『絶対斜めに切ったらダメだからね』
「最前は尽くすが私は美容師ではないんだぞ」
『でもレイ先生ならこういう細かい作業も得意でしょ?』
「喋るな、顔が揺れると上手く鋏が入らない」
(手術のときもこんな真剣そうな顔してるのかな……)
『絶対斜めに切ったらダメだからね』
「最前は尽くすが私は美容師ではないんだぞ」
『でもレイ先生ならこういう細かい作業も得意でしょ?』
「喋るな、顔が揺れると上手く鋏が入らない」
(手術のときもこんな真剣そうな顔してるのかな……)
『う……レイだってよく飴くれるでしょ』
「それは糖分補給のためだ。今のお前に必要なのは糖分じゃなくて睡眠だと思うが?」
『レイもまだ起きてるじゃん』
「ならさっさと寝るぞ。子供の寝かしつけなら慣れてるが、お前は一体いつになったら寝てくれるんだろうな」
『私は子供じゃないです〜!』
「じゃあ俺は必要ないか」
『………』
「そんな顔をするな。心配しなくても丁度暖かい抱き枕がほしいと思ってたところだからな」
『う……レイだってよく飴くれるでしょ』
「それは糖分補給のためだ。今のお前に必要なのは糖分じゃなくて睡眠だと思うが?」
『レイもまだ起きてるじゃん』
「ならさっさと寝るぞ。子供の寝かしつけなら慣れてるが、お前は一体いつになったら寝てくれるんだろうな」
『私は子供じゃないです〜!』
「じゃあ俺は必要ないか」
『………』
「そんな顔をするな。心配しなくても丁度暖かい抱き枕がほしいと思ってたところだからな」
でも素直に「お前はぬいぐるみを幸せにする才能があるのかもな」って褒めてくれる…か……?
『レイ先生が患者さんを幸せにするみたいに?』
「あぁそうだ。ほら見てみろ、このたにくうさぎの口角もなんとなく上がってる気がするだろう?」
『……ふふっ、私を幸せにする才能はレイ先生が一番あるよね』
でも素直に「お前はぬいぐるみを幸せにする才能があるのかもな」って褒めてくれる…か……?
『レイ先生が患者さんを幸せにするみたいに?』
「あぁそうだ。ほら見てみろ、このたにくうさぎの口角もなんとなく上がってる気がするだろう?」
『……ふふっ、私を幸せにする才能はレイ先生が一番あるよね』
『ねえ聞いてよレイ先生。さっき知らない人に声を掛けられたかと思ったら突然目の前で転けだしたの!』
「遅刻の理由が増えたようで何よりだ。次の検診には時間通り来るように」
『……その男の人の足元に氷が張ってたのは気のせいかなあ』
「スケートもできないような男はお前に相応しくないだろう」
『素直に嫉妬したって言えない先生は私に相応しいの?』
「……次の患者の時間が迫ってる。早く検診を進めるぞ」
『ねえ聞いてよレイ先生。さっき知らない人に声を掛けられたかと思ったら突然目の前で転けだしたの!』
「遅刻の理由が増えたようで何よりだ。次の検診には時間通り来るように」
『……その男の人の足元に氷が張ってたのは気のせいかなあ』
「スケートもできないような男はお前に相応しくないだろう」
『素直に嫉妬したって言えない先生は私に相応しいの?』
「……次の患者の時間が迫ってる。早く検診を進めるぞ」