ストラングル・成田
stranglenarita.bsky.social
ストラングル・成田
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ポール・セロー『鉄道大バザール』は、日本を含む旅行記だが、日本の列車で、江戸川乱歩の英訳短編集を読む場面があって驚いた記憶がある。北大でクラーク博士が聖人のように慕われているのを、アマーストの百姓大学の学長クラック(ひび割れ)博士とは笑わせる、とか手厳しく書いていたはず。
November 16, 2025 at 1:18 PM
本日の「ほんわか塾」は、ポール・セロー「A Little Flame」大使館勤めの若い男のところに、最近中国人妻を亡くした老いた男がやって来て、妻の話を始める。不倫疑惑に始まり、男同士の共感で終わる、いい話。と悦に入ってたら講義を聴いて蒼ざめた。確かにそう読むのが、正しいようだ。思い込み危険。
November 16, 2025 at 1:18 PM
本日のほんわか塾はボルヘスの「シェイクスピアの記憶」。ドイツのシェイクスピア学者がシェイクスピアの記憶をもっている男から記憶を譲り受ける。研究者として次々と発見もあったが、本来の自分の記憶が次第に追いやられ…。個人のもののようであり、そうともいえない。記憶の不思議に思いを馳せる。
October 19, 2025 at 12:43 PM
本日のほんわか塾は、イタロ・カルヴィーノ「ある近視男の冒険」(『むずかしい愛』収録) 若島先生の最初の著書『乱視読者の冒険』のタイトルは、この短編ともう一つの作品からつけた由。「眼鏡」という小道具で世界と自分のズレをエレガントに描き出し、様々な思考に誘うという趣旨の説明に大変納得。
August 17, 2025 at 12:59 PM
本日のほんわか塾はジョルジュ・ペレック「冬の旅」。文学研究者が偶然手にした本にはランボーやマラルメら詩人の詩句の断片が散りばめられていた。ただし、この本の出版は詩人たちの作品発表以前のこと。奇想に基づく偽文学史物で楽しめるが、発表者の発言から深読みできる多層の構造をもっていることを知らされた。
May 18, 2025 at 5:11 PM
本日の「ほんわか塾」はラヴクラフト「アウトサイダー」。人と接触しないで育った男が外世界に触れて己のことを知る。ポーの小説の影響が強い初期作ながら、オイディプス的収束 (〇〇が犯人)をみせる話でもあり興味深い。最後に若島先生が自分にとってきつい話と言われたのには思わず笑ってしまった。
April 20, 2025 at 12:42 PM
「英語で短篇小説を読む」用のアカウントをつくりました。
April 13, 2025 at 3:21 PM