長くらいしか被らないだろ!?」
それは国広が悪い。
February 23, 2024 at 11:10 PM
🍵徒然

本丸の厨当番の朝は日の出より早い、刀の数が多いから。早く目が覚めた私も何か厨番の役に立ちたく味噌汁用のネギなど持ってきたが「主くん、有難う。でも大丈夫だよ」と燭台切にやんわり追い出されてしまった。眼鏡を忘れたため動くに大変だと思ったのか。行き場なく鍛冶場の方角に向かった先では鍛刀の付喪神がラジオ体操。隣で同じく体を動かすうちに懐から玉がポトリと落ちたらしい。鍛刀の付喪神が拾い上げ玉を厨に持っていっていく、気を利かせたらしい。よく見なかったがあれは玉ねぎだったか?もう調理は済んでいるかもしれないが。味噌汁の良い匂い漂う厨に行けば燭台切が一言。「主くん、有難う。あれは僕か失くした刀装だ」
February 23, 2024 at 10:54 PM
🍵徒然

大包平と某牛丼屋にきた。
一度「シュクメルリ鍋」なる外つ国(ジョージア)の料理を食べてみたかったが一人では心細く同行を頼んだところ、
「食いたい時に食うのが一番好い、料理も作り手も喜んでいるぞ」
「ニンニクの匂い?ならば滋養をつけ、匂いを口にするものがいなくなるほど見事な功績を立てればいいだけのこと」
「この俺と主の腹に入る誉を与えてや…美味いなこれ」
食べるより百面相を見ている方が面白いと口にすれば「お前の食べている顔も面白いぞ、もっと食え。この大包平と同じ食卓にいるのだ、より上手くて当然だ」と言われた。
やはり大包平はよい。気がつけば鍋はとっくに空になっていた。
February 23, 2024 at 12:11 AM
🍵徒然

霜月の時分、猫の日は温かさも稲穂のそよぐ音も遠く愛しい。
火車切の毛玉や南泉は猫なるか?興味の果てを知りたく思い、稲穂によく似た猫じゃらしを手に密林の奥ならぬ本丸奥へいざゆかんとしていたら、縁側に座る布達磨の姿。
「山姥切国広やい」
悪戯心で猫じゃらしを顔にひたとつければ、「綺麗とかいうな」振り返ると猫じゃらし色の髪とじゃれつくような愛らしさがあった。
February 22, 2024 at 11:57 PM